みなさまこんにちは。佳世先生です。
子どもはいつだってお母さんとお父さんに甘えたいものです。そして、甘えることによって「自分は愛されているのかな」「お母さんとお父さんにとって必要な子なのかな」という不安な気持ちを打ち消そうと、愛情の確認をしているのです。
例えば、わがままを言ったり、ダダをこねて困らせたりすることも「大好きなお母さんとお父さんにどんな自分であっても愛されたい」と願うからこそのことなのです。もしこうして甘えたときに親にあまり相手にされなかったり、感情的に叱られた場合、子どもの「たましい」は深く傷ついてしまうのです。
そして子どもは「愛されている」という自信を無くしてしまい、これ以上「たましい」が傷つきたくないと判断し、だんだん甘えることをしなくなっていきます。しかしながら「たましいの傷」は消えることはなく、親からの愛情を永遠に求め続けてしまうのです。
そしていつしか「お母さんとお父さんが大好きだから、嫌われたくない」という気持ちをきっかけに今度は「いい子」に振る舞うようになる場合があります。つまり、「お母さんとお父さんに怒られたくない」「お母さんとお父さんに褒められたい」と一生懸命にいい子に振る舞うようになり、いわゆる「手のかからない子」になって親から愛されようと求め続けてしまうのです。
そして「いい子でないと愛されない」という気持ちを抱えたまま大人になり「もっと甘えたかった」「もっと関心をもってもらいたかった」という満たされない気持ちが蓄積し、このさみしさを埋めてほしいという「たましいの叫び」が目に見える形となって表れたものが摂食障害であるといえるのです。
「甘えること」は子どもが成長する中で必要不可欠なものであります。そしていっぱい甘えることが出来た子どもほど、しっかり自立できるものです。それは、子どもはお母さんとお父さんに甘えることで無条件の愛情を確認し、ありのままの自分を好きになり、自信をもつことができ、他人を愛することができるからなのです。
金光教平戸教会 細川佳世
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