2024年5月25日(土)、今年43回目のランです。

 第41回カーター記念黒部名水マラソン、5kmの部に出場しました。

 

万全の準備

 

 黒部名水マラソンは、2日間の日程で開催されます。私が出場する5kmの部は土曜日で、メインのフルマラソンが開催されるのは日曜日です。

 

 5kmの部の出走は10時55分で、かなり遅い時間でした。朝、ゆっくりと準備できるので、ありがたいことこのうえなかったです。6時半に起床し、7時15分ごろには家を出ました。朝食は「すき家」で、おなじみの「牛まぜのっけ朝食」をいただきました。マラソン大会の時はこの朝食をいただくのが定番になっており、いわゆる験担ぎ的な側面もあります。ご飯をよく噛んで食べ、しっかりとお腹を満たしました。これで、エネルギー切れの心配はないと思います。

 

 朝食を食べた後は、すぐに会場に向かい、8時すぎには到着しました。スタートが11時ごろですから、かなり早い到着に思えます。しかし、私は1か月前の「しんきろうマラソン」で、駐車場になかなか停められず、トイレにも長蛇の列ができているという苦い経験をしていたため、今回は早めに動くことにしました。

 

 幸い、駐車場の数には余裕があり、トイレにも全く列ができていませんでした。会場にはこれでもかといわんばかりに大量の仮設トイレが設置され、何時に到着しようと、トイレ難民になる心配はまったくなさそうです。さすが、フルマラソンの部門がある大規模な大会ですね。出走前、駐車場やトイレでストレスがなかったのは、本当にありがたいことでした。気持ちの持ちようがまったく異なります。

 

 早めに会場入りしたため、時間には余裕がありました。ゆっくりと体をほぐし、ウォーミングアップがてら会場を一周しました。会場の黒部総合公園はかなり大きな公園なので、歩き回るだけでもいい運動になるんですね。

 

 散歩のあとは、河川敷でキロ7分のジョギングをしました。息が切れない程度にゆっくりと走っていきます。朝食をたっぷり食べたため、最初はお腹が重たかったですが、動いているうち、いい具合に体が軽くなってきました。というわけで、今回はほとんど100点満点に近いレース前の準備ができたと思います。

 

 そうしているうちに、開会式が始まりました。この黒部名水マラソンは、ゲストが本当に豪華なんです。五輪金メダリストの高橋尚子さん箱根駅伝の「山の神」として知られる柏原竜二さん磯野あずささん、それにランニングアドバイザーとして有名な三津家貴也さんが来ておられました。信じられないほど豪華な顔ぶれで、思わず「嘘やろ」とつぶやいてしまうくらいでした。田舎のマラソン大会とは思えないような顔ぶれで、あっと驚かされましたねびっくり

 

 

有名な方々が目の前におられ、テンションが上がりました。激励のことばをもらい、気持ちが奮い立つというものです。

 

 いよいよ、2日間にわたる大会が幕を開けました。最初に走るのは、小・中学生の子供たちです。子供たちは、2.5kmの部を走ります。元気一杯な子供たちにとっては、まさしく「朝飯前」の距離なのかもしれません。マラソン大会とは思えないような、風のようなスピードで飛び出していった子供たちは、10分もしないうちに、輝くような笑顔でゴールに戻ってきました。

 

 元気はつらつな姿には勇気をもらいましたね。私は、さすがに子供たちほどの速さで駆け抜けることは難しいですが、自分なりに精一杯の走りをしよう、そう思いました。

 

 10時55分、いよいよ5kmの部がスタートです。高橋尚子さんの鳴らす号砲を皮切りに、私を含む330名のランナーが一斉にスタートを切りました。

 

同級生に囲まれて

 

 さて、今回の大会には、以前の記事でも紹介したとおり、同級生といっしょに出場しました。同級生とは、スタート前に会い、エールを送り合いました。一緒に3回練習して、本当に楽しかったですね。今日のレース、お互いに納得のいく走りができるよう、互いに励まし合いました。

 

 さあ、5kmのランが始まります。1か月前のしんきろうマラソンで、私は集団の塊に呑まれてタイムロスするという失敗をしました(最初の1kmは痛恨の6分30秒でした)。同じ失敗を繰り返したくなかったので、今回は前方に並びます。スタートの直後、人波は適度にほぐれ、前回のように集団に呑まれることはありませんでした。まずは一つ、最初の難所を突破です。

 

 名水マラソンのコースは、公園の周りを2周します。駐車場や住宅街など、正直かなり地味なコースで、大会特有の「高揚感」はあまりありません。ただ、それは私にとってありがたいことでした。高揚感がない分、平常心を保って淡々と走ることができたのです。最初の1kmは、4分45秒ほどで走りました。事前に思い描いていた理想的な滑り出しです。「この調子で行こう!」そう気持ちを入れ直しました。

 

 

 5月に開催される名水マラソンは、毎年暑くなることが恒例で、時には30℃近くまで行くこともあるそうです。私は事前に暑さを覚悟していましたが、この日の気温は20℃ほどで、そこまで暑さは感じませんでした。加えて、風もそこまでなく、最高のランニング日和だったと思いますニコニコ

 

 コンディションが良かったことにはとても助かりました。走っていても消耗が少なく、2km目もキロ4分台をキープすることができました。そうしているうちに、折り返しの2.5kmを迎えます。正直、「もう半分か」と思いました。本番中にこんなことを思える自分に成長を感じましたね。

 

 さて、この日は、一緒にマラソンに出場した同級生の他にも、同級生が応援に駆けつけてくれました。同級生は、折り返し地点の近くで声援を送ってくれました。私の名前を大声で呼んでくれ、ちょっと恥ずかしかったですが笑、でもとてもうれしかったです。後半も頑張ろう、そう思ってギアを上げることができました。

 

 後半戦も、快調に飛ばしていきます。私の事前の目標は「ビルドアップ」でした。しかし、この日は最初の1kmが4分45秒とかなり早かったため、無理に上げていくのは危険だなと思いました。オーバーペースになり、終盤で失速しては元も子もありません。走っている途中で作戦を切り替え、この日は「キロ4分45秒前後をキープ」を目標にしました。

 

  作戦を切り替えたことがよかったようで、後半もキロ4分台の後半をキープすることができました。5月の中旬、「3時間走」で24.5kmを経験していたこともよかったです。あの時と比べれば、後半の2.5kmは本当に短い距離でした。気持ちに余裕を持てたことは本当に大きかったと思います。

 

 淡々と走っているうちに、あっという間にゴールが迫ってきます。ラストスパートをかけるような余力まではありませんでしたが、最後までペースを落とさずに帰ってくることができました。同級生たちが、ゴール付近で再び応援に来てくれました。万感の思いを胸にフィニッシュです。

 

 この日は、最後までキロ4分台を保ったまま、目標の25分を大きく切る自己ベストでゴールすることができましたキラキラ

 

みんなのおかげ

 

 私のゴールからしばらくして、同級生もゴールに帰ってきました。2人で練習していた時よりもグッと早いタイムです。ゴール前で待っていた私は、自分のことのようにうれしかったです。同級生は、笑顔いっぱいにゴールしてくれました。

 

 沿道で応援してくれた子たちも合流して、皆で健闘をたたえ合いました。私たち2人は、本番でともに納得のいく走りをすることができました。本当に、素晴らしいレースになったと思います。

 

 

 近況を振り返ると、4月に部署が異動になり、とても忙しい日々を過ごしていました。疲労がたまりましたし、思うように走れず、もどかしい思いもありました。しかし、ゴールデンウィークに同級生からランのお誘いが来て、そこから気持ちが上向いていったように思います。一緒に練習する中で、だんだんと前向きになり、それがいい走りにつながりました。

 

 5月12日の「3時間走」では極度に消耗し、正直無茶だったかと思いましたが、そこからの回復力、そして走力の向上には本当に驚かされました。これまで経験のないほどの長距離を走ったことで、私の中で大きな壁を突破できたようです。本番は、絶好のコンディションにも助けられ、見事自己ベストを出すことができました。

 

 気持ちが上向くきっかけをくれた同級生、そしてこの日、応援してくれた全ての皆さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 

 最後は、無料でもらえる「塩ソフト」に舌鼓を打ち、会場を後にしました。最高の走りができた黒部名水マラソンですが、出場したのが5kmの部だったため、あっという間に終わってしまった感じがします。来年はぜひ、もっと長い距離を走ってみたいなと思いました。今よりもっと大きくなって、また来年、この舞台に帰ってきたいです。

 


 

100回ラン & 365km への道

 

 

 距離 5.00km 時間 ??分??秒 

 平均ペース 4:?? 平均心拍 180

 

 星年間ラン 43回(あと57回)

 星年間距離 258.43km(あと106.57km) 

 

 

 ほっと一息つきたいところですが、次の大会はなんと「来週」に迫っています。

 次回の大会は、いっちゃんリレーマラソンです。

 初の「団体戦」となるリレーマラソン、どんなレースが待っているでしょうか。