皆さん、私たちは真のお父様のみ言を、どこまで深く理解することが出来ていたのでしょうか。ただただ、み言を受けるだけで、そこに含まれる深い意味を受け止めることが出来ていたでしょうか。そういう私も、今になって、初めて読み取れるようになったのです。
第四回安侍日に語られた「後天時代出発宣言」についての、冒頭のみ言に重要な内容が含まれているのです。
天一国が建国されるためには、天宙の中心に「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストが立ってこそ、初めて王の王となるのです。そのためには、カインアベル一体を成し遂げなければなりません。
この冒頭のみ言には、「兄が兄としての責任を果たせなかったことを弟が受け継ぎ、これを整備するのです。」と語られえているのです。誰を兄と語られ、誰を弟と語られているのでしょうか。何を整備するのでしょうか。
**引用開始**
「後天時代」出発宣言
第四回「安侍日」 2004年5月29日 麗水・清海ガーデン
きょうを期してカイン・アベルの時代が過ぎていきます。カイン・アベルの時代です。このようになれば、兄が兄としての責任を果たせなかったことを弟が受け継ぎ、これを整備するのです。そのようにすることによって、カイン時代を経て神様を直接父母として侍ることができるアベルの時代が来るのです。カイン・アベル時代の「蕩減復帰」という名詞はすべて片づけられ、アベルが勝利圏を立てて、神様を父母として侍ることができる孝子・忠臣・聖人・聖子の道を行くことができる時代が来たので、カイン時代が過ぎていくことを知らなければなりません。
カイン時代が「先天時代」だとすれば、アベル時代は「後天時代」なのですが、アベルの時代、「後天時代」に「双合」という言葉が出てくるのです。天と地の二つが一つになることを意味するのです。すべてのものがペア・システムになっていますが、それが一つになっていませんでした。右目と左目がペア・システムになっていて、心と体の二つになっているのですが、問題は何かというと、一つになっていないことです。外観の形態はすべて備わっていますが、この心と体が分かれ、心的世界の五官を中心として体的世界を支配しなければならないのに、逆さまになったのです。
人間世界において、サタンの血統を受け継いだカイン世界の出発により、体が心の世界を蹂躙してきました。そのような歴史時代をひっくり返して、新たに心の世界が体の世界を本然の位置に立て、絶対順応させることができる時代に越えてきました。ですから、カイン・アベルの限界圏がなくなるのです。はっきりと知らなければなりません。
**引用終了**
「兄が兄としての責任を果たせなかったことを弟が受け継ぎ、これを整備するのです。」というみ言に続いて、
「『蕩減復帰』という名詞はすべて片づけられ、アベルが勝利圏を立てて、」と語られています。
先回記事で「キリストがアベルの位置で蕩減復帰するべきものは、全て完了したのです。」と説明しました。真のお父様が人間メシヤとしてのアベルとしてしか立てない中でも、そのアベルとして果たすべき蕩減復帰をすべて完遂されたのです。
アベルとしての責任を果たすとともに、真のお父様と一体となり、そのアベルの位置を引き継ぐための勝利をなした方もおられるということです。そのアベルの位置に勝利して、アベルとともにアベルカイン一体圏を拡大していくならば、後天時代の結実として天一国が具体的に姿を現していくようになるということです。
それでは、誰がその兄で、誰がその弟だというのでしょうか。これから明らかにしながら、キリストとしてのお父様が計画している天一国創建構想を明らかにしていきましょう。
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