誘惑オフィスLOVER2 南勇介 チャプター2 10 | 蜜柑のブログ

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私が密かにハマってるアプリのまとめ。

自分が選択したそのままを載せてるので

ご了承ください。

(あとで確認次第、修正する予定です)

 ※申請した後にメッセ
 送ってもらってもOKです。

無言申請は無効になります。

南「俺はさ、ずっとオネエしてたから」

「悠里にとっては、黒田と一緒にいるほうが」

「いいのかなって、そう思ったことも
 あったんだ・・・」

「けど、どうしても諦められなかった」

悠里「・・・私も」

「この恋は不毛なんだって、思ってました」

「でも、そうじゃなかったんですね・・・」

南「悠里、好きだ・・・」

お互いの想いを確かめ合い、交わした口づけに

心が満たされれば満たされるほど

もっと欲しいと貪欲になっていく




貪るように唇を食み、合間に切れ切れに

呼吸をする




悠里「南さん・・・好きです」

熱に浮かされたようにそう呟くと

南さんの腕がグイッと私の身体を抱き上げる

南「ごめん、キスだけで終われない」

「・・・・もっと悠里が欲しい」

南さんの潤んだ瞳とかすれた声は

背筋に甘い痺れを走らせる



選択)

・・・私も、です〇

それは、どういう・・・





「・・・私も、です」

南「出来れば、ちゃんと言ってほしいな」

悠里「私も、南さんが欲しいです」

南「ありがとう」





私を抱き上げてベッドに運ぶ間も

南さんは、額や頬に小さなキスを

落としていく

小鳥がついばむようなくすぐったいキスに

クスクス笑い声をあげると

それを吸い取るように

南さんのキスが私の唇を塞ぐ

(今までしてくれたキスと、全然違う)

(好きっていう気持ちが、溢れてる・・・)

私をベッドに座らせると

南さんは改めて、まっすぐ見つめる

悠里「南さん・・・」

南「違う、勇介」

「二人きりの時は、そう呼んで?」

南さんは私の頬を撫でながらそうリクエストする

悠里「・・・勇介、さん」

南「もう一度」

勇介さんが頬を赤らめる


はいどうぞ。











何度も名前を呼ぶと、そのたびに勇介さんは

私の頬や瞳にキスをしてくれる

だんだんと身体が熱くなり、

唇にも同じ刺激がほしくなる

悠里「勇介さん・・・唇にも、キスしてください」

南「うん、わかった」

「悠里」

嬉しそうにほほ笑むと、勇介さんは

再び私に口づける

侵入してくる舌を迎え、お互いの内側を

夢中になって探り合った

悠里「あっ・・・」

勇介さんの手が私の胸に触れ

確かめるように指先を動かす

「勇介さん・・・・っ」

南「触れられるのは、イヤ?」

悠里「ううん・・・もっと触ってほしい、です・・・」

恥ずかしさをこらえながら言うと

いきなりベッドの上に押し倒される

南「あー、もー・・・」

「知らないからね?悠里」

「俺、死ぬほどガマンしてるんだけど」

私を見下ろす勇介さんの瞳は

今まで見たことがない熱をはらみ

男の人ということを強く感じさせる

「こんな風に誰かをほしいと思うの、
 久しぶりだから」

「・・・優しく出来なかったら、ごめん」





熱をはらんだ勇介さんの声に、

私の肌はさらに火照って

服を身に着けているのが苦痛なほどだった






・・・初めて会った日

ファスナーを下ろされ、ドレスを

目の前で脱いだ時

『南さん』の瞳は、なんの感情も映して

いなかった

けれど今、目の前で私の服に指をかけている

『勇介さん』は

熱を帯びた瞳で、私をほしがってくれている

(どうしよう・・・すごく、ドキドキする)

服も下着も脱がされ、生まれたままの姿で

私は勇介さんのベッドに横たわっていた





南「キレイだよ、悠里」

悠里「そんなに見つめないでください・・・
   恥ずかしい」

勇介さんは乱暴に自分の服を脱ぎ捨てると

私の上に覆いかぶさる

南「悠里の肌、気持ちいい・・・」

「全部、触れさせて?」

勇介さんは私の全身に、キスの雨を降らせて来る

悠里「・・・っ、あ・・・」

声を漏らすと、勇介さんが唇に深くキスをする

抱きしめられ、素肌が触れ合う

(勇介さん身体、熱い・・・)

恋してやまない人に抱きしめられている

そう思うだけで、身体が熱く疼いた




南「悠里、全部ちょうだい」

悠里「・・・はい」

勇介さんが指先で敏感な部分を探り出す

身体の奥まで十分に触れられ、ようやく

恋人の熱を迎え入れた時には

既に私は、強過ぎる快感に涙が浮かぶほどだった

悠里「あ・・・勇介さん・・・!」

南「愛してる、悠里・・・」

私の名前をささやく低い声に

すべてを忘れて、その腕にすがりついた





翌朝

私は勇介さんの腕に抱きしめられながら

目覚めた




限界まで愛し合い、裸のまま眠ってしまったせいで

私たちは素肌のままだった

(昨日の勇介さん、すごく情熱的だった・・・)

南「おはよう」

目を覚まし、微笑みかけてくる勇介さんを

見ているだけで

自分が世界で一番幸せな人間のように思えて来る

悠里「おはようございま・・・あれ?」

「なんだか声が、ガラガラします」

南「それはもしかしなくても、俺のせいだね」

悠里「いえ・・・!私も、嬉しかったですから・・・」

視線を交わすと、勇介さんとの間に甘い空気が流れる

南「今、水持って来るよ」

スルリとベッドを抜け出した勇介さんは

ミネラルウォーターを持って来てくれる

悠里「ありがとうございます」

私は身体を起こしてペットボトルを

受け取ろうとすると

勇介さんは中身を口に含んだ



選択)


私にも・・・

何、しようとしてます?〇


いや、あの・・・普通にくれ!




「何、しようとしてます?」

勇介さんの微笑みは、水以外にも何か含んでいた

南「んー?」

そのまま私の唇を捉えると

勇介さんは口移しで私に水を飲ませる

悠里「・・・・っ・・・?!」

(朝からこんなことされたら、私・・・)

もうドキドキし尽くしたはずの胸は

またも高鳴り始めてしまった

 

 

 


ここでエクストラ。

「愛しさは海のように」




一晩を過ごして腕の中で眠る主人公を見て

とめどなく溢れて来る気持ちに
南自身が幸せ過ぎて戸惑っているお話です。


ここも後日ー。





「ほら、もうひと口・・・」

再び、勇介さんに口移しで水を飲まされる

飲みこみ切れなかった水が唇の端からこぼれ

シーツに小さなシミを作る

勇介さんは私のあごに残る水を、

舌で辿るようにしながらやがて唇を食み出す

悠里「ゆ、勇介さん・・・ダメ・・・」

南「うん、ダメだよね」

悠里「えっ?」

南「わかってるんだ、悠里の身体を無理
  させちゃうって」

「でもかわい過ぎて、愛し過ぎて・・・」

「俺のリミッター、ちょっとバカになってる」

通常に戻してください。

悠里「勇介さん・・・」

(そんな嬉しいこと言われて、拒否
 し続けるなんて無理だよ)

再びベッドに押し倒されそうになった瞬間

勇介さんの電話が鳴りだす

南「誰だよ、こんな時間から」

「・・・って、やっぱり黒田か!」

悪態をつきながら、勇介さんは私をチラリと見る

「出ても、いい?」

悠里「ふふ、もちろんです」

南「ありがと」

勇介さんはそう言って私を抱き寄せ

渋々な顔全開で電話に出る

黒田『おはよう、南』

確信犯か。

南「朝からなんの用?」

『期限悪いな、お前って低血圧だったっけ?』

南「機嫌悪い原因、少し考えればわかると思うけど?」

漏れ聞こえる黒田さんの声は

いたっていつも通り

それを受ける勇介さんも、昨日のことが

なかった調子で

私は改めてふたりの絆の深さを実感して

少しホッとする

『まぁいいや、隣に悠里ちゃんいるんだろ?代われ』

ほらね。こういう奴よw

南「デリカシーとかそういうの、
  アンタ勉強してきたら?」

勇介さんの問いには答えない黒田さん

だっけど、昨晩私たちがどう過ごしたか

お見通しのようだった

相変わらずのふたりの会話に

クスっとしながら

私は電話を代わる

悠里「おはようございます、黒田さん」

『おはよう、悠里ちゃん』

悠里「昨日は、いろいろと・・・」

『あー、そういうかしこまった感じのは
 いいから』

『・・・それよりどうだった?
 南とのめくるめく一夜は』

悠里「えっ?!いや、それはあの・・・」

本題に早く入れよ

「そういうことは、私の聞こえない
 ところで勇介さんに・・・」

南に詳細を語ってほしいと思ってんのかお前は。

私が黒田さんと話している間

勇介さんは、反対側の耳を

甘噛みする悪戯を仕掛けて来る

ほんとこの二人は・・・・

「・・・っ!」

『どうした?』



選択)

声をあげてしまう

にらみつける〇

ガマンする




思わずにらみつけると

勇介さんはペロッと舌を出し

今度は私の髪に指を絡めだす

いやー、結構なカマチョ。

『悠里ちゃん、そっちでなんか悪さされてるだろ』

悠里「・・・否定は、しません」

『おい、南!』

『マジな話だから、イチャつくならあとにしろ』

南「いいとこだったのに・・・」

おい。仕事の話だってば。

電話の向こうで黒田さんが怒鳴る声で

勇介さんもさすがに、私の横で大人しくなる

(なんだか勇介さん、ものすごくかわいい・・・)

込み上げてくる愛しさのまま

私は勇介さんの頬に、一瞬だけキスをした

南「えっ・・・」

勇介さんは、キョトンと私を見つめる

(たまには私だって、反撃しますよ?)

視線でそう言って、電話に集中する

悠里「黒田さん、それでお話って・・・」

『昨日の、うちの宝石を使いたいって話』

『マジでやるなら、協力する』

悠里「本当ですか?ありがとうございます!」

『ただし、CM本体は無理でも』

『ポスターや雑誌広告なんかで』

『ジュエリー協力として、kaiの名前を
 出すことが条件だ』

黒田さんの言葉に、私は小躍りした気分になる

悠里「ありがとうございます!」

「名前の件、輝雪堂側を説得しますので」

「返事はもう少し、待っていただけますか?」

『ああ、よろしく頼むな・・・じゃ』

電話を切ると、勇介さんは拗ねたような顔で

じっと私を見つめていた

南「悠里、すごく嬉しそう」

悠里「話がうまく進みそうなので、つい・・・」

南「まぁ、そういう仕事熱心な悠里が好きだから」

「しょうがないか」

勇介さんはふっと笑顔を浮かべると

私を勢いよくベッドに押し倒す

悠里「きゃっ・・・!」

南「でも!せっかく結ばれたのに
  次の日の朝」

「他の男のことでゴキゲンになってる
 恋人を見るのは」

「男として、ちょっとジェラシー感じるなぁ」

勇介さんの言葉に、嬉しさがぶわっと込み上げる

悠里「・・・そう、でした」

「私、勇介さんの恋人なんですね」

南「うん、俺の大事な・・・」

「世界でたったひとりの恋人だよ?」

勇介さんは甘く囁くと、

唇を合わせて来る

悠里「ん・・・・」

南「悠里の声、ホントかわいい」

「そんな声出されたら、やっぱりガマン出来ないよ」

悠里「でも私、会社に行かないと・・・」

そう言いながら、勇介さんの唇が

離れてしまうのが寂しくて

じっと見つめてしまう

南「そんなこと言ってるけど」

「悠里の目、おねだりしてるように見えるよ?」

悠里「そ、そんなこと・・・!」



選択)


なくは、ないかも・・・〇

私、そんな目してません




はいはい、もうお腹いっぱいです。



「なくは、ないかも・・・」

南「・・・っ、今のはダメだって・・・!」

「そんな悪魔的なかわいさ、どこに隠してたの」

「マジで困るんですけど・・・」

勇介さんの吐くため息が甘く響いてしまう

私自身にも、困ってしまう

「これで、ホントに最後」

自分に言い聞かせるようにそう言って

勇介さんは再び距離をゼロにする

小さな音を立てながら、

何度も角度を変えて交わすキスは

・・・思ったよりも長くて、

私の頬を熱くした




「これ以上したら悠里、ホントに遅刻しちゃうね」

笑いながら、勇介さんは立ち上がる

「シャワー浴びておいで?」

「その間に朝ご飯作っておくから」

素泊まり朝食付きですか。

悠里「あ、いえ!それなら私もお手伝いします」

南「いいのいいの」

「そういうのは、朝ゆっくり出来る時に
 取っておきたいから」

「・・・次泊ってくれる時の楽しみに
 して、いい?」

悠里「はい、もちろんです!」





始まったばかりの恋人としての時間に

私の気分は浮き立っていた





「おはようございます」

幸せな気分で出社すると、田部ちゃんが

腕を突いて来る

田部「悠里ちゃん、何かあったでしょ」

気づくの、はえーよw

悠里「えっ?な、何かって・・・?」

田部「幸せオーラ出まくってるし、お肌もツヤツヤ」

「それも、今日いつもと違うしシャンプー
 使ってない?」

どこまでチェックしとん、お前はストーカーか。

「ファンでも替えたでしょ、質感違う」

田部ちゃんの鋭い観察眼に、タジタジになってしまう

悠里「あっ・・・・そ、そうだ!」

「例の口紅のCM、いい展開が出来そうだから」

「それで機嫌がいいのかも!」

田部「・・・ま、そういうことにしといてあげる」

悠里「そういうことって・・・」



選択)

何かあったって、わかる?

本当に、それだけだから!〇



「本当に、それだけだから!」

田部「はいはい」

のちに南が恋人だと知るときの田部の顔が見たい。

どこか含みのある笑みを浮かべると

田部ちゃんは自分の席に戻って行った

(・・・私も浮かれてないで、仕事に集中!)





山本『えっ?!本当にあのkaiが協力して
   くれるんですか?』

電話の向こうで、輝雪堂の山本さんが驚いた声を上げる

悠里「はい、社長の黒田さんと話をすることが出来まして」

「kaiの宝石を貸していただけることになりました」

さらに黒田さんに言われた条件を伝えると

山本さんは弾んだ声を上げる

『すぐに上に言って、許可をもらいます!』

悠里「お手数をおかけしますが、よろしく
   お願いします」

(山本さんもやる気になってくれてる
 みたいだし)

(このままトントン拍子に進むといいな・・・)





輝雪堂側にkaiの協力を

取り付けたという話をした翌日

山本さんから連絡がきた

山本『・・・すみません、秋月さん』

『kaiの協力の件ですが、上司の許可が
 なかなか下りず』

『もう少しお時間をいただいてしまうことに
 なりそうで・・・』

歯切れの悪い山本さんの言葉に

私は驚いてしまう

悠里「それは、印象が違うということでしょうか?」

「それとも、kaiの出す条件がダメとか・・・」

『それは・・・』

山本さんの声は、困惑の色を滲ませていた