YZF-R6がうちに来たのは2014年9月ごろでした。
2008年式の白赤カラーのフルノーマルでした。

もともとたまに一緒に走りに行く大学の後輩が乗ってたもので、売るという話を聞いて、前から良いバイクだなぁと思っていたので譲り受けました。全体的にとんがってるデザインが好きです。
で、今現在2015年3月まで乗ってみての感想。
以前に乗っていた車両がducatiの749rなんだけど、そことの比較が主になるかも。
まず感じるのは重量物が散らばってないこと。マスの集中化ですね。749rはライト周辺とエンジンとマフラーという重量物がそれぞれ散らばってたんだけど、R6は股下に重量物が集まってる。両方ともミドルクラスのバイクだけど、R6は完成度高くて、未来から来たバイクに感じた。749rは04年だから08年のR6と比べるのも酷かもだけど…
ポジションはシートが高くてハンドルが低いやる気マンマン。でも長距離を走ってもそれほど疲れなかった。(あくまでも749rとの比較)タンクがホールドしやすいのと、適度にシートが柔らかいからかなぁ。タンクにはパッドを付けないと滑っちゃってしっかりニーグリップできません。もっとタンクが後ろまで長くて角ばってるとホールドと姿勢の固定をしやすいんだけどな。
エンジンは低回転ではまったくトルク無し。まわしてナンボのエンジン。でもまわしても120馬力程度なので、恐ろしいパワーというほどのものではないし、パワーの出方はとってもスムーズ。1速で低速から全開でも軽くフロントがリフトするかしないかくらいのソフトな加速。リッタークラスから比べると正直おせぇ!ってなるかもです。まぁ、そりゃ当たり前だーね。あんまりパワーに期待しちゃだめね。
高速道路では6速6千回転で100キロ程度。高速を流すにはやたらエンジン回転が高い気がしてしまい、慣れるまではガチャガチャと7速を探してしまいます。
コーナリングに関してはまだタイヤがしっかりあったまるシーズンを迎えていないので、コメントしにくいですが、とても素直で寝かせればゴリゴリ回ってくれる感じです。
ステアリングダンパーが標準装備ではないので、開けまくる人はつけた方が安心かもです。立ち上がりでフロントが浮き気味になってウォルブが起きるのがたまに怖いです。
そうそう、ブレーキに関して。
ノーマルは全然効かないです。車速が出るのにこの貧弱なストッピングパワーでは飛び出してきた車にぶっ刺さります。お山で749rの感覚でブレーキングしたら、冷や汗をかくことになりました。あまりに恐ろしかったので、速攻でZCOOの青いパッケージの方のパッドを入れてやっとましになりました。
総評は全体的にすこぶる完成度の高いバイクです。欲を言えばあと少しアクセレーションにリニアなパワーと、全体的にもう一回りパワーがほしいといったとこでしょうか。およそ10000回転以下ではスロットル開度が電子制御で制限されてしまっているので、全開までアクセルをひねっているのに、60%ほどしか実際のスロットルは開いてないらしいです。リニア完がないのはそのせいかなぁ。ECUを書き換えればその機能をオフにできるらしいんですが、お金結構かかるしなぁ。
あとはフルエキ入れると割かし馬力とトルクがアップするようなので、検討中。でもフルエキも高いなぁ!