乙女椿

 

好きになった日のことを

 

覚えている

 

 

まだ春浅い 

 

花冷えの日

 

数輪咲いていた花が

 

辺りの空気を緩めてくれているようだった

 

 

花びらは 愛情

 

幾重にも重なって 一輪の花に

 

そんなぬくもりを感じられた

 

 

あれから

ずっと

好きな花

 

今も

変わらず

好きな花

 

 

好きになる

 

好きになったら

 

ずっと

好きでいたい

 

ずっと

好きでいられるといい