※ここから先は重い話になります


私と二次元

私は、親に期待されプレッシャーと本来の自分の実力のギャップに苦しみ、学校の先生には疎まれて、友達はみんな自分勝手で相談に乗ってくれない事に精神的に追い込まれ居場所がなかった。

家で1人留守番している時、何回台所にある包丁で自分の手首を切ろうとしたか、何回晴れた空を見て窓から落ちようとしたかわからない

そして死を覚悟した日
私は命を絶つ前に自分の部屋にある漫画を読み漁っていた。それまでの自分は漫画はただの趣味だったのであまり感情移入しなかったが、何故かその日は読めば読むほど涙を流す量が増えていった。
漫画の名言全てが私の心に響いたのだ。
また漫画の主人公達は自分と同じような境遇でも耐えて最後は人が認める存在になっていったのを見てだったら自分も出来るじゃないかと思い始め、もう少し頑張って生きて行こうと考えた。
まさか漫画がこんなにも人の心を動かすなんて思いもしなかった。

そしてもう一つ、これは漫画だけじゃない…二次元全体に言える事として、見る人・遊ぶ人がいるからこそ二次元は成り立っているのだと。
そう考えてたら、現実の世界に居場所がなかった私にやっと居場所出来たのだと悟った。

いつしか涙で濡れていた自分の目はまっすぐ前を向いていた
目線の先は、台所に置かれてあった包丁や晴れた空が眩しくみえる窓に向けたものじゃない、自分の未来だった。

私はこの日を忘れる事は絶対ないだろう
今生きていけてるのは、間違えなく二次元のお陰だ。
私は二次元にこの命が尽きるまで恩を返し続けようと思う
その日から私の生きる理由と希望は二次元なのだから…