妄想と言葉の海に沈んでゆく。
深く深く、ずっと。
いつかもしまた、一緒にその暗闇へと沈んでくれる人を見つけられたら、私は満たされた気持ちで笑えるだろうか。
人はどうして、今ある持ち物の中でしか、答えを見つけられないのだろう。
ほんの少し周りを見渡せば、世界は広いことに気付けるのに。
色んな人がいて、違う答えがあって、そこに自分が本当に求めるものを見出だせるはずなのに。
手離すことで初めて気が付いた。
自分が愛されなければいけない存在なのだと。
自惚れだと言われてもいい。
私は、大切にされなければいけない。
そして私も、きっとその誰かを大切にする。
それまで、深い海の中で待っていようか。
手を伸ばして。
静かなものに包まれて。
