神様とキリストと聖霊が一体であるように人間もサタンも繋がり合い一体化して天一国を目指している! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先回記事末部より

 

先々回記事で説明したように、この天宙の存在を可能にしているのは、キリスト教と聖書では、神霊と聖霊と表現される心情エネルギーです。原理講論では、万有原力と称されています。

 

つまり、霊界も地上界も、神様からの霊として発動されている霊的要素が、あらゆる存在体・・・、象徴的個性真理体をも形象的個性真理体をも存在させている根本のエネルギーとなっているのです。

 

ですから、堕落した私の肉体を存在させ活動させているのは神霊だし、肉体を維持するための食物や、空気や水も全て神霊なのです。そして、心の思考活動や情念の流動を展開させる働きも、本来は聖霊と称されるべき神様の霊が働いているからこそ、人間の心としての活動をしているのです。

 

この聖霊でありながら、私の本心にも邪心にも完全相対し、そのごとくに心の活動をさせてくれているエネルギーの働きは、神様から発動されている心的エナジーに組み込まれている「四大心情圏成就プログラム」によるものなのです。私の堕落性の動きにまで完全相対しながら、しかし、その堕落性をどうしたら蕩減復帰できるかを瞬時に計算し、蕩減復帰できる環境圏を創り上げる方策が、常に本体の夜の神様のもとに送られているのです。人間の肉体における中枢神経と末梢神経の役割のように、情報を神様に送っているのです。

 

夜の神様本体の真の愛の三位一体システムの作用で、一人の人間について送られてきた蕩減復帰の為の情報は、瞬時に他の人間や万物との関係性から計算され、一人一人の人間を同時に蕩減復帰として救うための環境がセッティングされて、地上界の人間に環境が作られ、それによって救われる霊人達が、聖霊の働きにより呼び集められるようになるのです。

 

つまりは、このようにして人間を救うための蕩減復帰摂理が進められるので、一人の人間の生涯にも、国や組織の歴史にも摂理的同時性が現れるようになるのです。ですから、摂理的同時性と聖霊の働きは、切っても切れない関係性にあるのです。

 

さあ、ここまで説明すれば、サタンシステムと対抗し勝利するためには、何が必要なのかが見えてくると思います。悪霊人も堕落天使たちもサタンも、彼らに完全相対しながらの働きの中から、救いの道を切り開くために、彼ら自体の中から、絶えず活動している神霊と聖霊なのです。

 

その神霊と聖霊を夜の神様が自在に働かせるには、三代王権のもとにある聖殿食口が、「お父様の聖霊」と一体となって戦う術を知らなければならないという事になるのです。

 

それを知らずに、どんなに昔のような中心性一体化を叫び、中心への絶対服従と叫んでも、家庭連合を奪ったと同様に、サタンの餌食になるだけなのです。

 

真のお父様が語られた「霊界システム」とは何なのか?二代王様が語られた「王家のシステム」とは何なのか?そこにこそ、天一国勝利の鍵があります!

 

  *****

 

人類が堕落して以降、歴史には摂理的同時性が現れるようになりました。人類始祖が犯した罪から解放されるまで、罪を蕩減復帰せざるを得ない環境が、絶えず現れるようになり、勝利し解放されるまで繰り返されるのです。ですから、世界史にも、国史にも、組織にも個人の生涯路程にも、蕩減復帰のための摂理的同時性は現れるのです。

 

夜の神様は天一国の構想理想を実現するために、創造を展開する神霊と聖霊に「創造原理プログラム」を組み込みました。その創造原理プログラムの核心的中枢プログラムとなっているのが、「四大心情圏成就プログラム」です。

 

人間が堕落しなければ、「四大心情圏成就プログラム」が組み込まれた神霊は、夜の神様との授受作用において、アダムとエバの成長の状況を密接なまでに伝えていたのです。伝えられたアダムとエバの情報から、その成長状況に最もふさわしい自然環境圏を、夜の神様は作り上げるのです。

 

というよりも、夜の神様に伝えられたアダムとエバの情報から、夜の神様のもとにある「四大心情圏成就システム」の中枢で、天宙全体の情報と合わせて分析計算され、その結果がすべての存在体に発信されていくのです。

 

すると、アダムとエバの頭上に輝く星々が、夜の神様からの情報を受け取って輝き、アダムとエバに神様の真の愛を伝えるのです。また朝であれば、足元の草原の草が風に揺れて二人の足を撫で、神様の真の愛を伝えくるのです。ほんの一例ですが、全ての自然現象が、神様からの真の愛を中心とした、神様とアダムとエバの授受作用を成り立たせていた働きとしての存在が、神霊と聖霊であったのです。

 

「創造原理プログラム」の中の、三大祝福を具体的に担うプログラムが「四大心情圏成就プログラム」です。このプログラムによる働きは、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のシステムから可能になるものでした。

 

アダムとエバを存在させ成長させていた神霊は、エバが成長し、新たな生命を受胎できる心と体が形成された時に、エバの母性が夜の神様に神霊によって伝わり、夜の神様が実感として体恤した時から、神霊は聖霊となります。神霊の中の、「四大心情圏成就プログラム」の働きにより、人間アダムとエバに働きかける神霊が、聖霊と称される神様の霊となるのです。

 

この神霊に組み込まれたプログラムの働きから、アダムとエバが四大心情圏を成就できる環境を、自然なままに造り上げるシステムを「霊的システム」と名付けます。神霊に組み込まれた、プログラムによって働くシステムとなるからです。

 

ところが、聖霊と称される母性を体恤する直前に、エバは堕落してしまいました。そして、そのエバの誘惑により、アダムも堕落してしまいました。

 

この堕落の悲しみから、神様を勇気づけた存在こそが「四大心情圏成就システム」の働きだったのです。

 

神様が人類始祖堕落の悲しみから、救いの為に立ち上がられた状況を解説した「真の父母様本体論」入門編から抜粋引用します。

 

  **「真の父母様本体論」入門編より抜粋引用**

 

 堕落した人間の肉体の生命と永遠の生命を守るために、その堕落人間の堕落性のままに働く「神の霊」「聖霊」となります。それは聖霊とは呼べないでしょう。しかし、被造世界の全体目的において、すべての万物が一体となって、堕落人間を救うために蕩減復帰の環境圏を、一人の人間の環境圏、他者との環境圏に作り上げてくるのも、同じ神の霊であり聖霊なのです。

 

 堕落せずにアダムとエバが初夜を迎えたなら、そこで地上天国と天上天国が同時に生じたのです。そして、人間世界と霊界に、雷鳴がして稲妻が走るようにする装置が作動したのです。それは神様に超越超絶な真の愛の感動的刺激となって、それまでに注いだ136億年分の真の愛の喜びとなって返ってきたはずです。

 

 ところが、天使長がエバを誘惑し、アダムとエバは堕落の底に落ちたのです。被造世界のすべての万物を構成する素粒子・原子・分子、そして生命体の細胞の感情に激痛が稲妻のように走り、すべては絶望的な悲しみとなって神様に返ってきたのです。136億年の歳月の、全てが爆破されたのです。アダムとエバの生殖器が真の愛で結ばれたならば、被造世界の万物の全て、それまで地上界に生まれては死んで、形態を変えてきた全ての細胞を巡って来た真の愛なる「生素」が、結ばれた生殖器に結実したはずでした。

 

 136億年前に神様が発動した心情エナジーは、真の愛の「生素」に満ちたものでした。その生素が創造された全天宙を巡って、二人の生殖器に、心情エナジーを発動した夜の神様と、まったく同次元の心情の動機として結実したはずなのです。さらに心情そのものは、アダムとエバが愛し合い成長するほどに、エバの母性の成長とともに神様とアダムも母性を体恤し、一人でも真の父母の心情を得て、アダムの精子として結実したはずだったのです。アダムの精子をエバの卵子が迎え入れ、そこから神様の血統が始まるはずでした。しかし、エバに結実し誕生したその命は、サタンの血統となってしまったのです。

 

 惨憺たるその地獄の渦中から、昼の神様の神の霊・聖霊の働きはもくもくと蕩減復帰を始めたのです。アダムとエバが堕落したその瞬間から、堕落した感情に従って働き、堕落性に従って二人を生かし始めたのです。夜の神様自身が、自ら構築したその心的エナジーの働きに、どれほど感激し支えられたでしょうか。そしてそれは、真のお父様の真の愛の根源にある心情となったのです。

 

 その感激に励まされた夜の神様は、全被造世界に対して、サタンの血統から生まれる全ての堕落人間の救いのために、アダムとエバの愛の完成のために築いた被造世界という霊的システムを、蕩減復帰の環境圏を作り上げるシステムとして稼働させ始めたのです。

 

 蕩減復帰摂理の為の環境圏を作り上げる霊的システムは、万物だけではなく、堕落人間そのものと霊界に入った堕落人間たちをも、昼の神様の管理下において稼働するものなのです。昼の神様にはそれ自体の意思も心情もなく、夜の神様の意思と心情のもとにある心的エナジーの四大心情圏成就プログラムと、現象エナジーの創造原理プログラムのもとで環境圏及び関係性が作り上げられていきますから、そこに責任分担が生じるのです。

 

 堕落人間を存在成長させるために働く心的エナジーは、その人間を主体として完全対象となって働きながら、なおかつ神様を中心としてその人間の救いのために、罪の蕩減復帰のために働きます。神様を中心として完全対象となっていることから、その他の堕落人間に働いている心的エナジーと神様を中心として繋がっています。つまり、神様を中心としては、全堕落人間が神様の蕩減復帰摂理の環境圏を作り上げる霊的システムに繋がっており、霊界に入った堕落霊人たちも繋がっていますから、霊界システムとも表現されるようになります。

 

 天使長とアダムとエバの間の堕落が、アベルカインによる蕩減復帰として展開しますから、人間と人間の間の関係性において、また、人間と霊人の間の関係性において蕩減復帰を進めることになります。歴史が進み、人類が産み増えるほどに、その関係性は複雑に絡み合いながら、集合体や組織における蕩減復帰にも拡大してきました。蕩減復帰摂理には中心人物が立ち、信仰基台・実体基台が必要になり、数理性による蕩減期間が現れるようになりますから、それぞれの歴史に同時性が生じるようになります。

 

 つまり、歴史的同時性とは神様が創造した被造世界の四大心情圏成就の為の霊的システムが、堕落によって蕩減復帰摂理の為の霊的システムとなり、それが稼働した結果として現れたものなのです。

 

 神様が全人類の一人一人を愛するように、この蕩減復帰摂理の為の霊界システムは、人類の一人一人が中心人物であり、主人公として緻密に絡み合って組み込まれているのです。復帰摂理の必要に応じて、先駆けて道を切り開く者もいれば、より深い地獄の底から這い上がってこなければならない者もいるでしょう。

 

 全ての人間一人一人に蕩減復帰摂理があり、全ての国の一国一国に、また組織の一つ一つに蕩減復帰摂理があります。昼の神様の心的エナジーに組み込まれた四大心情圏成就プログラムは、人類始祖の堕落によって蕩減復帰摂理展開プログラムとして稼働するようになりました。神様が堕落した息子娘を救うために、それぞれを中心人物としながら、その息子娘が自らの責任分担において、救いの道に進めるようになるための蕩減復帰の環境圏を、常に作り出すために霊界システムは稼働しているのです。

 

  **引用終了**

 

一人一人の蕩減復帰摂理を現象化させる「四大心情圏成就プログラム」は、悪人や悪霊人の心の中でも厳然として機能しており、また堕落天使たちの心の中でも機能し稼働しています。サタンにおいても同様です。

 

私たち人間の心の内に良心作用があるのも、この「四大心情圏成就プログラム」が働いて来るからです。

 

歴史的決戦を迎え、今必要なのは、サタン軍のそれぞれの心の内から働きかける、「四大心情圏成就プルグラム」の働きかけなのです。その働きを強固なまでに増大させる使命を担っている者たちこそ、三代王権のもとにある私たち聖殿食口であり、氏族メシヤ王王妃なのです。

 

 

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