●考える力
●立ち向かう力

自分の知識に
歴史学あれば
困難が立ちはだかった時
正確な考えのもと
立ち向かうことができます。

偉人の生き方から
和歌の奥深さから
実記の真意から


史実が自分に教えるもの

それは多分
どんな場面でも

【負けないこと】

なのかもしれません。


強く生きられる人
ばかりじゃない。

でも

強くなれなくても
負けずに生きることは
できる。

たまに寝たふりもいい。
言葉からヒントを得たら
自分の知識と知恵にする。


今回は
【負け学】
学びます。


後世まで伝わる
ゲス武将、愚将
成り済まし武将は
色々な視点、角度から
断片的に残されていますが
それにも理由があります。

教訓を知ることが
社会への備えであり
防災効果だと感じています。

さて、負けるとは。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

義に背けば
勝っても勝ちではなく

義を貫けば
負けても負けではない


井伊直孝

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


井伊直孝公は
井伊直政の二男。

赤鬼を継ぐ「赤牛」と
呼ばれました。

鬼を継いだ
「夜叉」の姿と重なり
後世で語り継がれ
父親譲りの剛毅果断
剛将からの言葉。

義において
勝ち負けは
他人の判断ではないこと。

そして
負ける人間には
負ける理由があると
いうことです。



名将と同じく
愚将も
一日にして成らず。

名将たちは幼い頃から寺で修行を積んだり、秩序、良識、作法、読み書き等を自然と学ぶ環境が備わっていたりして、常識が身に付いています。

教えが身に付かなかった者は
誠実さ、謙虚さが足りず
良識に欠け
目先に左右されるものです。

そして
愚将が選ぶ
家来も
同様の愚かな振舞いをする
同類。

愚を養う
愚将。

現代はどうか。

集団のリーダーや
経営者を見れば
どういう環境なのか
語るに及ばずです。


「ゲスリーダーの掟」

●約束を守らない
●字が汚い
●食べ方が汚い
●だらしがない
●食育がない
●知性がない
●話題が下らない
●学ぶものがない
●尊敬できない
●部下が似ている


残念なこの10ヶ条、
ひとつでもアウトですが
満点の方もいるとか。


ビジネス講義書に
ありました。

横道に逸れましたが
最低なリーダーが存在する場所に、居る意味、労働する意味は無いのかもしれません。誰しも人生には限りがある。


無駄な時間を過ごしたくなければ、己の教養と知性を高めなければならない。
それは、成り済ました愚者を見抜く目であり、正確なものを聞き取れる耳である、と教わった気がします。

知性や良識が
鈍ることこそ
最大の不幸です。

大切なのは
正確な知識。
そして、心。


義の意味を理解する判断力もなく、目先に走り、敗北した数々の武将たちを見た直孝公が残した言葉から見る、人間の負け学。

今も昔も同じ
でしょうか。

学び、鍛え、
愚者に出逢わない環境を
自ら切り開く。


就活の学生さん
働く皆さんを
応援しています。


史実が僕に教えるものは
まだ有りそうです。