NHK「舟を編む」良かったぁ~。

 

 辞書作りにかける情熱を描いた大ベストセラー『舟を編む』を、新入り社員・岸辺みどり(池田エライザ)の視点で連続ドラマ化!大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也(野田洋次郎)を筆頭に、くせ者ぞろい。

みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。

 

 2月18日から放送していたNHKプレミアムドラマ「舟を編む」(全10回)を、観終えた。

 三浦しおんのベストセラーのドラマ化で、2013年には松田龍平・宮崎あおいで映画化され、映画の各賞をたくさん受賞し、2016年には、フジテレビでアニメ放送もされています。

 今回のNHKドラマでは、映画では黒木華が演じた、若手女性スタッフの岸部みどりを中心に、編集部の馬締光也に野田洋次郎(映画では松田龍平)、 香具矢に三村里江(映画では宮崎あおい)、営業・西岡が向井理(オダギリジョー)等が好演している。

 他にもキャストが良い。ぴったりと思いる。馬締と香具矢はもう結婚をしている設定。

 このドラマ企画は、何年か置きに企画してもらいたいほどだ。

 

 このドラマは原作が良い。辞書を作り出す編集部という設定が良い。また、NHKのスタッフが、その原作をうまく利用して、良作を生み出している。

 もし、民放がこの原作でドラマを製作したら、多分恋愛系をどこかサブメインに持ってきて、辞書を編むという内容より、ラブコメにしてしまいそうで、観たらがっかりという事が想像できてしまいそう。

 

 ただ、今回のAX-ONが製作という事でびっくりしてしまった。AX-ONは日テレ系の制作会社ではないか。民放の制作班が、あのクオリティーのドラマが出来るなんて。共テレなら多少は納得はするが、AX―ONは日テレドラマで、気に止まるような作品は最近ない。現在放送中の「花咲舞が黙っていない」が良い例だ。

 

 今年の今まで見たドラマの中では、この「舟を編む」が私のトップだ。昨年もNHKの「大奥」がトップだった。

 やはり、大人が観られるドラマはNHK頼みになってしまうのだろうか。

 民放にも、もう少し考えてもらいたいかな。

 但し、私の個人的な意見です。