わたし的、テレビ番組の歴史 8
1966年 ①
ビートルズが来日!
日本の音楽界でもグループサウンズがブーム
でも私は、テレビアニメを観まくっていました。
日本の総人口が1億人を突破したこの年、1月15日にスパリゾートの草分け「常磐ハワイアンセンター」が福島県にオープン。楽しい年になるかと思っていましたが、2月に「全日空羽田沖墜落事故」が起き、乗客乗員133名がお亡くなりになるという、悲惨な事故が。この死者数は当時の世界一。 また、3月5日には、富士山付近上空で乱気流に巻き込まれ、英国海外航空機の空中分解事故。8月は、日航の訓練機の墜落事故、11月は、全日空機が四国松山沖で墜落事故と、航空関係の事故が多発した年になってしまっている。
そんな中、6月29日にあのビートルズが来日。今でも、タラップを法被姿で降りてくる映像は良く流れている。
6月30日から7月2日までで5ステージ。7月1日の昼の部のステージを、日本テレビが夜1時間の特番として放送すれば、56,5%の視聴率。我が家も観ただろうとは思います。唯、記憶が……。
このビートルズのコンサートがあった6月30日に、今も法廷闘争をしている「袴田事件」が起こっている。
夏過ぎると、政治の世界がきな臭くなってきて、今でもその表現が使われる「自民党の黒い霧事件」が、世間の注目を集めるようになり、12月に衆議院が解散に。
グループサウンズのバンドがどんどん登場し、ザ・スパイダーズの「夕日が泣いている」が120万枚のヒットに。
いざなぎ景気の真っただ中、世間では「新三種の神器」として、カラーテレビ(Color television)、クーラー(Coore)、自動車(Car)の3C時代と購買欲を煽っていました。
テレビ界では、4月に日本テレビを中心に「NNN」(日本ニュースネットワーク)、10月にはフジテレビを中心に「FNN」(フジニュースネットワーク)が誕生し、1958年に発足していたTBS中心の「JNN」(ジャパンニュースネットワーク)と、3グループとなった。
12月31日には、NHKの「ゆく年くる年」に対抗し、フジテレビを除く民放局も「ゆく年くる年」を連合で放送するようになった。
テレビの放送番組表、今でいう「ラテ欄」。最初は、読売新聞が1953年に、スポーツ欄の片隅に掲載したのが始まりでしたが、この年に現在のような裏面に全面でのラテ欄が登場しました。この企画を最初に掲載したのは、ナント!共産党の機関紙である「赤 旗」が最初だったとか。その後大手新聞や地方新聞も現在のようなスタイルに変更していきました。赤旗が最初とは、ちょっとびっくりでした。
〇そんな1966年の放送開始の主な番組は
「源義経」 NHK 1966年1月2日~12月25日
NHK大河ドラマ第4作 原作 村上元三(脚本も)
源義経の生涯を描いた。主役の尾上菊之助は23歳で、
大河ドラマの主役の男性最年少記録だったが、2005年
に同じ義経が主役で滝沢秀明に記録は抜かれたしまっ
た。
平均視聴率は23,5%(ビデオリサーチ調べ)
出演 義経:尾上菊之助 弁慶:緒形 拳
静御前:藤 純子 頼朝:芥川比呂志
清盛:辰巳柳太郎 その他:山田五十鈴 等々。
書ききれない名優の皆さん。
「おはなはん」 NHK 1966年4月4日~1967年4月1日
朝の連続テレビ小説第6作。 原作 林 謙一。
明治中期の愛媛県大洲市出身のお茶目で明るい主人
公・はなは、軍人とお見合いで結婚し子供も授かったが
夫は病で他界してしまう。
女手一つで子供たちを育てながら、幾多の困難を乗り
越えて成長していく姿を描いた。
平均視聴率45,8%、最高視聴率 56,4%
(関東地区ビデオリサーチ調べ)
出演 浅尾はな:樫山ふみ枝 速水謙太郎:高橋幸二
津川雅彦、花沢徳衛、真屋順子 等々。
「おはなはん」は実際には小学校に通っていたので観
て いないのですが、私のとっては大変思い出のある作品
です。
学校に行くのに20分くらい歩くので、いつも朝8時頃
に家を出るのですが、学校まであと5分くらいのところ
にある文房具屋さんから、このドラマのテーマが流れて
くると、遅刻はしないという、時間のバロメーターにな
っていました。このドラマから、朝ドラテーマは、小学
校生活で欠かせないものになったのです。
「氷 点」 NET 1966年1月23日~4月17日
原作 三浦綾子(1963年に朝日新聞社が、大阪本
社創刊85年の、東京本社75周年を記念して募集した
懸賞小説の入選作。
舞台は北海道旭川。継母による継子いじめ、義理の兄
妹間の恋愛感情などの大衆的な要素を持つ一方、キリス
ト教の概念である「原罪」が重要なテーマとして物語の
背景にある。
主演は、継母夏枝:新珠三千代、養女陽子:内藤洋子
その他共演が、岸田 森、芦田伸介、市原悦子、田村高
廣、北村和夫 等々。特別出演で、作家の遠藤周作も。
新珠三千代が養女・陽子いじめの悪女・夏枝を演じ演
技派女優としての評価を高めたと言われている。
平均30%以上の視聴率を記録し、最終回の視聴率が
42.7%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)という大ヒ
ット作となった。1960年代におけるNETテレビの最高
視聴率でもある。
同年、大映でも若尾文子、大楠道代で映画も公開され
ている。
「横堀川」 NHK 1966年4月4日~1967年3月27日
山崎豊子の小説から『花のれん』(寄席もの)と『暖
簾』(昆布商が舞台)の二作を軸にしている。
物語は明治29年淡路島から母が餞別に渡してくれた35
銭を握りしめて八田(やだ)吾平が天保山船着場に到着
し、「大阪で立派な人になって、故郷に錦を飾り母を楽
にさせたい」という大志を抱いてである。という、商売
根性ドラマ。
主演 吾平:長門裕之 河島多加:南田洋子
高森和子、入川保則、加藤道子、北林谷栄 等々
「特ダネ記者」 日本テレビ
1966年4月23日~1967年10月7日。事件記者ドラマ。
毎朝新聞社会部が舞台の中心。そこに勤める記者たち
が、連日事件などを追い、ライバル紙とのスクープ合戦
を繰り広げ、時は団結するその姿とチームワークを描い
ている。
出演 二谷英明、新 克利、石濱 朗、山本陽子、宍
戸 錠、高原駿雄、安藤孝子 等々。
「これが青春だ」 日本テレビ
1966年11月20日~1967年10月22日
東宝制作、テアトル・プロ共同制作「青春とはなんだ」
に次ぐ、東宝青春学園シリーズの第2弾作品。
本作の主人公である大岩雷太は、乗っていたヨットが
転覆した所を漁師の青年・彰に助けられたのち、田舎
町・南海市にやってくる。
ロンドンでの留学経験を活かして南海高校の英語教師
に就任、劣等生ばかりのクラス・D組の担任を務める。
そしてサッカーを通じて生徒たちに人間教育を説き、心
と心のふれあいを図っていく。という青春ドラマ。
出演 大岩雷太:竜 雷太、
藤木 悠、弓 恵子、藤山 陽子、結城美栄子、
岡田可愛、柏木由紀子、水沢有美、沢村貞子、寺
田 農、矢野間啓二 等々。
これぞ学園青春ドラマの基本形のような作品。
布施明の主題歌も良い。(添付レコードは姉の物)
「青い山脈」日本テレビ 1966年4月25日~1966年8月8日
松竹テレビ室と日本テレビの共同製作。
石坂洋次郎原作の『風時と虹と空と』『山のかなたに』
に続くシリーズ作品第3弾として放送。
日本の一地方を舞台に高等女学校の生徒らの男女交際
などを通して当時の社会と人間を明るくユーモラスに描
いた作品。
何度か映画やテレビドラマとして製作されている。
1966年版は、テレビドラマとして2回目の作品。1949
年に最初の映画が公開されている。
その時から主題曲の「青い山脈」(詩:西城八十、
曲:服部良一)は、青春歌謡として歌い継がれている。
出演 寺沢新子:加賀まりこ 金谷六助:関口 宏
工藤堅太郎、中野誠也、村松英子、ロミ山田、
藤原釜足、左卜全、三宅邦子 等々。
六助役の関口宏とゲストで島崎先生の父親役の佐野周二
の親子共演もある。
「泣いてたまるか」 TBS
1966年4月17日 ~1968年3月31日
1話完結形式の連続テレビドラマ。
製作:国際放映、松竹テレビ室
渥美清主演で毎回違う役柄をやるというコンセプトで
はじまった。
監督、脚本も毎回異なっておりバラエティに溢れてい
たが、渥美単独では大変だということで、1966年10月
の2クール目の第14回から青島幸男と隔週交代で出演す
ることになる。
都会的な青島の加入により、番組はバリエーションも
広がり人気を集めた。青島の降板後は再び渥美の単独主
演になったが、職業としては先生にほぼ統一されてしま
い、当初の設定とは異なったものとなった。
1967年10月から再び中村嘉津雄との交互の出演体制
になり、当初の設定である毎回違った役柄、職業という
基本路線に戻った。
全80話のドラマの脚本家には50名、監督にはテレビ局
の演出家の他、邦画各社からの著名な映画監督含め40名
近くがこの制作に加わっている。本当に著名者ばかり
で、山田洋次監督も含まれる。
毎回のゲストも多彩。
「若者たち」 フジテレビ 1966年2月7日~9月30日
大阪府内の5人兄弟(4男1女)が両親(小学校の教
師)を相次いで亡くしてからの暮らしぶりを報じた毎日
新聞の特集記事(1965年11月29日付朝刊「ある家
庭」)を基に制作されたドラマ。
ドラマでの設定では、千葉県の海岸沿いの町となって
いる。
両親を亡くした5人兄弟が、友情・恋愛・確執などを
繰り返しな がらも逞しく歩き続けて行く青春ドラマ。
視 聴者の共感を呼び、開始当初は低かった視聴率も回
を追うごとに上昇していった。
また、ドラマの人気上昇につれ後述の同名主題歌も大
ヒットした。
出演は、長男太郎:田中邦衛、次男次郎:橋本 功
三男三郎:山本 圭、長女オリエ:佐藤オリエ、四男末
吉:松山 省二、オリエの婚約者:加藤 剛 等々。
1966年、第3回ギャラクシー賞テレビ・フィクション
部門受賞。
子供ながらにもこのドラマ好きでした。モノクロの中
の臨場感とか、男兄弟のいない私は、男兄弟が欲しくな
りました。
主題歌「若者たち」は、今でもカラオケの十八番です。
「銭形平次」フジテレビ 1966年5月4日~1984年4月4日
原作 野村胡堂 製作:フジテレビ、東映
ドラマ史上最長の全888話という金字塔を打ち立てギ
ネスブックで世界記録に認定されている。
最高視聴率:35,5%、平均20%の視聴率を誇ってい
たそうだ。
物語は1話完結で、神田明神下の平次親分の活躍が描
かれている。
主演は、銭形平次:大川橋蔵、お静:八千草薫(その後
2人交代)、八五郎:佐々十郎(その後林家珍
平)
その他、藤尾 純、宮園 純子、神田 隆、鈴
村由美 等々。
長寿番組なので、たくさんのゲストの方が出演してい
る。
ている。
今でも、時代劇専門チャンネルでよく観ています。
「新吾十番勝負」TBS 1966年10月3日~1967年6月26日
原作 川口松太郎(朝日新聞の連載小説)
TBSの「ブラザー劇場」(月曜19:30-20:00)枠。
徳川吉宗の隠し子・葵新吾と周囲の人間模様を描いた
作品で、映画化・テレビドラマ化が何度も行われた。
主演 葵新吾:田村正和、吉宗:佐野周二、お鯉の方:
扇 千景、大瀬康一、月形龍之介、東千代介、織
本順吉 等々。
田村正和のテレビ時代劇初主演作。
「快傑黒頭巾」フジテレビ 1966年1月10日~4月3日
原作 高垣 眸
放送時間は、開始当初は月曜19時30分 ~20時00分だ
ったが、『ウルトラQ』(TBS系列)の影響で人気が激
減したアニメ『W3』と枠交換を行うため、わずか1ヶ月
で日曜19時00分 ~19時30分に代わった。
主演の黒頭巾:加島 潤、共演に桐山明子、金子光伸、
天津 敏、里見たかし、小林重四郎 等々。
父親が好きで観ていた記憶が……。
「なんでも110番」 フジテレビ
1966年11月17日~1967年6月29日
毎週木曜日19:30からの30分枠のコメディードラマ。
地方の温泉町「湯の里温泉」の駅前交番に赴任した女性
警察官・丹下キヨが、町の人々と繰り広げる人情コメデ
ィ。
出演の丹下キヨ:丹下キヨ子他、てんぷくトリオ、晴乃
チック・タック、堺駿二 等の芸人が出演。
収録は、大手町のサンケイホールで収録。
「奥様は魔女」 TBS 1966年2月1日~1968年9月3日
※放送終了半年後からNETが放送
1964年から1972年まで、アメリカのABCで全254話
が放送された、シチュエーション・コメディドラマ。
広告代理店に勤めるダーリン・スティーブンスが結婚
した相手、サマンサは魔女だった。彼女の結婚に反対す
る母親のエンドラを初めとする彼女の親戚たちも現わ
れ、スティーブンス家に次々と珍騒動が巻き起こる。
出演と声優は
サマンサ:エリザベス・モンゴメリー、北浜晴子
ダーリン:ディック・ヨーク、柳澤慎一
サマンサの母エンドラ:アグネス・ムーア、北原文枝
サマンサの父モーリス:モーリス・エヴァンス、
川久保潔
クララおばさん:マリオン・ローン、関 弘子
ダーリンの上司:デヴィッド・ホワイト、早野寿郎
等々。
NA:中村 正
オープニングの『奥さまの名前はサマンサ』で始ま
るオープニングナレーションはオリジルだそうだ。
このドラマは、今もCSで放送している局もあるが、
今観ても飽きない。日本の魔法物の少女アニメや「奥
様は18歳」などのドラマにも影響を与えている。
「わんぱくフリッパー」 フジテレビ
1966年6月6日~1968年9月3日(シーズン1&2)
MGMが制作していたテレビドラマシリーズ。
1964年からNBCテレビで放送されていた。
マイアミの自然保護管ポーター・リックス、その息子
のサンディとバド、そして2人の息子が飼っているイ
ルカのフリッパー、ペリカンのピート、犬のスプレー
が、フロリダのコーラル・キー自然公園(架空の州立
自然公園)を舞台にして活躍する海洋冒険ドラマ。
声優は、ポーター・リックス:矢島正明、サンディ・
リックス:朝倉宏二、バド・リックス:中村メイコ
動物が主役のアメリカの子供ドラマは、当時の日本の
子供たちのあこがれの的だったことは間違いない。
このドラマからイルカの生態とかを学んだし、とにか
く「ラッシー、リンチンチン、フリッパー」は、動物
物三種の神器的なものがある。
「チャコちゃん」TBS 1966年2月3日~1967年3月30日
チャコチャンシリーズ第4作。
今作では、四方晴美の実の両親である安井昌二・小田
切みき夫婦が出演している。
後に続くこのシリーズの中で、「61回」は『チャコち
ゃんシリーズ→ケンちゃんシリーズ』の中でも最長で
ある(60回に達したのも唯一)。
残念ながら、私は毎回観ていたのではないので。どう
しても、女の子の番組という印象が強かったのかも知
れない。
「ウルトラQ」 TBS 1966年1月2日~7月3日
製作 円谷プロダクション
ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)の第1作。
万城目淳(星川航空パイロット)、
戸川一平(パイロット助手)、
江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)の主人公3
人が、毎回遭遇する不可思議な事件を描く特撮SFドラ
マ。
出演は、万城目淳:佐原健二、
戸川一平:西條康彦、
江戸川由利子:桜井浩子、NA:石坂浩二
1話完結なので、毎回ゲストが。
とにかくこの番組は、オープニングの映像と音楽で度
肝を抜かれる。最少は、怪奇現象が多かったが、その
後怪獣が出るようになり、
その後のウルトラシリーズにはよく登場する、ガラモ
ン、ケムール星人も。私が一番怖かったのは、コイン
怪獣「カネゴン」だろうか。
とにかく、ウルトラシリーズの傑作であることは間違
いない。その裏付けとしては、28回の平均視聴率
32%。最高視聴率38,5%が物語っている。
「丸出だめ夫」日本テレビ1966年3月7日~1967年2月27日
原作 森田拳次。
1964年から1967年まで、週刊少年ジャンプで連載。
勉強はまるでダメな小学4年生、丸出だめ夫と科学者
で父親のはげ照が発明したポンコツロボットのボロッ
トが繰り広げるドタバタコメディ。
主演のだめ夫に穂積ペペ、はげ輝:十朱幸雄、
ボロット声:辻村真人
初回視聴率19,8%、最高視聴率27%
アニメより実写版が先に放送された作品。当時、穂積
ペペが天才子役と呼ばれていた。
「忍者ハットリくん」 NET 1966年4月7日~9月28日
原作 藤子不二雄
(1964年の初出時から安孫子素雄の単独執筆品)
製作 東映京都テレビプロダクション。
忍者の里、伊賀から忍術修行のため上京したハットリ
くんが、様々な騒動を巻き起こす物語。居候先の三葉
ケン一との友情をギャグで描くほか、様々な忍術を読
者に紹介する要素も。
出演はハットリくん :野村光徳、野村好徳
(ダブルキャスト)
ハットリくんの声 : 熊倉一雄、
ケン一 :高宮克己、ケン一のパパ :牟田悌三 、
ケン一のママ -:九里千春、
その他、堺 駿二、左卜全、傍田 勉、谷村昌彦
等々。
「マグマ大使」 フジテレビ
1966年7月4日~1967年9月25日
原作 手塚治虫
製作 ピー・プロダクションの特撮テレビ番組。
日本初の全話カラー放送された特撮ドラマ。
地球侵略を狙う「宇宙の帝王」ゴア。地球の創造主ア
ースは、そのゴアと、ゴアの差し向ける敵との戦いの
為、ロケット人間マグマ大使を地球に送り込んだ。
マグマ大使は、アースがマモル少年に与えた特殊な笛
によって呼び出せる。マグマ大使には、モルとガムとい
う家族が。
出演 マグマ大使 :魚澄鉄也、モル:應蘭芳、
ガム:二宮秀樹、吉田次昭、
村上マモル:江木俊夫
父・村上厚:岡田真澄、母・友子:八代万智子、
その他共演が、睦 五郎 、イーデス・ハンソン
声優:アース・清水 元、マグマ大使・金内吉
男、ゴア・大平 徹、ガム・野沢雅子
「ウルトラマン」TBS 1966年7月17日~1967年4月9日
TBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ、お
よびその作中に登場する巨大変身ヒーリーの名称。
TBSにて最初にカラーで放送された特撮テレビ番組。
科学特捜隊のハヤタ隊員は小型ビートルで青い球体と
赤い球体を追跡するが、赤い球体と衝突したうえに墜落
死してしまう。赤い球体の正体はウルトラマンだった。
M78星雲人の彼は、宇宙の墓場への護送中に逃亡した
宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追って地球まで
やって来た。
そして、自分の不注意でハヤタを死なせたことに対し
ウルトラマンは、ハヤタに自分の命を分け与えて地球の
平和を守るために戦うことを決意。こうして、ウルトラ
マンとハヤタは一心同体となった。
以後、ハヤタはベーターカプセルを点火させてウルト
ラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
出演は ハヤタ隊員:黒部 進、
フジ・アキコ隊員:桜井浩子、
ムラマツ隊長:小林昭仁、イデ隊員:二瓶正也、
アラシ隊員:石井伊吉、岩本博士:平田昭彦
等々。NA:石坂浩二
ウルトラシリーズの初期は、観るのが楽しくてしょう
がなかった。ウルトラマンの必殺技スペシウム光線が出
るときの爽快感。
でも、初代とセブンの時は、カラータイマー3分間は
無かったはず。
ウルトラシリーズは唯たんの特撮ヒーローではなく、
世界の平和、地球の自然の大切さなどを、語ってくれて
いた。
私はウルトラマン派でしょう。
「悪魔くん」 NET 1966年10月6日~1967年3月30日
原作 水木しげる 東映製作の特撮ドラマ。
悪魔くんと呼ばれる小学生の山田真吾と人間の大人の
姿をした悪魔、メフィストが妖怪や怪獣などと戦う。
出演 山田真吾:金子光伸
(いつもVネックのセーターを着ている)
メフィスト(兄):吉田義男、
メフィスト(弟):潮 健児
父親:三遊亭歌奴、母親:楠トシエ、 等々。
「エロエムエッサイム」
この呪文で何でもできそう。
「怪獣ブースカ」 日本テレビ
1966年11月9日~1967年9月27日
円谷特技プロダクション・東宝製作の特撮テレビドラ
マ。
発明好きの少年、屯田大作がペットのイグアナである
ブースカを「ゴジラ」のような怪獣に仕立てようと、自
作の栄養剤「クロパラ」を与えた。ゴジラとまではいか
なかったが、ブースカは元の30倍の大きさになり、ユー
モラスな顔とずんぐりした体、人間並みの知能と様々な
超能力を持った「快獣」となった。
そんなブースカを取り巻く子供たちや、近所の住人た
ちの間で繰り広げられる珍騒動を描く。
出演 屯田大作:宮本智弘、メチャ太郎:吉野謙二郎、
ジロ吉:渡辺説十四、ミー子:中原純子、チョロ
吉:藤江喜幸、 大塚周夫 等々。
円谷特技プロの作品「ウルトラQ」の1エピソード「カ
ネゴンの繭」がベースになっており、「もしも家庭に怪
獣が住んでいたら?」というテーマで、かつ当時の子供
たちの視点に立って作られたコメディ。
従来は恐怖の対象として扱われることの多かった怪獣
を子供たちの友達として位置づけ、ウルトラシリーズと
は異なる新たな怪獣像を創出した。それに伴い、肩書も
「怪獣」ではなく親しみやすさを込めて「快獣」として
いる。
「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」などの「ブース
カ語」が当時の子どもたちの間で流行した。私も使って
いたかも。
「サンダーバード」 NHK
1966年4月10日~1967年4月2日
1965年から1966年にイギリスで放送された人形劇。
1時間枠の特撮テレビ番組。
世界各地で発生した事故や災害で絶体絶命の危機に瀕
した人々を、「国際救助隊」と名乗る秘密組織がスーパ
ーメカを駆使して救助する活躍を描く物語。
登場人物と声優
ジェフ・トレーシー(国際救助隊総司令):小沢重雄
スコット・トレーシー(長男・1号担当):中田浩二
ジョン・トレーシー(次男・5号に滞在):桜井英一
バージル・トレーシー(三男・2号担当):宗近晴見
ゴードン・トレーシー(四男・4号担当):和田一壮
アラン・トレーシー(五男・3号担当):剣持伴紀
ブレインズ(メカ開発担当):大泉 滉
ペネロープ・クレイトン=ワード(協力者):黒柳徹子
パーカー(ペネロープの運転手):今橋 恒
ザ・フッド(死の商人):西田昭市
キラノ(トレーシー家の執事):篠田節夫
ミンミン(キラノの娘・ブレインズの助手として、
各サンダーバードの整備を担う):里美京子
初めてこのドラマを観て、人形劇とは思えないリアル
さで、日曜の午後6時が来る事を楽しみ持していた。
当然のようにサンバーバードのメカはプラモデルで購
入し、父親の手を借りず、1号2号は作った。
今でもこのドラマの凄さは、ファンが世界にいること
が納得できる。
本作の設定年代(特に人物の生年)は、主に2バージ
ョン存在するらしい。1970-90年代には設定年代が
2026年となっており、登場人物の生年月日やバイオグラ
フィーはこの年を基準に設定、バージルが次男、ジョン
が三男だった。日本では、『劇場版』のパンフレット以
降バージルが次男、ジョンが三男、アランが四男、ゴー
ドンが五男とする設定がしばらく流布した
私の記憶もバージルは次男だった。
「バットマン」 フジテレビ
1966年6月19日~1967年11月15日
DCコミックスのバットマンをベースにしている、ABCネ
ットワークで1966年1月12日から1968年3月14日まで
放送された、アメリカのテレビドラマ。
大富豪のブルース・ウェインは両親殺害の復讐のた
め、夜はマスクで素顔を隠し、助手のロビンと犯罪者を
見つけては力でねじ伏せて、悪と敵対しゴッサムシティ
の平和を守る。
出演者と声優
ブルース・ウェイン:アダム・ウェスト(広川太一郎)
ロビン:ディグ・グレイソン(太田博之)、
ゴードン総監:ニール・ハミルトン(千葉順二)、
アルフレッド:アラン・ネイピア
(久松保夫→八奈見乗児)
等々。声優はフジテレビ版。
キャラクターのある愛される怪人たち、スピンオフも
数々。ナゾラー、ジョーカー、バットガール、キャッ
ト・ウーマン等々、今でもアメリカでは、新作の映画が
製作されるほどの、スーパーマンと並ぶスーパーヒーロ
ー。
笑いのシーンもあり、めちゃくちゃ面白かった。
ナレーションは日本オリジナルだそうだ。
「宇宙家族ロビンソン」 TBS
1965年から1968年までCBSネットワークで放送されて
いた、アメリカ製作のSFドラマ。
日本では1966年から1968にかけて2シーズン放送され
た。(正式放送期間日?)
1997年(番組内年度)、人口問題を解決するため人類
は宇宙移住計画、通称「アルファ計画」を開始した。
ロビンソン一家は初の宇宙移民として、アルファ・ケ
ンタウリのアルファ・セントリー星を目指して、試験的
に宇宙旅行へ出発した
しかし、スパイのドクター・スミスが紛れ込んでいた
ため、宇宙船ジュピター2号は重量オーバーから軌道を
外れ、目的外の惑星に着陸するはめになった。
あくまでもアルファ・セントリー星を目指そうとする
ロビンソン一家に対し、ドクター・スミスは地球帰還工
作を陰で進めるため、宇宙船の修理もままならず、未知
の惑星上で毎回、未知の生物などと冒険が繰り返され
た。
そして、宇宙のいたるところで遭遇する数々の事件
が……。
出演者と声優
父ジョン:G・ウィリアムズ(金内吉男)、
母モーリン:J・ロックハート(香椎くに子)、
長女ジュディ:M・クリスティン(武藤礼子)、
次女ペニー:A・カートライト(松島みのり)、
長男ウィル:B・マミー(山本喜子)
ロビンソン一家と、ジュディとは恋人の操縦士ドン:
M・ゴダード(市川治)。
そして他国のスパイ、スミス:J・ハリス(熊倉一雄)
とロボット“フライデー”(塩見竜介) 等々。
その後何度か、映画ドラマでタイトルは違うが製作
されている。
アメリカの宇宙者のルーツのような作品。
さぁ、1966年は歴史的な番組や、アニメの名作が有ったので、今回は2回に分けてご紹介することになります。
次回はアニメ作品がたくさん登場です。