みなさん、こんにちは
淀屋橋・本町の音楽教室、講師の細田恭子です。
忙しくなってくると、休める時には休んだらいいのに、頭がヒートアップして休めずに走り続けてしまうのは何ででしょう。
そう、まさに、こんな時にブログを書いてしまう私のことです
本格的なコンクールシーズンを迎え、今日は私が考えていることを書かせて下さい。
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『コンクールを受ける意味』
コンクールについては指導者の先生方の間でも捉え方は様々で、教室の方針として生徒にコンクールは受けさせないと決められている先生もいらっしゃるようです。
その理由は様々ですが、一番大きいのは、コンクールに挑むまでの過程や準備が、生徒さんやご家族、そして指導者にとって大変なものであるということは間違いないと思います。
私の教室では、毎年たくさんの生徒さんがコンクールを受けられていますが、うまくなってきたと思う子達にはお勧めもしますし、出たいという子の反対もしません。
生徒さん達にコンクールを利用していただいてる理由はとてもシンプルで、
『目標の設定』
そして、
『小さな成功体験を積み上げること』
この2つです。
もちろん、どうせコンクールを受けるなら1位を獲らせてあげたいとも思っていますが、
音楽は勉強と違って、点数づけがあいまいで好みに分かれるところもあります。だから、生徒さんやご家族にはあまりこだわりすぎないようにお話しています。
(ちなみに、これまでコンクールで1位を獲った生徒さん達の共通点を考えると、どの子もフルートが好きで、私のレッスンを楽しそうに受けてくれているとは思います。)
『目標の設定』
目標の設定については、上達する上ですごく大切なことだと思っています。
これは音楽に限らず、どんなことでも言えるのではないでしょうか。
年に一度の発表会だけを目標にして練習をするのは少し少ないので、その合間にコンクールを利用していただいて、上達のツールとして使ってもらうという気持ちが大きいです。
『小さな成功体験を積む』
産まれてすぐに、フルートが吹けて上手い子なんて、この世には1人もいません。
世界のトッププレイヤーだって、いろいろと試行錯誤しながら、フルートと向き合ってきたはずです。
その成長の過程には、小さな「できた!」という経験を積み上げてきたのだと思います。
私は初めてコンクールに挑戦する子達には
「本番で最後まで吹くことを目標にしようね」と話をします。
2回目の子には
「予選(もしくは本選)通過を目標にしようね」
と声をかけますが、
そうやって一歩ずつ前に進めたことをしっかり褒めてあげて、その気持ちを大切に歩んでいけば、いずれその先が見えると思って指導しています。
最後になりますが、生徒さんはもちろん、特に生徒さんのご家族、コンクールに挑戦されるご家族の皆様にお願いしたいことがあります。
それは
人と比較しないこと
です。
これは最も難しい感情の1つだと思います。
私も未だに気持ちが弱くなると、立派な奏者さんや指導者の方々の活躍を知って、しょぼんとしてしまうことがあります。
でも、今年に入ってから、
自分の不幸探しをしない
と決めたんです。
(いい言葉ですよね!)
他の人が羨ましくて、でも、じゃあその人になりたいかって言ったら、私はやっぱり私がいいなあと思うんですよ。
だから、昨年と比べて、何ができるようになったか、数年前と比べたらどうなれているか、成長できたところだけを探して注目してあげて欲しいんです。
私も子育てを経ていますので、練習をしない!言うこと聞かない!思うように時間が取れない!というのは十分経験済みで、気持ちは分かります
そのような中でも、子供の自己肯定感やモチベーションを下げずにいかにうまく練習させるかは、やっぱりお母様方の手腕にかかっていますので、試行錯誤しながら、サポートしてあげていただけたらと思います。
もし悩まれていたらご相談下さいね!
学校が始まったからか、体調を崩されている生徒さんが多いので、みなさんお気をつけ下さい
それでは、私もがんばります
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