本は本当は白い紙のままでいたかった。

もっと本当のことを言うと

緑の葉のしげる木のままでいたかった。

...

でも、過去を忘れようと思い

我が身に印刷された活字を読んでみた。


本とは気持ちを伝えるものと知り

本は本であることが

ほんの少し嬉しくなった。


谷川俊太郎「ほん」より


写真に紹介した本は

私の母が残してくれた本です。

気に入っています。


皆さんの心に残る本はなんでしょう。


2015.4.4