このブログでは、視覚障がいの世界を詠んだ短歌を紹介していきます。

私は結婚し、全盲の義父を得たことを切っ掛けに視覚障がいというテーマに関わり始めました。そしてパラアスリートが作った短歌に胸を打たれ様々な背景を持つ方に勧める活動を始めました。

視覚障がいの方が表現する世界には、彼らだけが感じている手触りや音、心やメッセージが詰まっています。その視点と深みは、新たな発見と感動をもたらしてくれます。

視覚障がいの方が詠んだ短歌の歴史を調べてゆくと、百人一首の蝉丸まで遡ることが出来ます。その後も琵琶法師や瞽女さん、晩年に失明した北原白秋、幼い頃から病弱だった岡本太郎のお母さん、戦争で失明した兵士たちなど、多くの方々が視覚障がいの世界を短歌に詠んできました。

この系譜と、視覚障がいのある人々が生み出す短歌の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、このブログを始めることにしました。

自分が胸打たれた短歌を紹介したいというのが一番の目的ですが、書き足して行って

 

・視覚障がいの方の短歌作りのヒント

・視覚障がいの短歌は百人一首の時代からあって現代の視覚障害文芸大会や歌集、パラアスリートの作品まで脈々と系譜が続いているんだ、という全体像の提示

・視覚障害者の地位向上の一助

 

になったらいいなと思っております。