遠く離れた地に暮らす母が甲状腺がんの検査をするそうだ。
医師からは、かなり進んでると思うと言われたらしい。
持病もある母は死を覚悟してる様に思えた。
電話でしかやり取り出来ないけど、いつも母が私の心の拠り所なのに。
何かある度に受話器を握りしめ、母に電話してた。何時間も話して安心して元の生活に戻る。そんな毎日なのに。
母がいなくなったら私は生きていられるだろうか。
こんな事、私が考えてると知ったら母は嘆き悲しむに違いない。
お母さん、お母さん、お母さん
大好きなお母さん
私を独りにしないで。お母さん迷惑ばかりの娘でごめんね。苦労ばかりさせてきてごめんね。
こんな遠くに来てずっとずっと会えないで、親不孝でごめんね。
お母さん。独りにしないで。