和の会メンバー観能体験記(7月7日)
和の会メンバーのHKです。
今回鑑賞したのは7月7日に宝生能楽堂にて催された「文月能」という公演です。
私は演劇関係の仕事に就いていることもあって普段から色々な劇場に行くのですが、
能楽堂は他とは違った雰囲気を持った劇場です
自然と背筋が伸びてしまうような程よい緊張感が漂っていて、「凛とした空気」に包まれています。
劇場に入った瞬間から、まさに能の世界観を肌で感じることができます。
能に詳しくない方も、劇場の雰囲気、空気感を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
客席に座っていると、「能の培ってきた歴史が、この独特の空間をつくっているんだな・・・」などと、ついつい感慨に浸ってしまいます

さて、今回鑑賞した「文月能」は女流能楽師による公演でした。
能楽師=男性というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、女性の能楽師も大勢いらっしゃいます。そんな女流能楽師がメインになった公演です。
今回の公演も客席はほぼ満席
女流能楽師公演ということもあって若いお客様も多くいらっしゃってました。
開演は12時で終演は18時です。
その中に4つの能、間に2つの狂言が入っています。
なんと1日中、能が満喫できるのです
いくつもの曲を楽しむことができるのも今回の公演の魅力ですね。
特に印象に残ったのが最後に上演された「殺生石」という曲でした。
怨念により人を殺す石となった狐が、僧により供養をうけて成仏するといった内容です。
前半部分は動きは少ないのですが、後半になると打って変わって激しい動きに変わります。
その静と動の切り替えの落差がますます観客を引き込んでいきます。
注目は僧による供養で石から狐の獣が出てくる場面。大きな石の舞台セットが割れて狐が現れるといったダイナミックな演出がされていて、迫力のある舞台でした。
私はまだまだ能について詳しくないのですが、本当に奥が深くて面白い芸術だと思います。
まだ能を観たことがない方。百聞は一見に如かずです。是非、一度能楽堂に足を運んでみてください。

今回鑑賞したのは7月7日に宝生能楽堂にて催された「文月能」という公演です。
私は演劇関係の仕事に就いていることもあって普段から色々な劇場に行くのですが、
能楽堂は他とは違った雰囲気を持った劇場です

自然と背筋が伸びてしまうような程よい緊張感が漂っていて、「凛とした空気」に包まれています。
劇場に入った瞬間から、まさに能の世界観を肌で感じることができます。
能に詳しくない方も、劇場の雰囲気、空気感を楽しんでいただけるのではないでしょうか。
客席に座っていると、「能の培ってきた歴史が、この独特の空間をつくっているんだな・・・」などと、ついつい感慨に浸ってしまいます


さて、今回鑑賞した「文月能」は女流能楽師による公演でした。
能楽師=男性というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、女性の能楽師も大勢いらっしゃいます。そんな女流能楽師がメインになった公演です。
今回の公演も客席はほぼ満席

女流能楽師公演ということもあって若いお客様も多くいらっしゃってました。
開演は12時で終演は18時です。
その中に4つの能、間に2つの狂言が入っています。
なんと1日中、能が満喫できるのです

いくつもの曲を楽しむことができるのも今回の公演の魅力ですね。
特に印象に残ったのが最後に上演された「殺生石」という曲でした。
怨念により人を殺す石となった狐が、僧により供養をうけて成仏するといった内容です。
前半部分は動きは少ないのですが、後半になると打って変わって激しい動きに変わります。
その静と動の切り替えの落差がますます観客を引き込んでいきます。
注目は僧による供養で石から狐の獣が出てくる場面。大きな石の舞台セットが割れて狐が現れるといったダイナミックな演出がされていて、迫力のある舞台でした。
私はまだまだ能について詳しくないのですが、本当に奥が深くて面白い芸術だと思います。
まだ能を観たことがない方。百聞は一見に如かずです。是非、一度能楽堂に足を運んでみてください。
