○5月7日

 5月5日の「こどもの日」にちなんで、今回は子供向け洋画を4本と、自然ドキュメント系1本です。モーション・ピクチャとかの映画より、やはり子供たちが実際に登場する映画の方が、何倍も良かった。NHKの「ダーウインが来た!」は、私には鉄板番組なので、つまらない理由が

 

 

 1985年公開の「グーニーズ」を観た。エグゼクティヴ・プロデューサのスティーヴン・スピルバーグの原案に基づいてクリス・コランバスが脚色。監督は「レディホーク」リチャード・ドナー

 海賊の隠した宝物を探すティーンエイジャー7人の冒険を描いた作品。

 

 オレゴン州の港町アストリア。13歳のマイキー・ウォルシュは、兄のブランドと家でくすぶっていた。その頃、警察からフランシス・フラテリが脱獄、母親のママ・フラッテーリの運転する車で弟のジェイクとともに逃走した。マイキーの家へ、友達が続々と集まってくる。スペイン語ができて口のうまいマウス、ドジでいつも腹をすかしているチャンク、発明家のデータの3人である。彼らとウォルシュ兄弟は、自分たちを“グーニーズ”と呼んでいた。

 ウォルシュ家は借金のかたに家屋をゴルフ会社に差し押さえられ、明日には家を出なくてはならない。屋根裏部屋で見つけた古地図に書かれているスぺイン語をマウスが解読したところ、海賊片目のウィリーが隠した宝の地図らしい。宝を見つけて借金をかえそうと、とめるブランドをしばって、マイキーらは岬に行く。そこには古ぼけたレストランがあり、あやしげな人物たちがいた。それがフラテリ一家だった。後を追ってきたブランド、そしてチアリーダーのアンディ、ちょっと変わった女の子ステフと一緒にレストランの地下に入り込んだ。

 中には死体と贋札の印刷機があり、暖炉の下に秘密の入口が見つかった。フラテリ一家がもどってきたので、みんなは入口から地下の洞窟へ。とり残されたチャンクから話を聞いた一家が後を追いかけてくる。チャンクは一家の末弟で、地下に鎖でつながれていた奇形のスロースと仲良くなり、鎖をちぎって、2人も地下へ。

 地下洞窟にはウィリーがさまざまな罠をしかけていた。それらの罠をかわして、ついに海賊船を発見、なかの宝石を手に入れた。と思った時、フラテリ一家が来て、みんなは追い出される。がウィリーの罠はまだ終ってなくフラテリ一家も船から逃げ出すはめに。グーニーズは洞窟のすき間から外へ出て、心配していた家族と再会した。宝石で借金もかえすことができる。フラテリ一家はつかまった。そして、海上に海賊船が漂い出てきて、グーニーズの話を信じようとしなかった保安官たちを驚かすのだった。

 

出演は、マイキー役ショーン・アスティン、マウス役コリー・フェルドマン、チャック役ジェフ・コーエン、データ役ジィナサン・キ・クァン、ブランドン役ジョシュ・ブローリン、アンディ役ケリー・グリーン、ステフ役マーサ・プリンプトン

 その他、ジョン・マトゥザックジョー・パトリアーノアム・ラムジージョン・マツザイロバート・ダビ 等々。

 主題歌を歌うシンディ・ローパーが本人役で出演もしている。テレビから映像と歌声が流れる。

 

 アニメ映画とか、モーションピクチャー系の映画では、私の年代にはしっくりこないのだが、やはり人物が登場し、それも子供たちなら文句はない。

 子供たちの集団冒険映画としては「スタンバイミー」と並び評される作品ではないだろうか。スタンバイミーの方が上だとは思うが。

 

 38年前の作品だが、古さは全くない。ただ、今の年寄も老いてしまったら、もう観る事は出来ないだろうな~と、ちょっと悲しくなってしまったりもしました。

 

 

 

 2022年公開のNHKの自然ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の映画化第3弾「驚き!海の生きもの超伝説」を観た。

  新種や不思議な生態が発見され続けている人類最後のフロンティア「海」。謎に満ち、神秘的なその海の世界を舞台に、番組取材班がこれまで撮影してきた200本もの映像素材から厳選した約60種の海の生きものたちを紹介。

  地球の7割を占める、広大な海の世界。そこには、強烈なパンチで貝を砕くモンハナシャコや、驚きの飛行術で敵から逃げるトビウオ、猛ダッシュしてヒナに走り方を教えるジェンツーペンギン、貝の割り方を辛抱強く教えるラッコの子育てなど、数々の驚きを通して海の尊さを描く。

  番組内の次回予告アニメ「マヌールのゆうべ」に出演する人気声優の水瀬 いのりがナレーターを務め、さかなクンがナレーターに加え出演もしている。監督は田所 勇樹。

 

  毎週日曜の夜の番組も楽しく観ている。劇場版も全て鑑賞。私の中の自然界の知識は、NHKの「ダーウィンが来た!」「ワイルドライフ」で出来ていると言っても過言ではない。
 今回はその中でももっともダーウィンぽい海。驚きの映像てんこ盛り状態。映像もデジタルリマスターにしたというだけあって、テレビ番組とは思えない仕上がりだった。

   子供から大人まで、文句なく楽しめる作品。但し、子供とみる時は、お酒飲みながらは、ちょっとやめた方が良いかもしれませんが。
   家族で観られる安心ないい映画だと思いました。

 

 

 2004年公開のアメリカのフルCGアニメーション映画「ポーラー・エクスプレス」を観た。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス。原作は、クリス・ヴァン・オールズバーグの名作絵本「急行『北極号』」

 実際の俳優の動き・表情を全方位から記録“モーション・キャプチャ”によって精細に記録し、そのデータから登場人物をレタリングしている(パフォーマンス・キャプチャとも呼ばれる)。日本では,村上 春樹の翻訳で刊行されている。

 この技法で、声優として参加しているトム・ハンクスが、主人公の少年、車掌などの5役を担当したそうだ。

 物語は、サンタクロースを信じられなくなった少年のもとにクリスマスイブの夜、大きな蒸気機関車が突如現れる。それは北極点へとむかう冒険の旅への汽車だった。

 その蒸気機関車「ポーラー・エクスプレス」は、少年のほかにもサンタを信じる少年少女を乗せて、さまざまな大陸、海上を走り続ける。その最中に起こる数々のスリリングな事件や不思議な出来事を通じて、少年たちは自分に必要なものに気づいてゆく。


 声優として、有名な役者たちが参加している。

父親、車掌、ホーボー、サンタクロース、

ヒーロー・ボーイのパフォーマンス・キャプチャも担当

        :トム・ハンクス唐沢 寿明

ヒーロー・ボーイ : ジョシュ・ハッチャーソン山本 隆平

ヒーロー・ガール:ノーナ・ゲイ三村 ゆうな

ロンリー・ボーイ:ピーター・スコラリ上村 祐翔

知ったかぶりっ子:エディ・ディーゼン

スモーキー:マイケル・ジェッター

スチーマー:マイケル・ジェッター

エルフ隊長:チャールズ・フライシャー

 

 私のような夢や冒険心を忘れてしまった大人たちに観てもらおうとした作品なのだろう。

 でも、私は子供の心には戻れなかった。もう不順になりすぎてしまったのか。

 

 

 2018年公開の「グリンチ」を観た。「怪盗グルー」シリーズや「ミニオンズ」など、数々の人気アニメを生み出すアニメーションスタジオの“イルミネーション・エンターテインメント”が、2000年にジム・キャリー主演で実写映画化もされた、1957年発表のドクター・スースの名作絵本に登場するアメリカの国民的キャラクター“グリンチ”を、新たに3DCGでアニメ映画化した作品。

 監督はヤーロウ・チェイニースコット・モシャー、脚本はマイケル・レシュートミー・スワードロー

 

 幼い頃はつぶらな瞳が愛らしかったが、成長してすっかりひねくれてしまったグリンチ。洞窟の中で暮らす彼は、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人たちに意地悪ばかりして楽しんでいた。

 いつも不機嫌で孤独なグリンチは、フーヴィルに住む人々が大好きなクリスマスの準備に勤しむ中、その大好きな「クリスマス」を愛犬マックスと、めちゃくちゃにしようと計画を企む……。

一方、シンディ・ルーは、クリスマスにいつも母親を助けてくれるサンタクロースにお礼を言いに、彼を探しに行く計画をしていた。この計画がグリンチの企みと衝突していく。

 

 オリジナル英語版ではベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替え版では大泉 洋がグリンチの声を担当。グラミー賞24期獲得の黒人アーティストのファレル・ウィリアムスがナレーターを務めている。

 その他

ドナ(シンディの母親)声 - ラシダ・ジョーンズ、杏

シンディ       声- キャメロン・シーリー、横溝 菜穂

ブリクルバウム(隣人)声 - キーナン・トンプソン、秋山 竜次

マクガークル村長   声 - アンジェラ・ラズベリー

グルーパート     声 - トリスタン・オヘア

オジー        声 - サム・ラヴァニーノ

アクセル       声 - ラモーン・ハミルトン

イジー        声 -スカーレット・エステベス 

                          等々。

 

 声優としての大泉洋はちょっと疑問視。このような作品の時はいつも思う。還暦過ぎて観る作品ではない。と。結局“ながら観”でした。ごめんなさい。

 

 

 2019年公開の「名探偵ピカチュウ」を観た。世界的人気を誇る日本発のゲーム「ポケットモンスター」シリーズの「名探偵ピカチュウ」をハリウッドで実写映画化した作品。監督はロブ・レターマン

 アメリカのレジェンダリー・ピクチャーズと、日本の東宝が製作した。ポケモンの実写映画としては初、任天堂のゲームソフトを原作とした実写映画としては『スーパーマリオ魔界帝国の女神』(1993年)以来となる。

 

 元ポケモントレーナーのティム・グッドマンとポケモンの生き物たちが、ティムの父ハリーの謎の失踪事件を解決しようとするという物語。

 

 子どもの頃にポケモンが大好きだった21歳の青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。

 ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かった。

 探偵業を営んでいたハリーの部屋で、ティムは1匹のピカチュウと出会う。なぜかティムにはそのピカチュウの声が成人男性のものに聞こえ、話す内容も理解することができた。ピカチュウは自らが記憶喪失であることを明かし、自分はハリーのパートナーだったはずであること、自分が生きているのだからハリーも生きているに違いないことをティムに訴える。ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており、新米記者ルーシーの協力のもと、ハリーが事故の前に追っていた謎の薬品を巡る事件について調べ始める。

 

「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが名探偵ピカチュウの声と顔のモーション・キャプチャを担当し、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」ジャスティス・スミスが主人公ティム、ルーシー役はキャスリン・ニュートン渡辺 謙がヨシダ警部補を演じた。

 その他実写版は、スキー・ウォーターハウスオマール・チャパーロクリス・ギアビル・ナイ 等々。

 また、日本語版吹き替えではピカチュウ役を西島 秀俊、ティム役を竹内 涼真、ルーシー役を飯豊 まりえが担当、竹内はポケモントレーナー役で本編にカメオ出演も果たしている。

 

 全世界で4億3,300万ドルの興行収入を記録し、同じくレジェンダリー・ピクチャーズが製作した『ウォークラフト』に次いで、コンピュータゲームの映画化としては2番目に高い興行収入を記録しているとの事。

 ポケモン自体楽しんだことが無い為、ゲームの世界観が良く分からなかったので、正直楽しむことは出来なかった。一つの映画作品としては、私の年齢ではダメだろう。でも世界的に興行輸入が高いのは、それだけポケモンファンがいるという事なのだろうが………。