「自分の超絶タイプの顔をした人と、普通の人。そしてあなた。

人類がこの3人しかいないとして。

超絶タイプの人とあなたはどうしても結ばれないと定められている。

そんな時、普通の人に一つだけ力を与えられるとしたら、どんな力があれば超絶タイプの人を越えて普通の人を愛せるようになりますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは私の婚活生活が一年半経とうとしていた頃。

婚活仲間の1人に出された質問だ。

 

 

 

 

 

私は真剣に考えた。

 


 

それなら普通の人を、超絶タイプの顔にしちゃう?

 

うーん、でもそれも何だか違う気がするなぁ、、、


じゃあなんだろう、サバイバル力?

でも私自身その状況になれば結構サバイバルで来ちゃいそうだしなあ・・・


経済力?いや、でもこれも違うなぁ、、、経済力があれば愛せるのか、いや、愛せない、、、



何だろう何だろう何だろう???





 

 

最終的に考え付いたのは

 

「私を笑わすことの出来る力」だった。

 

 

 

 

 

 「この『能力』こそ、自分が相手に一番求めている力だと思うよ。」

 

 

婚活仲間がそういった時、

なんだかわからないけど、

確かに何かがストンと腑に落ちた。

 

 

 


 

そう、私はユーモアがある人を求めているんだ。


落ちこんだり凹んだ時、中々復活しにくい私を笑わせてくれる力を持った人。



他の人には無駄だって思えるようなくだらないことでも、一緒になって面白がることができる。



そんな人と一緒に生活をして、共に人生を歩んでいきたいんだ。





 

 

いわゆる定型の「ザ婚活」をしていた時代は、「理想の人リスト」なるものを書き、

年収、学歴、などなど。

「いったい自分の求めている人はどんな人なのか」

「こだわる条件はなんなのか」

 

とか考えていたけれど、婚活期間も1年半になろうとしていた辺りには

 


「あーもうようわからん」

「条件良くても全然好きになれんわ」

「好きかもしれないけど何か心のどっかでブレーキがかかるのはなぜなんだ」

 


とかグルグルしてしまっていた。

 


 

でも、



私を笑わす力、

ユーモア




この質問によって私が求めていたものが、鮮明になって。

何だかすごく視界がクリアになって。

なぜだか「あぁ、やっぱりなぁ」って妙に納得して。

そしてものすごく嬉しくて。




もしかしたら、いやきっと。



そんな力を持つ人に私は会える。




そう思えたら、

何だか心が軽くなった。






そして。




夫と付き合うことになったのは、この質問に答えてから一週間くらい後のこと。



初めて会ったときから、会話の中でのユーモアのある返しに、私は笑ってばかりだったんだけど。





もしかしたらそんなやり取りがあったから、

婚活仲間からの質問に、

「笑わせることのできる力」と答えていたのかな?


そんな風に思ってしまうほど、最初から夫は私を笑わせることのできる人だった。




 

 





出会って3ヶ月未満でのスピード婚。


これを報告してからリア友や他の婚活友だちから、

よく聞かれたのが、



どこが決め手だったの?

なんですぐ決められたの?

 


この2点。

そのときに私は先に先述の質問をしてから答えます。


 そうすると、友人たちも妙に納得してくれるのです。





もし、今自分が何を求めているのか解らなくなったらこの質問を自分にしてみて欲しい。

そう思います。