真のお父様も二代王様も直接的には教えることの出来ない天一国に入る為の鍵! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先回記事末部より

 

真のお父様は、2012年9月3日に聖和されました。亨進様と国進様がカインアベル一体の勝利を成され、三代王権の礎を確固たるものとされたので、聖和の日時まで自ら定められたのです。キリストとしての地上摂理を完成完結完了されていたので、あとは天一国の霊的基台を万全なものとするために聖和されたのです。天一国の霊的基台とは、真のお父様が1976年にすでに語られていた、「霊界の組織、霊界のシステム」のことです。

 

しかし、真のお父様が聖和された後に、韓氏オモニが反逆し、全ての食口を道連れにして、み言も資産財産食口全てをサタンに明け渡したのです。

 

真のお父様は世界摂理を失っても、み言を改竄され、資産財産食口を奪われることになっても、それを防ぐための最も重要な「教え」を、直接的に教えることは出来ませんでした。

 

その奪われサタンの網にかかった食口の中から、真のお父様はわずかの食口を三代王権のもとに呼び戻してくれました。そのサタンの手中に落ち、心に見えない網を掛けられた食口たちを、サタンの網から解放してあげるために、2015年1月18日から8年10カ月の歳月を掛けて下さいました。

 

2015年1月18日から2023年11月16日まで、二代王様が語られた本質的み言は、祝福家庭自らの責任で悟らなければならない最も重要な「教え」が秘められています。8年10カ月にわたって、「神様の民を神様に帰す」という大命題のもとに、連綿として語ってくださっていたのです。

 

その最も重要な教えを悟らずしては、2024年のサタンとの歴史的決戦の勝利はないのです。

 

  *****

 

「真のお父様は世界摂理を失っても、み言を改竄され、資産財産食口を奪われることになっても、それを防ぐための最も重要な『教え』を、直接的に教えることは出来ませんでした。」(先回記事より)

 

1945年に真のお父様は、再臨主としての摂理路程を出発されましたが、キリスト教の洗礼ヨハネ的人物たちが次々と背信し、二千年の歳月を掛けて築き上げた世界的メシヤの為の基台が失われました。キリスト教は再臨主を、異端の教えとして徹底的に叩くようになりました。

 

本来ならば、真のお父様がイエス様の再臨として受け入れられていれば、100%神様100%人間の「聖父・聖子・聖霊の三位一体のキリスト」として信仰基台が立ち、実体基台として天宙復帰摂理を進めていたならば、7年で天一国の基盤が整っていたはずでした。

 

真のお父様は日本のアベルカインは間違っていると語られ続けましたが、実体基台については成約時代に入った時に、しっかりと語られていました。

 

1994年11月に出版された「牧会者の道」には、真のお父様自身が語られたアベルカイン観が次のように掲載されています。

 

  **引用開始**

 

第五章 牧会者と食口指導 第二節 主体・対象とカイン・アベル二、カインとアベル 3)誰がアベルで誰がカインか

 カイン・アベル問題を中心として……。「私は、本部から発令された地区長であり、または教域長であり、または教区長だから、私の言葉を聞くのです」。とんでもないです。こちらは神側であちらはサタン側であるため、サタン側が自分の言葉を聞くようになっていますか?カインはサタン側なのに、サタン側が自分の言葉を聞くようになっていますか?なっていないというのです。自分の言葉を聞かせるためには三倍努力しなければならないのです。三倍努力すれば一つは返ってくるのです。それはなぜですか?蘇生、長成を越え完成数が天のものであるから、今日復帰路程でカインを救おうとすれば三倍努力して一つが返ってくるのです。そうなっているのです。それなのにこれは伏せておいて、命令することだけ知っていて、命令を受けることを知りません。姿勢が間違っているのです。

 カイン・アベル原則はそうではないというのです。アベルはカインの生きる道を整えるために血を流したというところに価値があるのです。そこに貴いものが、そこに勝利の基準があるのです。皆さんも同じです。皆さん自身がみな食口たちのためにどのくらいアベル的な責任を果たしたのですか? 犠牲になってその一つの生命を……。人生の最高の目的と同じくらいその一人に生命を傾けて、どのくらい育ててみたのかという問題を、皆さんが自問自答してみなければならないというのです。

 

第五章 牧会者と食口指導 第二節 主体・対象とカイン・アベル 二、カインとアベル 6)アベルとしての牧会者の使命

 皆さんは今まで、統一教会のカイン・アベルの愛を間違って理解しているのです。責任者は無条件にアベルだと思っているのですが、そうではありません。アベルはカインを救ってあげなければなりません。そのようにして、カインと一つになってこそお母さんのところへ行けるのです。責任者と一つになることができなくても、皆さん同士で一つになればその場には責任者が訪ねてくるのです。それで二人、三人が祈祷するところには、いつも神様が共にいてくださるというのです。一人で祈祷するよりも、二人が集まって祈祷するようになれば……。皆さん、肉を切り血を分けることができる友達がいますか。そういう同志がいますか。

 きょうからは、今までの責任者中心の考えを捨てて、食口中心の思想をもたなければなりません。どうして、そうしなければならないのですか? 家庭に主人がいた場合、その主人は、家庭天国をつくるためには自分のためのではなく、家族を中心とした観を立てなければなりません。そうしなければ家庭天国は生まれてきません。同じことです。今まで統一教会の先生のためにやったことを、統一教会の食口の皆さんのためにやり、集中的に愛の群れを横的に組んでいかなければなりません。そのようにすることによって天国の環境が成し遂げられます。縦的に先にやってしまってはいけません。縦的にだけやるのではないのです。

 

  **引用終了**

 

成約時代の出発に際して出版された「牧会者の道」において、「今までの責任者中心の考えを捨てて、食口中心の思想をもたなければなりません。」と語られています。組織を中心とした体制から、氏族メシヤの家庭天国を中心とした体制に変わらなければならなかったのです。

 

二代王様が10月16日英語礼拝で語られた、次のみ言と共鳴し合うみ言ではないでしょうか。

 

「真のお父様は勝利者です。私たちの康真のお母様は勝利者です。カインとアベルは勝利者です。三大王権は勝利したのです。神様の王権がお父様の三代王権と一つになることで、勝利となるのです。・・(略)・・そこは世界で最も豊かな場所になることでしょう。そして、それは、中央集権型ではなく、分散型になるでしょう。」

 

1994年11月に「牧会者の道」が発刊される前の1993年4月21日に、真のお父様は次のみ言を語られています。

 

「日本のアベル・カインの教えは、間違っています! カインに何も教えないで命令して、どうなるのですか。天のすべてのことを教えてあげないといけません。自分がいなくても、代わりにやれるように教えてあげないで、命令ばかりしています。そういうアベルがどこにいますか! 伝統がそうなっているのですか! それなら、先生が世界的に命令すればいいのです。」(我の生涯 1993年4月21日ニューヨーク・ベルベディア日本人対象の修練会にて)

 

この時、真のお父様は「アベルは天のすべてのことを教えてあげないといけません。」と語られています。しかし、その真のお父様でさえ、祝福家庭がメシヤの為の基台を勝利するために、最も重要な鍵となるものを教えることが出来なかったのです。

 

1945年からの7年路程で、キリスト教が背信し「メシヤの為の基台」が崩れ、それ以降はアベルの位置に降りざるを得なかった真のお父様が、アベルとして教えることが出来なかった勝利の鍵となるものは、一体何なのでしょうか。

 

それこそが、本来はキリスト教が真のお父様を再臨主として受け入れたならば、父と子と聖霊の三位一体のイエス・キリストへの信仰を、そのまま受け継いで造成される実体キリストへの信仰基台です。

 

ですから統一教会・家庭連合においては、最後まで「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストへの信仰基台が立たないままであり、メシヤの為の基台は出来なかったのです。基元節に向かう「原理本体論教育」において、原理本体の本質となる霊的三位一体の霊的構造とシステムを、祝福家庭は理解することが出来ませんでした。

 

2012年1月29日には、二代王様がアベルとして真のお父様を100%神様100%人間と証しされたにも関わらず、真の父母様の側近幹部たちは受け止めることが出来なかったのです。また、原理本体論講義を託された劉正玉氏も、真のお父様に「先生が話さないようにとしたものまでも全てしてしまいなさい」と指示されたにもかかわらず、明確にすることは出来なかったのです。

 

二代王様が2015年1月から、2023年11月の日本東京大会「王家のシステム」と語るまでの、8年10カ月に及ぶ歳月は、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストへの信仰基台を、私たち王王妃に確立させるための教育期間となっていたのです。

 

人類始祖は戒めを信じぬかなければなりませんでしたが、堕落して失いました。その信仰基台を取り戻すのは、堕落した立場で生まれ、真の父母様による祝福を受けた者が、自分自身の責任において取り戻さなければならないのです。もし、真のお父様や二代王様が、三代王権の権威から教えたならば、祝福家庭の責任分担を奪う事になり、永遠にサタンの讒訴から逃れることが出来なくなるのです。

 

そのことをしっかりと受け止めて、二代王様の4月の来日に向けて心情を備えなければなりません。

 

 

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