英国に留学した語学力と
柔軟な知識を活かし

戦後、
日本の舵取りを担った
人物がいました。
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歴史上の事実を
都合よくごまかしたところで何になる。

後年、そのごまかしが事実と信じられるような時がくれば、それは本当に一大事であると同時に、

重大な罪悪であると考える。


『プリンシプルのない日本』より


白洲次郎

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筋の通らないことを嫌い
数多くの名言を残した

白洲次郎。

紹介した言葉の中にある
「歴史上の事実を誤魔化すな」
とする一節

重みのある言葉です。

先を見る能力がなく
善悪を正確に
判断しない者が干渉すると

論点をずらし
印象や情報を操作して
善を悪にすり替えたり
白に黒を被せたり
歴史上の重大な事実でさえ
あやふやに伝えてしまう。

誤魔化しは
必ず明るみになることを
伝えた偉人です。

日々溢れる情報は
どれだけ正確な内容か。

情報を開く毎に
神経が尖ります。

テレビは視聴率
新聞雑誌は販売部数、ネットはPV数につられてしまう。


何も考えず
余分な情報を
得ることをやめました。

必要な情報は必要な分
確かなもので調べるのみ。
見ない、読まない、
タップしない。

間違った情報の認識は
人を傷付けると
知っているからです。

見出しで扇動し
好奇心を煽るニュースには、見出しや文の最後に「か」や「?」が付いていたり、断定されていない、あやふやな情報も混じるからです。

それは殆ど
記名のない方の

「私見」「意見」「誘導」
でしかないから不要。

和訳された内容や
アンケート、順位、独自調査を見てしまった場合は、特に鵜呑みにしない。

そう心がけます。

AIや外国語で伝えたい真意は
変換する際、日本語の数多ある表現方法のセレクト次第で伝わる印象が、随分変わるものです。

社会には
日本語の抜け道、日本ならではの文化やビジネスモデルが存在している事実、知識を得ておく必要性を感じます。

誤魔化しを指摘した
白洲次郎氏は、後世の人々に

「本当の眼」

を養う大切さを
伝えているのだと思います。

「一事を以って万端を知る」

といいます。

しかし、
情報社会の今般

「一文を以って万端を知る」

ことも多いにありそうです。