染井吉野

 

大山桜

 

里桜

 

 

 

桜の季節が進む

 

 

花の時

 

実の時

 

新芽の時

 

 

かたちを変えながら 

変わらず傍にいてくれるものを想う

 

 

植物が

心に与えてくれるもののように

心を動かしてくれたもの

草花を見るように

見つめていた

 

愛であふれていた

 

 

 

一日の終わり

 

 目を閉じる前に言った

 

「おやすみ。」