父の転院が決まりそうです。

 

でも…

 

 

希望ある転院では、なさそうに感じています。

 

特別な呼吸器?(専門的なことはよくわからないのですが…)を

使わなくてもいいようになったらしく

大学病院から転院のお話が…

 

認知症の症状が進んでいるようです。

 

ただ見守ることしかできません。

「 頑張って! 」そんな言葉をかけることは違うと感じ、

ただただ伝えたいのは

「 ありがとう 」

この言葉のみです。

 

まだ父が施設に入る前、

電話で「 もう〇にたい…」っと、話していました。

 

もしかしたら認知症の、徐々に進行していく頃がいちばんつらいのでしょうか?

 

高圧洗浄機を使って掃除したいんやけど

使い方忘れてわかんないんや…

 

散歩してたら、気安く声をかけてくれる人がいるんやけど

名前を思い出せないんや…

 

そんな風に嘆いていました。

悔しい

つらい

情けない

きっといろんな感情が入り乱れていたことと思います。

弱さを

素直に母に話せていたら…

そう思わずにはいられません。

 

会話がなかったのは、時代の所為だと母は言います。

いやいや時代って…びっくり

でも、母だけが悪いわけではないのだけれど、

会話のない家庭は、温もりを感じることはありませんでした。

 

父と仲良くすれば

母から嫉妬されて、あとで大変なことに…

だから

離れることで、父と話すことができて

ほんとうに良かったと思っています。

 

今までできたことができなくなるという

老いは、誰にも訪れる出来事。

 

どんな自分も丸ごと受け入れて

少しずつやってくる「老い」も受け入れていく…。

そんな準備をしなさいよ…

父が教えてくれているようです。