和の会メンバー観能体験記【7/21 五雲会】 | 和の会 BLOG

和の会メンバー観能体験記【7/21 五雲会】

本日行なわれた五雲会に行ってきました、和の会メンバーのCWです。


普段、演奏会や演劇等には、開演直前に会場に到着することが多いのですが、今回はレポートしなくちゃ、と開場早々から見慣れたロビーをウロウロしていたところ、五雲会の五雲は、五色の雲が輝く様を表すところに元々の由来があるのだと知りました。収穫あり。
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さて本題。舞台裏に興味があって、自由席ですが、脇正面の左の隅っこに陣取りました。
人力で幕が開くので、せーのとか、12の3とか小声が聞こえるのかと期待し、左耳に集中してみましたが何もなし。でも、能楽師の登場退場の足運びをこんなにじっくり観察したのは、じつは初めてです。立ち振る舞いがプロですね~。
それからいつも思うのは、能楽師の皆さん、あれだけ声を出していて年中喉をつぶさないのもすごいなーと思います。私は職業柄声を使いますが、年に1~2回は必ずガラガラです。


では演目別にいきましょう。
「氷室」で印象に残っていることは、冷蔵庫のようなセット(と思ったら丹波の山に見立てたものだったらしい)の中で、翁から神様に着替えたときの、後見さんが大変そうだったところ。←澤田さん汗だくでした。
と、雪乞いのシーンでの「ゆ~き~こ~~♪こ~~こ~~こ~~♪うすゆ~き~こ~~♪こ~~こ~~」と狂言のような踊りとうた。←真似できるかな。


「藤」で印象的だったことは、気づいたら家元の宝生和英さんが地謡の「ふじのぉ~~」の中にいらしたことと、藤の花の精が消え失せる(退場)ときの、笛のソロ演奏と憲正さんのつま先の動きが絶妙だったこと。
4つの楽器の奏者の皆さんは、楽器を置いているときは、地謡の方と同じように素手を隠していることも新たな発見でした。へぇー(でもなんでだろう)。


お能は奥が深いですね。歴史が長いぶん深いのでしょう。まだまだ和の会を通じて勉強したいと思っています。


最後に、近隣に香川県にまつわるスポットが二か所ありますので、ご紹介しておわりにしましょう。観劇の際にぜひお立ち寄りください。いずれも宝生能楽堂を出て、右にちょびっと歩くだけ。
1.こんぴらさん
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2.うどん屋さん
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では今回はこの辺りで。おやすみなさい。