お父様の聖霊の働きをあなたは信じますか?それとも妄想物語だと嘲笑しますか? | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先回記事末部より

 

栄進様と国進様のそれぞれが「天の号令」に従い、「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」の基準を立てられたので、栄進様の家庭崩壊は無かったことになり、栄進様御家庭が果たすべき孝進様崩壊の蕩減復帰は、国進様にそのまま引き継がれることになりました。ただ、引き継がれるだけではなく、二人の精誠・・・つまり、栄進様の愛のために生命まで捧げた心情と、その心情に完全屈服し愛と生命を受け止めた国進様の心情が一体となった条件が立ちました。その条件により、栄進様の長成期完成級での祝福が無かったこととして、国進様に完成期蘇生級の祝福が与えられるのです。

 

それこそが、サタンが生命と四大心情圏の家庭を奪った最大実権行使に対して、神様が与えることの出来る「最大実権行使」となるのです。

 

神様の最大実権行使において、国進様の妻・劉順朱様も、ともに栄進様の残された子女様を養子に迎え、ともに神様の前に条件を立てた立場になりますが、何ゆえに離婚しなければならなくなるのでしょうか。それは、この後においても不信を続けていく要素が抜けない全祝福家庭を、将来において、完成期蘇生級の祝福の道を残す為でした。その事については、次回の記事で説明していきましょう。

 

  *****

 

夜の神様と真のお父様が勝利された極秘戦略の奥義を、まるで見て来たかのように解説していったならば、逆に信じられず疑われることになるのは、承知の上で書かなければなりません。それこそ、康賢實真のお母様が表現された、「人間的に考える痕跡が残っている」私たちの悲哀ということになります。

 

真のお父様は「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストとして、聖殿食口の皆さんに霊的覚醒を迎え、お父様の聖霊の働きを信じられるようになってほしいと、切実に願っています。

 

1995年8月に孝進様の妻・洪蘭淑(ホン・ナンスク)が、5人の子供を連れて文家(真の家庭)から逃亡した時点で、真のお父様の長子が後継者となる道を断たれました。

 

表向きの公的な摂理は、アベル・興進様との一体化に勝利したとみなされたカイン・孝進様は、後継者と認定され、祝福家庭の前にアベルとして立つようになりました。そのアベル孝進様に、二世たちが自由と責任において一体化し、内的アベルカイン一体化の基台が出来ていました。しかし、その心情一体圏が幹部たちから祝福家庭全体へと拡大することなく、逆に幹部を中心とした祝福家庭の孝進様に対する不信として拡大してしまいました。

 

この不信とは、心情世界のことであり無意識世界のことです。口では信じていますと、確信を持っている気持ちになれたとしても、無意識世界に潜む実感の情念まで突き詰めていった話です。

 

公的な表向きの摂理は、孝進様を飛行場に見送った二世のアベルカイン一体の基台をもって、あたかも三男・顕進様が後継者となったかのように進められて行きます。1998年7月19日に「顕進様世界副会長就任式」が行われました。真のお父様は世界会長になることを指示しましたが、顕進様は「自分は不足だから」と、副会長になることで了承したのです。

 

しかし、長子・孝進様と三男・顕進様によるアベルカイン一体の公式路程は、すでに孝進様の御家庭が崩れることによってサタンが侵入しています。ですから、「顕進様世界副会長就任式」のみ言において、顕進様には蕩減が残っていると明らかにしているのです。

 

「3代までは救援摂理の蕩減が終わっていなかったので、顕進君も世界平和家庭連合副会長という責任を負い、まだ蕩減の道を行かなければならない道が残っているため、私たちの願いはこの蕩減を3代を過ぎて、第四次アダム圏解放時代である地上天上天国をその結論とし、それに向かって前進していることを皆さんはよく知っています。」(就任式み言より)
 

このサタンが侵入した長子・孝進様と三男・顕進様による一体化路程から、サタンを分立するために出発した路程が、その前年1997年9月7日の亨進様と栄進様の祝福式による、隠されたアベルカインの一体化の為のサタン分立路程です。

 

二人の祝福式の四日後、9月11日に「第四次アダム圏宣布」が為され、亨進様と栄進様の祝福が重要な意味を持つと話されるまでの、み言の冒頭部分に第四次アダムについて言及されています。

 

  **引用開始**

 

 今日は何日ですか? 九月十一日です。今日から「第四次アダム圏時代」が出発します。第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムには蕩減が必要でした。しかし、第四次アダム圏時代には蕩減が必要ではありません。そのため、第四次アダム圏時代に入っていくには、安息圏と解放圏が必要です。迫害のない時代に入っていきます。悲しみのない時代に入っていくのです。

 

 第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムは、神様の恨を抱いてこの地に来ました。そのような恨を第四次アダムにまで抱かせてはなりません。第四次アダム圏時代には、定着時代に入らなければなりません。第四次アダムを中心とした本然的家庭から、天国が始まるのです。「第四次アダム圏時代」とは、アダムとエバが堕落しないで完成し、理想家庭を築いたという、そのような時代圏を言います。ここには堕落や蕩減や復帰といった概念は存在しません。神様の理想が実現する本然の時代を意味するのです。

 

 第四次アダムは、第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムを代表したアダムです。第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムには迫害がありましたが、第四次アダム圏時代からは、迫害ではなく栄光が、悲しみではなく喜びが、蕩減ではなく理想と歓喜があるのです。この第四次アダム圏時代において、国を探し、世界を探し、天宙を探し、天宙の中に解放圏と安息圏を備えて、神様をお迎えしなければならないのです。第四次アダムから、はじめて安着が始まります。ですから、この家庭から栄光のうちに祝福が天宙まで連結するのです。その時から、はじめて地上天国が出発するようになるのです。

 

 今回(九月六日)、栄進君と亨進君の二家庭の祝福が、重要な意味をもつのです。真の父母の家庭の中で、一番最後に生まれた二人の息子が祝福を受けるとき、絶対的に真の父母と一つになったのです。自分という概念がありませんでした。すべてを真の父母に委ねたのです。

 

  **引用終了**

 

第四次アダム圏宣布が為されましたが、翌年7月の顕進様世界副会長就任式」では蕩減が残っていると語られていますから、1997年9月11日の宣布は条件的なものだということです。

 

第三次アダムの勝利は何かといえば、アベルカインが一体となって「メシヤの為の基台」を造り、100%神様100%人間のキリストとして立つことです。そこが立たなければ、三大祝福さえ意義がありません。「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストとして立つことが出来てこそ、夜の神様と真のお父様は、天宙を真の愛で主管できるようになるのです。そして、その基台を勝利したアベルとカインこそ、第三次アダムの勝利を受け継ぐ、第四次アダム圏の中心となることが出来ると受け止められるのです。

 

ですからまだこの時に、栄進様と亨進様のことを、アベルカインとして一体化したとはしていません。1997年9月7日に栄進様と亨進様が祝福を受けた時点では、栄進様も亨進様と同じように『勝手にやっていない息子』であり『傷の無い息子』でありました。このお二人が真の父母としてのお父様と絶対的に一つになり、すべてを委ねたという事は、アベルカインとして、互いにお父様の前に信仰基台を立てたという事です。

 

実質的にはアベルカインが実体基台を勝利し一体となって、「メシヤの為の基台」を勝利したアベルが、第四次アダムとして後継者となり、そこから蕩減の無い第四次アダム圏時代が開かれるという事になるのです。

 

長子・孝進様と三男・顕進様のアベルカイン一体摂理にサタンが侵入したために、末子・亨進様を後継として立てる摂理へと逆転していました。つまり、アベル亨進様がカイン栄進様とのアベルカイン一体に勝利し、さらに国進様、次に顕進様と一体となって第四次アベル圏を形成し、祝福家庭に拡大していくという摂理路程が願われるものでした。

 

1998年7月19日の顕進様世界副会長就任式」の真のお父様のみ言で、つぎのように語られています。

 

  **抜粋引用開始**

 

 幸運なことに、イエス様は30歳から家庭を成し出発しようという目的を果たせませんでしたが、今、世界全体の家庭が祝福を受けて国を超え、世界に行くことができる祝福の環境を開拓した後、三世である(30歳にならない)顕進をこのような家庭連合の副会長として立てることは、父母としては、私としてはうれしく思ったんだよ。これがうれしいことなんだ。 


 堕落した人々を中心として、蕩減復帰という最後のページ、サタンの血統を断絶して、きれいに清算したあとに天の直系の子女が家庭を中心として第四次アダムの勝利圏というバトンを受け渡し、出発したという事実が驚くべきだと皆さん知らなければなりません。
 

**引用終了**

 

1997年9月7日の亨進様と栄進様の祝福において、康賢實巡回師と日本食口が立てた「涙の海の心情圏」のアベルカイン心情一体のバトンは、アベルの位置に立つ亨進様に渡されました。誰も「知ることも見ることもできないバトン」です。このバトンが、「第四次アダム」として勝利する為の摂理路程を行く、亨進様に渡されたのです。バトンは亨進様から栄進様へ、そして栄進様から国進様に、最後に顕進様に繋げられていくという隠された路程が出発するのです。

 

第四次アダムとは「アベルカイン一体」によって「メシヤの為の基台」を立て、そこに聖霊が臨むことによって、夜の神様がキリストの生心に臨在している事を自ら悟られた人物の事です。ですから、「聖父・聖子・聖霊の三位一体のキリスト」である真のお父様と、出会う事によってもたらされる「霊的覚醒」のバトンとも言えるのです。

 

なぜ、隠された摂理路程となるのかと言えば、それぞれ一人一人がアベルカインとしての位置を、自ら悟っていかなければならないからです。真のお父様がアベルカインの位置を指示したのでは、一人一人の自由と責任が立たないのです。

 

ですから「第四次アダム圏宣布」の翌年に行われた「顕進様世界副会長就任式」は、四人の真の子女様による第四次アダム勝利権相続の為のリレーが出発する場となっていたという事なのです。

 

ところが、カインとして立った栄進様の御家庭が、韓氏オモニによって離婚させられていくという、取り返しのつかない事が起きるのです。第四次アダム圏時代を開くことが出来なくなる危機が迫るのです。

 

1999年3月に回心した堕落天使長ルーシェルが、韓氏オモニが栄進様ご夫妻を離婚に至らしめてしまった経緯を通して、また、その韓氏オモニが第二教祖とまで認められる状況に至る過程で、再堕落していった過程は、先回記事で説明しました。

 

ここまで明らかにすると、お父様の聖霊は、当時の真のお父様とルーシェルとの、激しい霊的闘争のやりとりの一部始終を伝えてきました。

 

1999年10月23日午前7時、アメリカのイーストガーデンで真のご子女様と四十余名の教会の指導者が参席する中、総天宙が祝福を通じて解放を迎えることのできる「総天宙祝福解放日」を宣布されました。

 

そのみ言の中で、背信不信続きの全祝福家庭を、本然の祝福をされた立場に立ててあげると語っています。

 

  **抜粋引用**

 

 十月十日にプンダデルエステにおいて、この「二・十節」を中心として、十日が過ぎて、三日目を迎える日です。ですから、三十数を過ぎて、三十三数に該当する日になります。このような日ですから、全体の摂理観的な立場で、これまで先生が発表したすべての内容を終結させる時が来たのです。

 

 先生が発表したのが……旧約時代、新約時代、成約時代を経て、第一次、第二次、第三次アダムを通じて霊的、肉的に分かれたものを再び探し立て、四十年ぶりに実体圏全体を蕩減して越えていくのです。越えていくだけではありません。越えていって、堕落していない本然の実体、堕落のない永遠なる勝利圏に立つことのできるアダムの勝利版図を、この地上に立てなければならないのです。それが、既に発表した「第四次アダム圏時代」です。

 

 「第四次アダム圏時代」というのは、世界祝福を受けたすべての統一教会の教徒を、アダムとエバが堕落しないで祝福された立場に立ててあげるのです。​その祝福された立場に立って、一次、二次、三次アダム圏のすべての勝利圏の上で、それを相続することによって、初めて自分が絶対信仰、絶対愛、絶対服従の心情圏を中心として、天地父母と一つになった基盤の上で、すべて清算しなければなりません。

 

  **引用終了**

 

その翌日、1999年10月24日に「第四次アダム圏時代の到来」と題されたみ言において、自ら自身を「第四次アダム」と呼びました。

 

  **引用開始**

 

 第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムを復帰して、この世界的祝福圏を四十年目に復帰し、これをすべて成し遂げて霊界祝福、地上祝福、赤ん坊時代から青年時代、すべて終えました。

 

 だれが宣布するのでしょうか?神様はできません。真のご父母様だけが、それをするのです。真のご父母様が神様を解放しなければなりません。不孝者を持った父母を解怨するためには、何倍以上の孝子になって、その父母を慰労してこそ解放されるということと同じです。これを知らなければなりません。

 

 第四次アダムとして、このすべての結論を下し、そしてどのようになるのかというと、神様が下にいらっしゃったのが上に上がってこられて、永遠を中心として上がってこられるのです。

 

  **引用終了**

 

ここで真のお父様は第三次アダムである自ら自身を、「第四次アダム」と決定付けました。原理的に見るならば、アダムが再臨できるのは、三次までのはずです。第三次アダムが失敗したならば、第四次アダムが再臨することはありません。また、第三次アダムが、第四次アダムとして立つとなるならば、それ相応の、神様もサタンも納得せざるを得ない条件が必要なのです。

 

サタンが栄進様を、自殺に追いやった日は1999年10月27日です。真のお父様による、自分が「第四次アダム」だというみ言は、栄進様の聖和の三日前なのです。

 

韓氏オモニによって、栄進様ご夫妻は離婚させられ、孝進様御家庭の蕩減復帰を果たす道は立たれ、第四次アダムを立てる道も、第四次アダム圏時代を開く摂理も無くなくなった状態です。これが真のお父様がキリストとして天宙に立つ為の、第三次路程ですから、もはや後がありません。

 

真のお父様にとって天一国に向かう全ての道が塞がれた状況で、サタンは栄進様の生命と心情を狙い打ち、真の母の位置に立つ第二教祖まで登りつめた韓氏オモニを奪う事を要求しています。

 

この讒訴と攻撃に対して、真のお父様は栄進様の生命と心情(四大心情圏)を条件として、第四次アダムに自ら立つことを認めさせたのです。それは、不信から覚めることのない祝福家庭の、全家庭を救いに導く為でもありました。栄進様の死という窮地を乗り越えたとしても、不信を重ねる祝福家庭を本然の基準に戻すまで、再び祝福家庭が失敗を重ねることまで見据えたサタンとの交渉となったのです。

 

栄進様の聖和におけるサタンとの霊的闘いは、国進様と共に「天の号令」「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」で答えることを通して勝利し、神様の最大実権行使が出来るようになりました。孝進様が地獄まで降りて、祝福家庭の身代わりとして通過し蕩減復帰して来た路程が、栄進様から国進様へと引き継がれ、国進様がカインとして勝利したならば、全祝福家庭の勝利となる条件を、ここで立てていたのです。

 

この真のお父様との過酷なサタンとの霊的条件闘争を通して、国進様の長成期完成級で受けた祝福を破棄し、知鋭様との完成期蘇生級の聖婚式には全祝福家庭を完成期の祝福へと繋げる重要な意義があったのです。

 

次回記事にて・・・。

 

 

 

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