わたし的、テレビ番組の歴史 10

1968年 ①

バラエティー番組、クイズ番組、音楽番組が

どんどん登場してきました。

冬と夏のオリンピックも開催され

更に、今もその事件は犯罪史に残る

三億円強奪事件が起きました。

 

 1968年は、2月に「グルノーブルオリンピック」10月に「メキシコオリンピック」が開催されました。メキシコでは、サッカーで銅メダル獲得という偉業を成し遂げた大会になりました。

 世界では、4月にアメリカで公民権運動の指導者キング牧師の暗殺や、ベトナム戦争は激しくなり、12月から中国ではあの文化大革命が始まったとされています。

 日本では、6月26日に小笠原諸島が日本に復帰。いまは当然ですが7月1日からは、郵便番号制度が実施されました。

 そして、7月11日に、「少年ジャンプ」が創刊されました。最初は第2、第4木曜日でした。すぐに「男一匹ガキ大将」と「ハレンチ学園」のファンになったのですが、当時1冊90円でしたので近所の貸本屋さんで、1泊2日10円で借りて読んでいました。友達と賃料を折半の時も。

 8月には日本で最初の心臓移植手術も行われ、文化面では、10月17日に、川端康成さんが日本人初のノーベル文学賞を受賞しました。

 12月19日には、第9次南極観測隊が、初めて南極点に到達した年でもあります。

 そんな1968年12月10日に、今でも犯罪史上に未解決事件として残る「三億円強奪事件」が、雨の府中で起こりました。

 

 「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」という丸大ハムのCMが流行している中、私としてはこの年から、習い事が忙しくなり、学習塾とそろばんが塾がそれぞれ週2日間、書道教室が週1日間、学校では、児童会の役員になってしまったので、それなりに忙しく、殆ど放課後の遊びの時間が無いような過ごし方をしていました。

 

〇そんな中、時間の隙間をぬって観ていた

1968年放送開始の主な番組は………

 

「竜馬がゆく」 NHK 1968年1月7日~12月29日

  NHK大河ドラマ第6作  原作 司馬遼太郎

  幕末、土佐の坂本龍馬の生涯を描いた作品。

  大河最後のモノクロ作品であり、ロケ撮影をした最初の

  作品。

  初回視聴率22.9%、最高視聴率22.9%、平均視聴率

  14.5%(関東地区ビデオリサーチ調べ)と、視聴率は低

  迷し、1994年の「花の乱」が最低記録を更新するまでの

  大河ドラマでは歴代最低だった。

 

  出演 坂本龍馬:北大路欣也、中岡慎太郎:新 克利

     おりょう:浅丘ルリ子、乙女:水谷良重

     武市半平太:高橋英樹、岡田以蔵:前田 吟

     桂小五郎:高橋昌也、高杉晋作:和田浩治

     久坂玄瑞:津川雅彦、西郷吉之助:小林桂樹

     勝海舟:加藤大介    他。

 

   大好きな大河ドラマだ。このドラマを観てからなんと

  原作を読み、それ以来坂本龍馬ファンになってしまって

  いる。(どこかの誰かのようだ)

 

「あしたこそ」 NHK 1968年4月1日~69年4月5日

  NHK連続テレビ小説第8作   原作 森村 桂

  初めてカラー化された作品。

  テレビ小説では初めて橋田寿賀子が担当。

 

  大学入学、卒業、就職、結婚と色々な転機を、人一倍の

  ファイトと行動力をもって切り開いていく主人公・摂

  と、彼女を理解しようとする両親を中心に、世代の異な

  る人々の姿を明るく描いている。

  1968年〜1969年の平均視聴率は44.9%、最高視聴率

  は55.5%を記録した。

          (関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 

  出演 香原摂子:藤田弓子、母・ふみ:中畑道子

     父・豊一郎:中村俊一、兄・大輔:原田清人

     兄嫁・玲子:青山眉子、夫・一郎:米倉斉加年

     画家・重宗恒有:佐分利信   等々。

 

   ドラマは観ていませんが、後年、藤田さんとはお仕事

  を」させて頂きました。

 

「道頓堀」 日テレ  1968年4月3日~1969年3月26日

  制作 よみうりテレビ

  原作 花登 筺

  原作は週刊読売に連載され、連載とテレビドラマ放送

  の同時進行が行われた。

 

  舞台は明治時代の大阪・道頓堀。二人の子供のいる芝居

  茶屋のお茶子・しげと大部屋役者・松之助の夫婦、しげ

  に横恋慕している芝居茶屋の主人・忠兵衛、そんな関係

  を心配している初代鴈治郎らの人間模様と、後にうなぎ

  屋「うな勢」を出す美代、たい焼き屋、“味の店”を出す

  八重、六十郎、市助らの商魂などを、大阪の人々の当時

  のグルメ・流行など巷の話題、道頓堀の町の歴史の紹介

  などを織り交ぜて描いた。

 

  出演 松之助:長門裕之、初代鴈治郎:中村扇雀

     しげ:稲垣美穂子、八重:小山明子

     六十郎:長門 勇、忠兵衛:遠藤辰雄

     市助:南都雄二

  その他 田村高廣伊藤栄子森 光子坂本スミ子

      藤山寛美沢本忠雄朝丘雪路   等々。

 

「肝っ玉かあさん」 TBS 

  1968年4月4日~1972年1月20日 

  3シーズンにわたって全117回。

  プロデューサー:石井ふく子、演出:川俣公明

  作:平岩弓枝(代筆:向田邦子

 

  「少しおっちょこちょいだがしっかり者の母親」を演じ

   た。30%前後の視聴率を誇り、後の「ありがとう」

  「渡る世間は鬼ばかり」に通じる人気路線の先駆けとな

   った。

 

  大正五三子は、女手一つで原宿で蕎麦屋「大正庵」を切

  り盛りしている。長男・一は清田綾と結婚し、長女・三

  三子は看護学校に通っている。

  清田家や大正庵の従業員たちも巻き込み、様々な騒動が

  起きるが、明るく前向きに解決していく姿を描いた。

 

  主演  大正五三子:京塚昌子

      名前は「いさこ」と読む。女手ひとつで子供二

      人を育てながら、蕎麦店「大正庵」を切り盛り

      してきたことから「肝っ玉かあさん」の異名を

      とる。

      昔気質で頑固なところもあるが、人情味豊かで

      涙もろい性格から、大正庵の従業員たちにも

      「女将さん」と呼ばれ慕われている。生きがい

      は仕事と孫。夫とは戦後まもなく死別してい

      る。

  大正家 長男・正一:山口 崇、正一の妻・綾:長山藍

      、長女・三三子:沢田雅美

      孫・九子(ひさこ):細川恵美

  大正庵 職人・堀川長吉:佐野浅夫

      従業員:長谷川裕見子乙羽信子岡本信人

          中原ひとみ、結城美栄子、小鹿ミキ

  清田家 綾の父・保文:千秋 実、母・八重:山岡久乃

      弟・圭司:松山英太郎、圭司の妻・千津:松尾

      嘉代上村香子、

      千津の父・松平一平:伊志井寛

  梅本病院院長:松村達雄、院長の娘・忍:香川京子

    忍の夫・史朗:新 克利、市丸幼稚園・民三:児玉

    、民三の妹・実美:波野久里子

  その他 佐良直美山内 明中村メイコ関口 守、 

                      等々。

  第5回期間選奨受賞

  第6回放送批評家賞(ギャラクシー賞)

  第7回期間奨励賞(出演・京塚昌子)

  第7回放送批評家賞(ギャラクシー賞)

  第11回期間選奨受賞(出演・山岡久乃)

 

   ドラマのTBSというキャッチフレーズにぴったりの、

  下町人情ドラマ。当時は分からなかったが、凄い役者さ

  んがたくさん出演している。このドラマで「肝っ玉」と

  いう言葉を知った。

 

「キイハンター」TBS 1968年4月6日~1973年4月7日

  制作  TBS、東映

 

  国際犯罪者の天国・スパイの甘い猟場ともいわれる大都

  会東京に架空の国際警察特別室を設定して、室長の村岡

  だけが知っている6人の冒険者・キイハンターが平和を

  おびやかす組織・陰謀・悪と戦う活躍を描き、どんでん

  返しを含むストーリーや絶妙のチームワークと、アクシ

  ョン・スタントの派手さで大ヒットした東映アクション

  ドラマの代表作。

  放送期間中は20%を常に超え、最盛期には視聴率30%

  も越えていた。

 

  メンバーと出演者

   キャップ・黒木鉄也 :丹波哲郎 

   ○元国際警察外事局諜報部員。国際警察特別室特

    殊スタッフという肩書きは村岡以外の国際警察員は

    誰も知らない。

    メンバーからは「ボス」と呼ばれ、チームの取り纏

    め役。射撃の名手で空手・剣術の達人、医学に該

    博、英語に堪能でプレイボーイ。普段は鋭敏な推理

    力と行動で事件を解決に導く。黒の帽子がトレード

    マーク。(丹波が出演した「007は二度死ぬ」のタ

    イガー田中をモチーフにしているそう)

   姐御・津川啓子:野際陽子

   ○元フランス情報局諜報部員。勝気な性格であるが、

    優しい一面もある。男を投げ伏せる格闘術と変装、

    語学力が凄い。外国ブランドにも詳しく、潜入捜

    査にも積極的に関わる。

   FBI・吹雪一郎 :川口 浩 

     (第60話「パラシュート殺人部隊」より加入)

   ○元FBI秘密捜査官。冷静かつスマートに捜査を行

    い、メンバーからの信頼も厚い。

    射撃のプロでスキー・乗馬・ヨット・スカイダイビ

    ングなど多数のライセンスを所持している他、軽飛

    行機やヘリコプターの操縦にも秀でている。

   坊や・島竜彦 -:谷 隼人

   ○ある事件で諜報部員だった父を亡くし、黒木の世 

    話になった。そして黒木の助手をしていたことが縁

    で、キイハンターのメンバーとなる。

    純粋かつ熱血漢であるが、そそっかしい面もある。

    二輪・四輪どちらも抜群のドライビングテクニック

    を持ち、無類のカーマニア。

   メンバー最年少・谷口ユミ :大川栄子

   ○18歳で、マスコット的存在であるが「記憶の天才」

    の異名を持つ。黒木のマンションの管理人の娘で、

    黒木に家賃の催促を繰り返していた。頭の回転と気

    持ちの切り換えが抜群に早く、自己主張が強いが、

    憎めないかわいさを兼ね備えている。

    キイハンターのレギュラーの中では、出演回数は最

    多で、262話中237話に登場している。

   先輩・兄貴・風間洋介 :千葉真一

   ○元毎朝新聞社会部敏腕記者。訳あって新聞社を追い

    出された後に黒木の助手として活動していた。

    鋭い推理とずば抜けた身体能力で、危険な潜入捜査

    にも真っ先に行動を起こす、切り込み隊長的存在。

    窮地に陥った時にもめげずに、ユーモアを忘れな

    い。普段はズッコケ・オトボケキャラで、慕われ

    ている。ボスの命令には従順、啓子とはお互いにあ

    しらい合う間柄で、金髪美人には滅法弱い軽業師顔

    負けの敏捷性と、運動神経、筋力、柔軟性抜群で、

    色々なライセンスも持っている。

    母親に頭が上がらない。

   

  その他 村岡室長:仲谷 昇、小田切慎二:中丸忠雄

      壇俊介:宮内 洋、滝裕二:沖 雅也 

                      等々。

     

   大好きでした。土曜の夜は欠かさず観ていました。子

  供むけドラマに出演していた時の千葉真一とは違い、大

  人の千葉真一はカッコよかったです。

 

キイハンター OP (youtube.com)

 

「男はつらいよ」 フジテレビ  

          1968年10月3日~1969年3月27日

  1966年の「おもろい夫婦」以降、フジテレビで放送され

  ていた、渥美清主演の連続ドラマの3作目

  この作品は、渥美清本人から監督であり、脚本家の山田

  洋次を推薦されたそうだ。

  その後は、日本全国の人の人気を得たキャラクターとし

  て、映画シリーズとなっていく。テレビシリーズでは1

  回も柴又ロケはされなかったそうだ。

 

  出演 車寅次郎:渥美 清、妹・さくら:長山藍子

     おいちゃん:森川 信、おばちゃん:杉山とく子

     マドンナ・坪内冬子:佐藤オリエ

     冬子の父:東野英治郎、さくらの恋人・鎌倉道

     夫:横内 正、寅の担当医:諏訪博士:井川比佐

     志

  その他 津坂匡章(秋野太作)、武智豊子佐藤蛾次

      郎佐山俊二市原悦子田中邦衛宮本信

      谷幹一春川ますみ加藤 剛  等々。

 

   テレビ放送時に、誰がこれほどまでのヒット作になる

  と思っただろうか。映画の松竹でさえ、シリーズ化なん

  て思ってもいなかったとか。但し、第一回放送は関東

  8.9%、関西11.5%と振るわなかった。

   詳しくは分析が私には難しいが、たった一言「寅さ

  ん、良いんだよなぁ~。」です。

 

「旅がらすくれないお仙」  NET

  1968年10月6日~1969年9月28日

  原作  棚下照生

    

  小太刀の名手で滅法強い女渡世人お仙と、スタイル抜群

  の女スリお銀が、行く先々で男相手に巻き起こす珍道

  中。

 

  出演  お仙:松山容子、 お銀:大信田礼子

  毎回のゲスト出演者が多彩。第1回は、若山富三郎

  山城新伍 等。

 

  女剣劇で売った松山容子が着物の裾を振り乱し、大信田

  礼子が若さとボインとミニスタイルで暴れまくり、女性

  2人による元祖「バディムービー時代劇」。

  第一回放送で視聴率22%(以下、視聴率はビデオリサー

  チ調べ)を記録し、他局の新番組が軒並み総崩れを起こ

  す中、常時視聴率20%台を確保し、一時はテレビ界の人

  気を一手にかっさらうほどの騒ぎを呼んだとか。

  番組開始二ヵ月で視聴率28%を記録した。当初は1クー

  ルの放送予定が高視聴率を稼ぎ、1969年に入っても裏番

  組、NHK大河ドラマ「天と地と」と互角に渡り合い、1

  年(4クール)に延長された。

 

「進め!青春」 日テレ 1968年10月20日~12月29日

  東宝、テアトル・プロ共同制作

  東宝青春学園シリーズの第4弾、初のカラー放送作品。

 

  高木進は、半年の浪人を経て晴れて私立日東高校の社会

  科教師になることが出来た。だが、初日から学生服を着

  て登校する事になったりと、やることなすこと裏目に出

  て、散々な渾名を付けられたりして生徒たちに舐められ

  てしまう。

  一発逆転を狙って言った「180年前に生れていたら俺は

  けっしてナポレオンに引けをとらなかっただろう。青春

  の辞書に不可能という言葉はない!」という言葉から“ナ

  ポレオン”先生と称され、サッカー部の部長にも就任して

  生徒たちと一緒になって学園生活を送ることになる。

  何かと口うるさい英語教師、河野真知子やお節介な養護

  教諭の熊木愛子という二人の女性と江島教頭ら先輩教師

  たちの間を持ち前のいたずら心で渡り合っていく。

 

  出演 高木進:浜畑賢吉、河野真知子:亀井光代

     戸川校長:東野英治郎、江島教頭:平田明彦

     熊木養護教諭:岡田可愛、美川先生:大塚道子

     父・勝之進:宮口精二、母・はな:賀原夏子

  生徒 中沢治夫赤塚真人徳永玲子夏 純子

     水沢有美 、田坂 都     等々。

 

   1クール11回という、当時のドラマとしては短い期間

  で終了してしまっている。内容としては、王道の青春学

  園ドラマで、問題はなかったと思うのだが。後年、赤塚

  真人さん、水沢有美さんとはお仕事をご一緒させて頂い

  ている。

 

  進め!青春 主題歌 「進め!青春」 歌 浜畑 賢吉 (youtube.com)

 

「東京バイパス指令」 日テレ 

         1968年11月8日~1970年1月30日

  制作 東宝、国際放映

 

  「青春とはなんだ」「これが青春だ」「おれは男だ!」

  「俺たちの旅!」などの青洲ドラマや、「太陽にほえ

  ろ!」「大都会」シリーズ、「あぶない刑事」シリー

  ズなどの、日テレ人気ドラマの岡田晋吉プロデューサー

  の、初の刑事ものドラマ。

 

  特命刑事として抜擢された刑事たちが様々な難事件や凶

  悪事件に挑んでゆく。普段は東京・世田谷通り沿いのス

  ナック「ポロ」の二階に事務所を構える「東京マスコミ

  研究所」の所員(ルポライター)に扮しているが、事件

  が発生し捜査命令が下ると、警察手帳も拳銃も持たない

  「特命刑事」として行動する。

 

  出演 南郷健介警部:夏木陽介、槇竜次警部補:竜 雷

     太、ボロのママ・今野タキ:白川由美、タキの妹

     ユキ:柏木由紀子、トップ屋・中屋:藤木 悠

  その他 宮口精二柴田侊彦永井譲滋成川哲夫

                        等々。

 

   昭和の日テレの刑事ドラマはカッコよい、と思い込ん

  でいる私だが、その大概のドラマは岡田晋吉プロデュー

  サーの作品。ましてや、当時の青春学園ものの2第スタ

  ーが共演している。多分喜んで観ていたはずだ。

 

「お笑い頭の体操」 TBS

          1968年2月3日~1975年12月27日

  毎週土曜日」19:30~20:00までの大喜利番組

  司会 大橋巨泉    ロート製薬一社提供

 

  毎回「創造力テスト」や「定義付けテスト」などのさま

  ざまな「テスト」にゲスト解答者たちが挑戦するという

  内容。

  オープニングでは、解答者たちが穴の開いたパネルから

  顔を出し、各回のテーマに沿う小咄または司会の大橋巨

  泉との掛け合いをする「オープニングテスト」が行われ

  ていた。

  「名解答者」とされたメンバーにはテスト終了時に「ビ

  ッツラプレゼント」というご褒美が贈られ、月の家円鏡

  (後の8代目橘家圓蔵)がそれをお題にしたなぞかけを

  毎週披露していた。

  当初はTBS旧局舎内のスタジオで公開収録を行ってい

  た。スタジオセットや例題のイラストには、「ほのぼの

  君」佃 公彦の作品が使われていた。番組タイトル

  は、当時話題となっていた多湖 輝のベストセラー『頭

  の体操』からの借用。

 

   父親が好きな番組で、日テレの「笑点」とは違うパタ

  ーンの大喜利番組として、私も楽しんでいた。

 

 

「夜のヒットスタジオ」 フジテレビ  

          1968年11月4日~1990年10月3日

  約22年間生放送で放送された、音楽番組のレジェンド。

  司会は、1000回までは基本的に芳村真理をメインに、

  男性パートナー(前田武彦三波伸介井上 順)が交

  代で務めた。その後は古舘伊知郎

 

  童謡の伴奏と同時に大階段セットから司会者が登場し挨

  拶。司会者が季節や時事などの話題で軽くトークをし、

  メドレーを歌うゲスト歌手へ繋ぐ。

  出演歌手が「次の歌手の持ち歌」のワンフレーズを歌

  い、その歌手を紹介し、マイクを手渡しその歌手が「他

  歌手(その歌手の次に歌う歌手)の持ち歌」を歌う。

  バトンリレーの様に他人の歌をワンフレーズずつメドレ

  ー形式で歌っていき、最後はトリの歌手が「トリ前の歌

  手が歌った自分の歌」のサビを歌い集まった出演者と共

  にフィニッシュとなる。

  なお、初登場の若手や海外からのゲスト、「サヨナラ企

  画」の主役、マンスリーゲストの初回などはこのメドレ

  ーに参加しないで、終了後に司会者から口頭で紹介。

  歌の他、スタジオ内のセットでコントを行い、歌に関す

  るオチから歌につなげるコーナーや、「コンピューター

  恋人選び」、「歌謡ドラマ」と、歌謡バラエティー路線

  を採っていた番組前期を代表する名物企画として知られ

  たが、実は第1回放送時点ではまだ存在しておらず、開

  始3か月ほどを過ぎた頃に正式に番組中盤、主に番組初

  出演、あるいは若手・新人の歌手の歌を盛り上げるため

  のコーナーとして定着していった。

 

 出演歌手のトップ3は

1)  五木ひろし 222回(初1971年6月21日・第138回)

2)  森 進一 204回(初1968年11月11日・第2回)

3)  西條秀樹 192回(初1972年12月4日・第214回)

4)  布施 明 177回(初1968年11月4日・第1回)

5)  郷ひろみ 176回(初1972年12月25日・第217回)

6)  田原俊彦 158回   7)沢田研二 153回

8) 小柳ルミ子146回   9)近藤真彦 126回

※100回以上の出演は14名。

 

   当時、私が好きだった音楽番組のトップだった事は間

  違いない。この番組を観ていれば、歌謡曲や外国の歌ま

  でもわかってしまうほどだったかも。

 

「3時のあなた」 フジテレビ 

          1968年4月1日~1988年4月1日

  月曜日から金曜日までの15時台に生放送されていたワイ

  ドショー・情報番組。1981年3月までは「奥さまスタジ

  オ3時のあなた」というタイトルで放送されていた。

 

   この時間帯は、私は学校でしたので、全く観てはいな

  かったのですが、母親は自宅でお裁縫を教えていたの

  で、観ていたらしいです。

 

  初代司会者は、月・火が女優の高峰三枝子さん、水・ 

  木・金がジャーナリストの木元教子さんが担当。その

  後、山口淑子さん、扇 千景さんなど国会議員になった

  人や数多くの女優さんが司会を務めた、一番長くは、14

  年間の森 光子さん。

  第1回の特別ゲストは美空ひばりさんであった。

 

 

 TBSで放送が始まった2つのスポーツ番組の虜にもなりました。

「YKKアワー キックボクシング中継」

         1968年9月30日~1979年3月26日

  月曜日19:00~19:30

  スパースター沢村 忠を生んだキックボクシング番組

 

「TWWA プロレス中継」

         1968年1月3日~1974年3月30日

  水曜日19:00~19:30

  国際プロレスの試合中継

  グレート草津サンダース杉山、豊登 等。

  外国選手も、こちらの方で先に日本へきて、その後有名

  になって日本プロレスに行く選手も多かった。ビル・ロ

  ビンソンモンスター・ロシモフアンドレ・ザ・ジャ

  イント) 等。

   私はこちらの団体の方が好きだったし、30分が手頃だった。

 

 ①   は、ドラマを中心に情報バラエティー番組のご紹介でした。

 ②   は、子供番組とアニメとなります。アニメはスポコン物が出だしてきました。

 

 では………。