サタン天使長ルーシェルが真の母であった韓氏オモニを奪おうと決意するに至った根本的要因! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

三回前の記事より、エルダー本部長を通して、二代王様に渡していただいた冊子「天宙史上最大の善悪戦争を勝利する為の戦略!」の内容を、5回に分けて掲載しています。

今回の記事は、引用4回目です。

この記事を読めば亨進二代王様・国進様・顕進様と、康賢實真のお母様・韓氏オモニの立つ位置が良く分かるようになります!1回から5回目まで、長文の連続になっていますが、読んでいただければ必ず悟るものがあるはずです。

 

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「天宙史上最大の善悪戦争を勝利する為の戦略!」より

-まず真の家庭と統一教会を分裂させた者達の正体を炙り出す!-

 

7.栄進様に下された「天の号令」とはどのような事なのか詳細に説明せよという神様からの指示!

 

それでは互いに相対者を迎えて真の家庭を築いていこうとする亨進様御夫妻と栄進様御夫妻に、どのような出来事が起きて来たのか追っていきましょう。

 

栄進様の相対者は、過去のさまざまな問題を引きずってきており、夫婦間の問題が起きましたが、栄進様は妻を受け入れて、真の子女様を授かり、幸せな家庭を築こうとしていました。しかし、栄進様の妻を韓氏オモニはどうしても受け入れることが出来ずに、離婚させるに至るのです。

 

韓氏オモニからすれば、栄進様の今後を思いやってのことということになりますが、離婚させないで亨進様御夫妻と一体となっていたならば、真の父母様第二次聖婚式・第三次聖婚式を経て重生・復活・永生をたどり生まれ変わっていくはずでした。それを通して、孝進様がサタンに奪われた妻と子女様を復帰していくという蕩減路程が勝利できたはずなのです。栄進様は子女様を授かり、真の家庭を築こうとしていました。ところが、韓氏オモニはそれを離婚させたのです。

 

離婚しないで家庭を築いて行ったならば、真のお父様は2003年2月6日に第二次聖婚式を復活基準ということで為されました。復活というのは胎中から地上に産まれる基準、重生というのは胎内に生命が孕まれる基準、永生というのは地上に生まれ落ちてから宇宙という胎内で生活して霊界に旅立つ基準です。実際にそれは、神様の成長とともに、神様から発動される聖霊も、より母性の愛の度合いが増していくのです。アダムとエバが誕生してから、神様も一緒に成長します。その成長の上でアダムとエバが初夜を迎える時、神様は四大心情圏を完成するとあります。

 

天聖経「宇宙の根源」第3章人間堕落と復帰3)真の父母と根源復帰④最後の目標は真の家庭理想実現

 父子関係の真の愛は縦的であり、夫婦の真の愛の関係は横的であり、兄弟の真の愛は前後の立場として、球形の真の愛理想を願われたのです。すなわち縦には上弦下弦、横には左弦右弦、前後には前弦後弦、それをすべて連結した一つの中心点で統一がなされるのです。その点が球形体の中心点になるのです。いつ四大心情圏である子女、兄弟、夫婦、父母が一体を完成するのかというと、神様を中心として、人間が結婚して初愛を結ぶ位置が、すべての完成の結実点であり、中心になるのです。したがって、結婚は天地人の合徳であり、縦横、左右、前後、全体を完成するのです。結婚は、真の子女、兄弟、夫婦、父母の理想の、そして真の愛の完成地なのです。

 

16万人日本女性特別修練会1993年12月21日韓国・済州研修院 「四大心情圏と三大王権」より引用

 これは何かというと、結局、神様の内的な見えない心情圏、四大心情圏なのです。子女の心情圏、兄弟の心情圏、夫婦の心情圏、父母の心情圏が一体どこで完成するかというと、四つが別個に完成するのではなくて、これらを一つにまとめなければならないのです。では、どこでこれを決着させて一つにするかというと、結局、子供の完成を通して、子供の完成は兄弟の完成であり、兄弟の完成は夫婦の完成であり、夫婦の完成は父母の完成となるのです。その完成の終着点、決着点は一体どこかというと、子供を生んで育てる目的も、兄弟を成長させる目的も、夫婦の関係をもって一つになる目的も、みんなそれが別個になっているのではないのです。それを一つにまとめないといけないのです。そこが一体どこかというと、アダムとエバが、結婚するその初夜の愛の関係を結ぶことによってすべてが完成するのです。分かりましたか?

 

堕落しなければアダムとエバは、初夜を迎える時に神様は完成するわけですが、蕩減復帰摂理歴史上ではいつになるのでしょうか。真のお父様はこれをご存じでした。

 

2003年5月10日に真のお父様は亨進様ご夫妻に天和堂という揮毫を与えます。さらに、天愛夫婦という完成した愛し合う夫婦という意味のみ言を与えます。その一年後に三代王となる信俊様が生まれました。2004年5月10日の誕生ですから、そこから妊娠期間の280日をさかのぼると2003年8月初め頃になります。真のお父様が天和堂という揮毫を授けて完成した愛し合う夫婦というみ言を語られたその後に、亨進様とヨナ様が結ばれて生まれたのが信俊様です。

 

真のお父様でさえ、「三代王になるような息子が生まれるとは思わなかった」と語っていますが、実は感動のみ言であって、本当は分かっておられたのです。私への神様の啓示によっても、信俊様を産むために亨進様とヨナ様が結ばれるときが神様の完成の時だったというのです。すると神様が完成して以降は、働く聖霊が違ってくるのです。なぜかというと神様は構想理想で四大心情圏を立てましたが、アダムの生心に臨在しながら、心情の実感を共有して共に成長するようになるからです。

 

ヨナ様は神様が願った女性として、エバが堕落しないで子女を産んだと変わらない心情で亨進様と結ばれたということです。そのヨナ様の心情を、聖霊を通した授受作用により神様が実感しました。神様が実感すると、神様から発動される聖霊の質が変わってきます。つまり、三次にわたる聖婚式に同参することによって、私たちに働いてくる聖霊が変わってくるのです。ですから、第三次聖婚式に同参すれば、これは永生基準です。ここまで、栄進様ご夫妻が離婚しないで共に行ったならば、重生・復活・永生の基準を受け、聖霊によって生まれ変わることができるのです。真の子女様方も、さらに同参した全食口も永生基準で生まれ変わるということになります。

 

そこで初めて、栄進様御家庭が四大心情圏を成就することを通して、後継者・孝進様を背信した罪が蕩減復帰されるということになるのです。

 

ところが、その道を阻んだのが、韓氏オモニということになります。

 

2003年8月より、私に聖霊が臨んでくれるようになりました。さらに三代王様・信俊様が2004年5月10日(天暦4月24日)に誕生される前後の3月から6月まで、神様は夜に啓示を下さるたびに、次の昼には空に雲と光で形象を描き出し、啓示は神様から来たものだと証ししてくれるようになりました。それで私は、自分の意志と、神様から来る意志による思いの違いを区別できるようになりました。

 

その雲と光の形象を食口に見せて証しすると、馬鹿にされ嘲笑を受けるだけでした。神様が聖霊を用いて、最大限の心情を込めて描いた形象があざ笑われ、神様と私は抱き合って泣き合う日を送りました。ようやくサンクチュアリにおいて、神様からの啓示であることを、多くの兄弟姉妹の方々が受け入れてくださるようになりました。そこで、神様は雲と光を使って啓示を形象化して証ししなくても済むようになりました。

 

そして神様は、私に指示を出してくださいました。これらの記事が、神様から出ているものであることを証明する為に、次の内容を詳細に説明するようにと願われたのです。

 

神様は「今から与える内容を全ての食口に訴えなさい。」と言ってきたのです。「そうすればおまえが自分で考えて語っているのではなく、私(神様)が語っているのだということを皆が分かるはずだ。」と言ってきたのです。そのようにして、これから説明する内容を神様が与えてくれたのです。

 

真のお父様は、栄進様の聖和について、「天の号令に従った。」と表現されました。その「天の号令」とは何のことなのか、どのようなことなのか、兄弟姉妹が理解できるように説明しなさいと言うのです。

 

まず真のお父様が、栄進様の聖和について、触れ語られた2005年5月13日のみ言を引用します。

 

  **引用開始**

 

『望みをかけている息子・亨進』み言葉選集 496-37-2005.5.13(金)漢南洞国際研修院

 

 私が息子娘を愛せなかったので、今、孫を愛しているというのです。それが末っ子の息子です。一人しか残っていません。亨進しか残っていないのです。皆、ひっかかっていくかもしれない立場にいるのです。その亨進は、義母が先に逝きました。オモニがいない中でも...。オモニがいません。オモニも、今、統一教会でオモニの責任を果たしていない立場において、自分がしなければならないものが幾重にも残されているのです。

 

 ハーバード大学院の歴史科に入ったが諦めて、これから博士(過程)までしようとすれば、8年の歳月が、7年、5年以上の歳月をかけなければなりません。私は博士はするなと言いました。その博士(過程)が終わるのが今から5年です。5年。8年の前に終えろと言いました。3次時代にはお前が宗教界の全てを知って、てっぺんで捕まえてひっくり返さなければならないという命令をしているのです。

 

 郭錠煥(カク・ジョンファン)!「はい」どこのどの息子にできなくても、そのような命令をすることができる人を育てていることを知らなくてはいけません。「はい。」わかりましたか?「はい。」中間の輩はみな、傷(あら、欠点)があります。傷があります。先生自身も離婚しただろう。傷があるだろう?聖進も傷があるだろう?孝進も傷があり、興進は霊界に行って、顕進もそうだ。自分の勝手にするだろう?そうかそうでないか?國進も勝手にしただろう。勝手にやっていない息子...。

 

 先日、父母様が講演をした時に、霊界の現象を体験した時に、亨進がまっさきに走ってきて私をしっかりと捕まえて抱いて、​回生(蘇生)して話をするまで守っていた事実!あいつは大きくなるにつれ、オモニ、アボジが寝ている布団に入って寝ると、そうしました。

 

 息子娘たちを信じられないが、それでも望みをかけている息子です。また何でも霊界に(霊的に)早いです。興進君にも会って、栄進も会いました。呼べば会って相談します。

 

 幼い頃からハーバードの先生が自分を管理しましたが、間違った日には、間違いなく聖日になる時に来れば、ドアを閉めてしまい入れなくします。霊的に鋭いのです。何か間違っていれば必ず「こいつ、これほど悪かったのに、ここに入ってこようとするのか?」と、知っているのです。

 

 先生の息子娘は種が違います。栄進もあの女のために霊界に行きました。このカンナめ、正否を騙して、霊界、清平まで行って騙して、私が全部、全て信じるしかなくてしたが、栄進自体がそうなって問題が起きました。「お前にとって正しいことは何か?」と天の号令が降りて、別れて​ 悩んで逝ったのです。なんということだ!それを教えた人は誰ですか?

 

 私が体制を、この統一教会を、自分のように信じて30年間任せてきたのに、洪性杓(ホン・ソンピョ)、こいつは女房の話を聞いて滅んで出て行きました。原理的基準に合わなければ、皆、反れるんだね。先生だけが最後のこの碇(いかり)を四方に全てしながら...。

 

 十二人の息子娘、十三人、皆断ち切れました。一人残ったのは亨進しかいません。亨進も実に...。名前をつけるのもだね、これは名前を勝手につけるのではありません。信八、信萬、信宮、これを見ると八萬宮です。​「闕(けつ)」の字 信闕(しんけつ)にすれば、「八萬宮闕」になります。それはあまりにもみ旨を知っている人として世の中を押しのけるための​自画自賛する言葉になるので、それで「俊傑・俊」の字、信俊と付けました。信俊。「闕」の字にすれば八万宮闕!

 

  **引用終了**

 

この『望みをかけている息子・亨進』と題されているみ言の中に、栄進様の聖和に関連する重要な事象が語られています。

 

まず韓氏オモニが真の母としての責任を果たしていない事が語られ、次に「国進も勝手にしただろう。」と語られています。でも、その前に、「先生自身も離婚しただろう。傷があるだろう?」と語られています。真のお父様の離婚は、摂理的なものであり、お父様の傷と言えるものでは有りませんが、あえてそのように表現された後に、「国進様が勝手にした」と語られています。 

 

実は、国進様が勝手にしたわけでは無く、国進様自身にも神様の号令があり、栄進様と同様に「お前にとって正しいことは何か?」という天の号令を受けていたのです。その号令に従い、国進様は栄進様の子女様を養子に迎える事となっていきます。それゆえに「天の号令」に従ったまま、再祝福を受けることになる朴知鋭様と出会うことになっていくのです。

 

そこには栄進様御夫妻を離婚させてしまうという、「真の母」が犯した天への反逆行為を、蕩減復帰して清算する為の、私たちが理解するには難解な摂理があったのです。

 

亨進様に対してカインとして立ち、祝福された栄進様には、サタンに奪われた孝進様の妻と子女様を神様のもとに蕩減復帰し、アベルの亨進様御家庭に繋ぐという重大な使命が託されていたのです。孝進様御家庭を蕩減復帰するということは、孝進様に対して不信した食口たちをも神様に繋ぎ直すということにもなります。栄進様は金孝南が紹介した妻を迎え、永遠に愛する誓いを立てて子女様を授かりました。亨進様御家庭と心情一体となり、四大心情圏を成就しなければならなかったのです。

 

メシヤを迎える為のアベルカインの一体化摂理において、1945年からはじまる第1次路程では、キリスト教に立った洗礼ヨハネ的人物たちの失敗により、真のお父様はメシヤとして立つ基台を持てませんでした。荒野40年路程において、アベルカインを理解できない祝福家庭に代わり、孝進様が堕落人間の立場まで自らを落としながら蕩減復帰されて、聖和された興進様との間でアベルカインを勝利され、後継者として真のお父様に公認されました。その後、孝進様御家庭は三男の顕進様御家庭とカインアベル一体となり、四大心情圏を地上で実現しなければなりませんでした。

 

しかし、祝福家庭による後継者・孝進様への不信により、孝進様の妻と子女様がサタンに奪われます。地上でのアベルカインに進めないまま、霊的なアベルカインの一体化もサタンに奪われます。つまり、メシヤを迎える為の本質的なアベルカインの一体化蕩減復帰摂理において、二度目の失敗となるのです。

 

その孝進様御家庭の蕩減復帰として、カインの立場で祝福を受けた栄進様御家庭が破綻すれば、アベルカインの蕩減復帰摂理は三度目の失敗となり、原理上、これ以上の延長摂理は願えません。さらに末子の七男・亨進様と、その上の六男・栄進様において為される一体化摂理ですから、もはや子息様の状況においても四度目の蕩減復帰はできないのです。そこで、栄進様が立たれた状況は、これ以上延長できない三番目の中心人物とした立ちながら、信仰基台において失敗してしまったアブラハムと同じ状況ということになります。

 

アブラハムは自らの不信仰を償わなければならない立場になりましたが、栄進様は神様の願いに添って家庭を作ろうとしていました。

 

それを中断させたのは母である韓氏オモニです。それも「真の母」です。このままでは、真のお父様が立つ「真の父母」の位置までサタンに讒訴されるのです。

 

この人類救済の道が永遠に立たれる窮地を越えるために、神様が栄進様に託した「天の号令」こそ、「お前にとって正しいのは何か?」なのです。栄進様の不信仰によるものでは無いので、「生命を捧げよ!」とも言えないのです。また、「生命を捧げよ。」と命じられて捧げたのでは、蕩減にならないのです。

 

そしてさらに、栄進様が自らの生命を捧げるということは、霊的な意味合いの孤児として残してしまう子女様がおられるので、四大心情圏も捧げてしまうということです。肉体の生命だけではなく、永遠の生命も捧げるのと心情においては同等なのです。イエス様以上の過酷な十字架が、栄進様の目の前に霊的に聳え立ったのです。

 

アブラハムは愛する息子を捧げるように啓示を受け、息子・イサクは神様と父を信じ抜き生命を捧げる決意をしました。父と子が心情一体となったがゆえに、イサクの供え物がアブラハムの供え物とみなされ、過去の不信仰は無かったものとみなされました。その信仰基台につづく、イサクとエサウによる実体基台が延長ではなく三度目の摂理と見なされるようになったのは周知のとおりです。 

 

そうであるならば、栄進様の立場においても、心情一体となって孝進様御家庭の蕩減復帰とカイン圏の全ての罪を蕩減復帰する立場で、栄進様と心情一体となって供え物を引き受ける真の子息様が立たなければならないのです。その為「天の号令」に従って栄進様の子女様を、国進様御夫妻(妻・劉順珠夫人)が養子として迎えるようになります。それゆえ、国進様御家庭に蕩減復帰の道筋が現れるようになり、再祝福へと繋がっていくことになるのです。

 

1999年10月24日に真のお父様は、「第四次アダム圏時代の到来」のみ言の中で、自分自身を初めて第四次アダムと語られました。 

 

  **引用開始**

 

 第一次アダム、第二次アダム、第三次アダムを復帰して、この世界的祝福圏を40年目に復帰し、これを全て成し遂げて霊界祝福、地上祝福、赤ん坊時代から青年時代、全てを終えました。

 

 誰が宣布するのでしょうか?神様はできません。真の御父母様だけが、それをするのです。真の御父母様が神様を解放しなければなりません。不孝者を持った父母を解怨するためには、何倍以上の孝子になって、その父母を慰労してこそ解放されるということと同じです。これを知らなければなりません。

 

 第四次アダムとして、この全ての結論を下し、そしてどのようになるのかというと、神様が下にいらっしゃったのが上に上がってこられ、永遠を中心として上がってこられるのです。

 

  **引用終了**

 

その三日後の1999年10月27日、真のお父様の第四次アダムの位置を崩そうとするサタンは、栄進様と韓氏オモニに対して霊的な攻勢を仕掛けてきます。霊的に鈍い私たちには、想像も出来ない事ですが、実質的にサタンからの思考や情念での攻撃が来るのです。妻を失った事で、家庭的四位基台が崩されている栄進様に、サタンは容赦なく恨みの境地へと引きずり込もうとする、霊的攻撃が来るのです。イエス様以上の生命と心情の十字架がそびえます。そして栄進様の事件は、栄進様の生命だけではなく、韓氏オモニをも奪おうとする策略があったのです。

 

その十字架の絶頂点でサタンからの「神を呪い、父を呪い、母を呪え!」という罵声と、神様からの「お前にとって正しいことは何か?」という号令が交差するその一瞬のことです。

 

神様への「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」で相対基準を結んだ栄進様には、亨進様と国進様と自らの娘に展開する神様による摂理が瞬時に理解できるのです。栄進様がその時に放った真の愛の心情に、亨進様と国進様と娘さんの真の愛が共鳴してきます。それが本然世界の心情のネットワークです。聖霊によって、人と人とは繋がっているのです。 

 

一瞬に神様の啓示が入ってきます。自分の将来がどうなるのか。サタンに心を奪われたらどうなるのか。神様に捧げたらどうなるのか。それは理論的に理解できるのではなく、考える余裕もない一瞬に神様の心情が入ってくるのです。そうすれば、選ぶべき道がはっきりと分かるのです。それで栄進様は、天の号令に完璧に従い、心情と生命を捧げられたのです。

 

真のお父様は、事故だと判断しました。それは、深い意味のあることです。サタンが生命を奪いにかかってきたのです。

 

栄進様の肉体の生命と家庭的四位基台は、サタンの最大実権行使によって奪われましたが、栄進様の心情は夜の神様の心情と完全一体となることができました。そこで、神様も最大実権を行使できる権利を得るのです。栄進様が捧げた心情によって、霊肉ともに完成基準での生命の誕生と、完成基準での家庭的四位基台での家庭を復活させることが出来るのです。

 

真のお父様は栄進様が「天の号令」に従い、「お前にとって正しいことは何か?」という問いかけに対して、神様の願いを自分の意志と心情でそのごとくに実践したのです。この事に真のお父様はどれほどに感謝したでしょうか。 

 

語ってはならない摂理です。自分の存在と自分の家庭の存在を、歴史上に無かったことにしなければならない摂理です。本当は興進様の愛勝日と同様の勝利の基準が立った日ですが、記念の日と出来ないことこそ、栄進様の信仰の偉大さを表すものなのです。

 

8.回心そして再堕落とルーシェルを襲った過酷な試練

 

栄進様が「天の号令」に従って聖和に至った事を説明しましたが、この解説文の冒頭で1999年3月に天使長ルーシェルは回心のメッセージを記していることに触れています。しかし、栄進様を聖和に追い詰めたのはサタンであり、現在もアメリカの大統領選挙における善悪闘争も、ディープステイトと中共を操るサタンの攻撃の現れです。

 

そこで、天使長ルーシェルが回心した1999年3月から栄進様が聖和された1999年10月27日の期間に、天使長ルーシェルに何が起こったのかを紐解かなければなりません。これも、神様が与えてくれた内容ということになります。

 

韓氏オモニが栄進様御夫妻に対して、母親の思いやりの感情から行動し、離婚を勧めました。韓氏オモニゆえに、栄進様が離婚に至ったのは1998年です。サタンの策謀に動かされてしまった韓氏オモニの行動により、重生・復活・永生の三次にわたる祝福によって蕩減復帰しようとした道が閉ざされました。

 

1995年8月に孝進様の妻と子女様はサタンに奪われましたが、裁判において離婚が確定したのは1997年12月であり、翌98年8月に妻の洪蘭淑は、真のお父様の四女・恩進様とともにテレビ番組に出演し、真のお父様はメシアではないと訴えました。

 

サタンの軍勢は、1998年においても激しく攻撃を仕掛けてきていました。しかし、サタン軍の頂点にいたルーシェルは、興進様を中心とする天軍の勢力の拡大を最も受け止めていたのです。何よりも真のお父様による祝福を通しての真の愛によって、霊界においても大変革が起きようとしていることを、最も強く実感し始めていたのです。

 

1999年6月14日「真の御父母様天宙勝利祝賀宣布式」において、郭錠煥会長が「宣布式の背景に関する経過報告」を語られました。その中で、ルーシェルが回心に至った理由が明確に語られております。

 

  ***引用開始**

 

昨年(1998年)6月13日、1億2000万双、ニューヨークでの祝福行事の際に解放されて祝福を受けた霊は神様と真の御父母様の前にいかばかりか感謝することでしょうか。興進様と大母様の指導と教育を受けたこれらの霊は、サタンを讒訴し、サタンの命令に服従するのではなく、その命令に抵抗し拒否するようになるのです。

 

今後展開される4億双祝福によって、すでに地上で、既成家庭ではありますが、中流層以上の地上人もみな真の御父母様に仕え、神様に仕える生命圏に移されるようになり、天上の霊たちもすべて先祖解怨とこのような真の御父母様による根本的な解放の役事によって、自分から離れていくということを知ったサタンは自分が最後まで神様に敵対することはできないということを自覚するようになり、一方ではいかにしてでも許しを受けて再び生きる道を探そうという心が働くようになったのです。

 

これを見抜いた神様は命令、指示されて、李相軒先生を通して神様の命令をサタンに通告するに至り、サタンは自分の罪状を認め、本来の位置に戻ることを諭されるに至ったのです。

 

  **引用終了**

 

この経過報告では神様がルーシェルの心の動きを見抜き、李相軒先生に指示を与え、ルーシェルに伝えたことによって、本来の位置に戻ることを諭されたとなっています。つまり、ルーシェルを回心に導いたのは、大母様でも李相軒先生でもなく、真のお父様の霊界と地上界における実質的な勝利権がルーシェルを追い詰め回心させるに至ったのです。お父様の地獄まで救おうとされる真の愛に、屈服せざるを得なくなった結果なのです。

 

そして1999年3月には、李相軒氏によりルーシェルの回心のメッセージが出されました。霊界の状況を目の当たりに見ているルーシェルには、夜の神様と真のお父様の真の愛が、自分が造り上げた地獄以上に、ルーシェル自身を囲い込み、もはや神様の愛に帰るしかないと感じたのです。

 

さらに、霊界の状況もさることながら、どのような妻でも永遠に愛して行こうと心に決めた妻と別れさせられ、それでも神様と真の父母様を恨まずに、「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」の姿勢を貫いている栄進様の心情や、孝進様の心情、そして全てを受け入れ韓氏オモニさえも許し愛し続ける真のお父様の心情に自然屈服して、サタン・ルーシェルは回心に至りました。

 

しかし、その回心したルーシェルに突き付けられたのは、神様の真の愛であるが故の厳しい命令です。1999年5月14日、神様は「サタンが天と地から完全に撤収して自然屈伏するように命じるという歴史的な儀式」を挙げられました。(李相軒氏メッセージ「人類の犯罪者ルーシェルの動態」より1999年9月27日)

 

『ルーシェルよ、おまえは誰に敬拝し、誰に許しを請うというのか。私に敬拝する前に、まず、おまえの血族を振りかえってみるがよい。過ぎし日のおまえが何を誤ったのかを、彼らに知らせるがよい。それから私に敬拝するのだ。おまえの血族たちを限りない精誠をもって世話してほしい。そして、彼らといっしょに私の所に来るのだ。お前の現実があまりにも哀れでならない…』

 

ルーシェルは自らが回心しただけでは許されませんでした。神様とお父様は、ルーシェルに全人類と堕落した全天使を連れてきて、神様に敬拝するようにと命じたのです。この神様の命令を受けて、ルーシェルは愕然としたのです。自分が発端となって植え付けられた堕落性ですが、その者たちを回心に至らせることがどれほど困難な事か、ルーシェルは実感として分かります。

 

霊界では天総官・興進様を中心として築かれている善の天使と歴史的人物の霊たちによる強力な天軍は存在していました。しかし、その天軍を拡大するはずの清平役事は、すでに説明したように真のお父様の願いとはかけ離れたものとなっていました。

 

真のお父様は清平修練苑と同様の施設を六大州に造り、さらに各国に立ち上げるとさえ語っています。その施設は、霊的な教育の場としているのです。浄財して先祖を解放して祝福を受けるだけではなく、何よりも霊的教育が為さなければならなかったのです。一人一人の心霊を覚醒させ、神性を帯びるように生心を成長させる場であったのです。

 

清平役事が真のお父様の願われるごとくに展開していれば、絶対善霊の協助のもとで、神様からのルーシェルへの願いも、容易に進められるはずでした。しかし、清平は金孝南と幹部たちの誤導のためにその役割をはたしていませんでした。ルーシェルの策略は統一教会・家庭連合を根深く蝕んでしまっていて、回心してからのルーシェルにとっての障壁となってしまったのです。

 

ところが、その事に追い打ちをかけるように、その一カ月後、韓氏オモニが真のお父様から表彰されます。

 

栄進様を離婚に至らせ、サタンに奪われた孝進様御家庭の蕩減復帰を中断させてしまった韓氏オモニは、1999年6月14日「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」において、真のお父様から「表彰牌」を授与されました。真の母としての本妻と妾が一体となる摂理において、康賢實巡回師と日本祝福家庭婦人たちが自然屈服し合った一体化の条件を持って、公的な顔としての韓氏オモニが表彰されたものです。

 

ルーシェルの手駒となり「感情」で行動し、栄進様御夫妻を別れさせ、孝進様御家庭の蕩減復帰の道を断った役割をした韓氏オモニが、責められるどころか表彰されてしまったのです。

 

その事を通してルーシェルは、たった一人、永遠の孤独とも言える絶望感に襲われたのです。それでルーシェルは、感情のままに動いていながら、第2教祖と言われ、表彰まで受けた韓氏オモニを奪おうと決断するに至るのです。ここから、韓氏オモニを第2教祖とする家庭連合そのものを奪い取ろうとするための策略がめぐらされるようになるのです。

 

そこで、ルーシェルは韓氏オモニを自分と同じ絶望の淵に落とすべく、栄進様の生命を奪う事を実行に移すことになります。韓氏オモニが自分の計らいにより、栄進様を自殺に追い詰めたとしたならば、韓氏オモニはより感情に囚われ、堕落への道が開かれるようになって行きます。

 

しかし、栄進様は最後の瞬間まで、「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」を貫きました。それで、サタンが行使した生命を奪い、家庭を奪うという「最大実権」に対して、神様は生命と家庭を復活させる「最大実権」を行使できる権利を得るのです。

 

真のお父様が事故なのか自殺なのかを見極める為に、食口を現場に送りました。栄進様の心情の勝利は、神様の心情に立ったならば事故だと判断できる根拠を残すことになり、真のお父様に栄進様の聖和は「事故」であると伝えられました。ここにこそ、真のお父様とサタンとの、真の母の位置を巡る、火花が散るほどの激しい霊的闘いがあるのです。

 

それは、韓氏オモニをサタンの攻撃から守る報告となりました。そして、韓氏オモニの感情を神様が利用して、奪われた栄進様御家庭を、国進様を通して復活させることができるようになったのです。天の号令に従って、栄進様の子女様を養子に迎えた国進様御夫妻に対して、韓氏オモニが栄進様御夫妻を分かれさせたと同様に働きかけて行くのです。この時は真のお父様も、この離婚に関わり進められたという情報を得ています。なぜなら、栄進様の離婚と違い、神様を中心として進められた蕩減復帰摂理としての計らいだったからです。

 

神様は、栄進様の「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」の条件により、韓氏オモニの感情を利用して、亨進様御夫妻の祝福と同じ次元の「完成期蘇生級」の祝福を与えることが出来るようになるのです。「完成期蘇生級」の祝福とは、康賢實現真のお母様と日本食口の間で結ばれた、互いに自然屈服し合う一体化により可能になったものです。ですから、この祝福によって、亨進様も国進様も康賢實真のお母様によって重生復活し、新たに誕生したものと見なすことが出来るのです。

 

1999年6月14日の「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」において、真のお父様から「表彰牌」を授与された第2教祖である韓氏オモニを、ルーシェルは自らの手中に治めようとしました。そのために、栄進様を自殺しなければならない状況へと追い詰めますが、天の号令に従うことによって、サタンは目的を達成できませんでした。

 

そこで、サタンはますます神様への反逆の覚悟を固め、1999年12月28日に真の御父母様あてにメッセージを残しています。表向きは罪の悔い改めと、真の御父母様に敬拝を捧げるという内容になっていますが、原理的に紐解いていけば、韓氏オモニと長子・顕進様を奪い取るという挑戦状になっているのです。

 

「夜の神様と真のお父様が勝利された極秘戦略の全貌」第1巻 第五章 本然のカインアベルの出発点 2)統一教会に絶望した天使長ルーシェルから引用します。

 

***引用開始***

 

その後1999年12月28日付で「罪人ルーシェルから天地父母様へ」という題名で、李相軒先生の霊界メッセージがあります。このメッセージに表現された内容は、神様に匹敵する知性を持つルーシェルが、5月15日の歴史的儀式の後に、統一教会の現状を目の当たりにし、決意した意志の表現ではないでしょうか。

 

 **罪人ルーシェルから天地父母様へ**

 

 罪人の私がどんな面目をもって報告をし、安否をお伺いすることができましょうか。私は歴史の前にあまりにもとてつもない罪を犯し、その何ひとつ自ら収拾できないことを知って、この場で静かに謹慎しつつ過ごしております。私のこの歴史的犯罪が収拾されて初めて、神様と天地父母様が平安な立場に安着なさることができるという事実を私は他の誰よりもよく知っています。

 

 ところが私の残党は、私の歴史的な犯罪を贖罪して罪人の姿で生きていかんとする私の意図を完全に軽視し無視しています。彼らは私に「私たちの方が数は多いのに、あなたはなぜ対決せずに後悔しているのか」と言いながら暴れまわっています。お父様、私は彼らに心より告白しました。率直に告白しました。私は「過去、私は神様を敵対視し、私の本来の位置を離脱して神様の前に偽りの主人として振舞っていた歴史的な罪人である。」と、彼らに私の罪目を一つ一つ告白しました。 

 

 それにもかかわらず彼らは、自分達の勢力が強大であり、数的に優勢なので自分達が勝つと固執しています。

 

 私は彼らに、誤った道を進んではならない、真実と真理は永遠であるが偽りはいつか必ず滅びるという天理原則も説明しました。そして最終的な方法として、私が自ら犯した罪の根本の根を彼らに詳細に明かし、堕落論の講義も聴講させました。

 

 これから私は彼らのところを頻繁に訪ねて、過ぎし日の私の過ちを率直に告白しながら創造原理、堕落論、復帰原理などの内容を聞かせるつもりです。この事が遅れれば遅れるほど神様と天地父母様の胸が一層痛むことを私は知っています。

 

 神様、天地父母様、本当に申し訳ございません。私の罪と過ちを事実そのまま公開し原理講義を聞かせることが、私の残党を悔い改めさせる最も良い方法だと私は考えます。最近、李相軒先生の限りない精誠と愛と涙によって、原理講義の聴講者数が少しずつ増えております。いまだ「真の御父母様、私の御父母様、私を許してください」と申し上げる段階ではないことを私は知っています。

 

 しかし、私は真のお父様の摂理的計画にしたがって最善の方法を動員し、ルーシェルの末裔を全滅させる掃討作戦のために、努力し続けるつもりです。真の御父母様が私に、私の罪と与えた傷を蕩減するための名目を下さるならば、喜んで受けます。私はその蕩減が終わる日までいかなる苦痛も甘受します。

 

 ルーシェルは原理を通して蕩減復帰摂理の事実を知っています。私が蕩減することにより蕩減復帰摂理が短縮され、神様と真の御父母様の摂理的計画が成就されるならば、私は今後それを甘受し、人類が受けるべき蕩減のすべてをこのルーシェルが代わりに受けます。

 

 真の御父母様、私に蕩減の名目を下してください。

 

 真の御父母様、お父様の愛と哀れみの御手の前に、千拝万拝して慶賀をお捧げし、地上で千寿万寿を享受されますようお祈り申し上げます。今後ルーシェルの血族と残った残党すべてを未練なく掃討して下さり、八十生涯におかれるすべての苦難の道を清算なさり、歓喜と恍惚と平坦の大道に立たれ、万民の前に救世主、王の宝位にお着き下さい。

 

 罪人ルーシェルが敬礼を捧げてお祝い申し上げます。真の御父母様、万万歳!

 

  **引用終了**

 

このメッセージが尋常なものではないということは、まず題名から現れています。ルーシェルが堕落天使ではなく、罪人と表現されているのです。李相軒先生も、このメッセージの本質を感じ取りながらも、ルーシェルの伝えるそのままに表現したのではないでしょうか。

 

このメッセージによって、ルーシェルとお父様の間だけで理解され、互いに交差した思惑はどのようなものでしょうか。

 

統一教会が今のような分断という悲惨な状況に陥る前、このルーシェルの回心のメッセージは食口たちにとって、どれほど大きな希望になったでしょうか。壮絶なまでの悔い改めが伝わって来ますし、お父様のために心底から決意して、摂理成就のための歩みを進めてくれるのだろうと思われる内容です。

 

ルーシェルにおいて、原理の知的理解は神様に匹敵するレベルです。ところが、このメッセージでは「原理を通して蕩減復帰摂理の事実を知っている」と語りながら、「人類が受けるべき蕩減のすべてをこのルーシェルが代わりに受けます」と語っているのです。

 

堕落において責任を持っていたのは肉体を持つ人間であり、堕落の情念は人間の肉体を経て実感となり、堕落性本性として結実しています。肉体を持たないルーシェルは、自分自身では罪の蕩減などできるはずがないのです。

 

ルーシェルが蕩減に関わるには、霊的堕落を結んだエバに代わる人物と、肉的堕落を侵したアダムに代わる人物を立てて、その人物たちが同様の罪を犯す環境圏に追い込まなければならないのです。追い込まれた人物が蕩減復帰を成して、神様の親の愛を完成し、そのエバに代わる人物から産み変えてもらわないといけないということになるでしょう。

 

結局、アダムの立場は真のお父様であり、エバの立場は真のお母様になります。つまり、ルーシェルは真のご父母様によって重生しなければならないのです。

 

ルーシェルは自分だけで蕩減復帰できるものは何もないということです。人類始祖堕落以降に侵したあらゆる罪も、結局、地上で生きる人間が蕩減復帰しなければなりません。そのルーシェルが、人類の代わりにすべての蕩減を受けると言っているのですから、これだけでは茶番です。ところが次の一文で茶番から、真のお父様への脅しに変わるのです。

 

「真の御父母様、私に蕩減の名目を下してください。」

 

ルーシェルは、人類始祖の堕落を蕩減復帰するための、名目をくれと言うのです。名目とは表向きの理由ということです。

 

人類始祖を堕落させたルーシェルの罪を蕩減復帰するには、エバに代わる人物とアダムに代わる人物を立てなければならないのは当然です。エバに代わる人物は、もちろん韓氏オモニに他なりません。そして、アダムに代わる人物は、真のお父様ではありません。サタンは真のお父様を讒訴できる条件など何も握っていないのですから・・・。ゆえに、当時、孝進様に代わって、長子の位置に立った顕進様ということになるのです。

 

統一教会のアベルカインは崩れ去り、メシヤが立つ基台が揺らいでいたのです。まんまと全食口の面前から内部に入り込んだサタンは、真の家庭が蕩減するべきだとお父様に讒訴をぶつけてきました。だからルーシェルは、うわべでお父様の前に頭を垂れながら、内心では唾を吐きかけ罵声を浴びせたのでした。

 

「お母様と長子を堕落させる権限を、俺に与えざるを得なくなったな!」

 

「名目を下してください」とはこのような意味なのでしょう。この事に気付いて全文を読み直すと、メッセージ全体が真のお父様と人類への、強烈な皮肉が込められているものだと分かってきます。メッセージでは「自分達の勢力が強大であり、数的に優勢なので自分達が勝つと固執しています。」と自分たちの勢力が強大であることを強調しています。

 

お母様と長子を自らの手中に入れることに対して、絶対的な自信の込められたルーシェルのメッセージとなっていたのです。もうすでにこの時から、真のお父様とサタンとの火花が散るような霊的決戦が始まっていたと言えるでしょう。

 

***引用終了***

 

こうして天使長ルーシェルは真のお父様の愛に一度は屈服しましたが、最初の堕落の時以上の激しい恨みに囚われて再堕落しました。栄進様の祝福と、それによる御家庭は無かったことにしなければならない摂理となりましたから、国進様の最初の祝福も無かったことにしなければなりませんでした。それによって、天使長ルーシェルの再堕落についても、カインアベルが完全勝利するまでは公表できない事実としなければならなかったのです。

 

そのようなサタンを相手に、夜の神様と真のお父様は末子の亨進様を後継者として立てるべく、また、極秘のうちに四大心情圏三大王権を成就するべく知略の限り、心情の限りを尽くしてきているのです。

 

またサタンも、歴史的に築いてきた世界的なディープステイトと中共の闇の組織を連携して、最終決戦ともいえる世界的善悪闘争に入っているのです。

 

そのようにして極秘裏に、また現実社会には現れない形で、夜の神様とサタンは激しく条件闘争を行ってきました。その過程で、夜の神様と真のお父様は、私たちにとっての最大最強のサタンと戦う愛の武器を作り上げているのです。これから国進様に現れた蕩減復帰路程を解説する過程において、その愛の武器がどのようなものなのかを悟っていただければと思うのです。

 

 

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