修行を終えて、一段落してくつろいでいるとどこからか「トントン」と音が聞こえてきました。

テレビの音かと思ったら、また「トントン」。


気になって動こうとしたらインターホンが鳴りました。

宅配もないし、何かと思いながらも応答すると近所のお婆さん。

班が違いますが名前だけは知ってます。このお婆さんは目が不自由な方です。


「出てきてください」と言われたので、頭の中は「?????」で、「何か迷惑なことしたのかな?」と不安になりながらドアを開けました。


すると、真顔で「〇〇です。とりあえず入れてくれる」と言われちょっと強引に入ろうとされました。

私は怖くなって「えっえっ、困ります」


お婆さん「なんで?なんで来てるかわかってるでしょ」


私「わかりません!どうしたんですか?」

(一瞬、認知症とかになられたのかと思いました)

「〇〇(私)ですけど」

と言うとやっとわかってもらえたみたいで、顔の表情が一気に和らぎました。

それを見て、私も恐怖心から開放されました。

お婆さんは、訪ねる家を間違えたことに気づき謝られました。

私の隣の家に行こうとしていたみたいでした。

杖をついてる方なので、隣の玄関前まで一緒に付き添いました。


女性でも男性でもいきなりの訪問で強引に入ってこようとされるのは、やはり怖かったです。


主人がいてくれたら、こんな怖い思いしないのに………