和の会能楽師が紹介する水道橋グルメvol.4「東川尚史さんと行く『冨田書店』」
今回ご紹介する水道橋グルメは宝生流シテ方東川尚史さんご推薦の「冨田書店」さんです。
「冨田書店」と聞いて「グルメなのに本屋?」と疑問に感じた方もいらっしゃるかと思いますが、何を隠そう、このお店は昭和初期の古書店を改築したダイニングバーなのです!
外観は趣のある本屋なのですが、店内に入るとそこはオシャレレストラン。梁や柱は古書店当時のものをそのまま使用していて雰囲気バッチリです。
1階はオープンキッチンのカウンター。2階はテーブル席となっています。平日の夜ということもあって、水道橋界隈のOLさんやサラリーマンで満席でした。
東川さんは昨年、こちらのお店の2階スペースを貸切にして、お弟子さんを集めての食事会を開かれたそうです。「その時は小さい子供も参加することになっていたので、お店の方と相談して子供向きのメニューを作っていただきました。おかげで居心地もよく、楽しい時間となりました。」と東川さん。
お酒も種類が豊富で、ワインを始め、海外の珍しいビールも揃っています。
私もそうですが、お酒好きにはたまりません!
東川さんもお酒が大好きということで、取材を忘れ、二人で飲みすぎてしまいました(笑)
肝心の料理ですが・・・
どれも絶品です!
特に東川さんイチ押しの「牛すじ焼きのたっぷりネギのせ」。
口に入れた瞬間にとろけます!赤ワインとの相性も最高です。
水道橋駅近くに、こんな素敵なお店があるとは驚きでした。
ぜひ能鑑賞の後に立ち寄っていただきたい場所です。
最後に東川さんから
「能を観た後にこちらのお店で食事をしながら、あの主人公はあの後どうなったのかな なんて考えつつ舞台の余韻を楽しんでいただけたら嬉しいです。」