「町内会」、この旧態依然たる組織。 | ほしちゃんの日記。

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56歳の普通のオッサンがB級グルメ、旅行、料理、山下達郎、スタレビ、競馬、猫などを中心にお送りします。


GW前半、年に一度の町内会総会があった。我が家は10年ちょっとぶりに輪番で組長に当たったため、晩メシ時にもかかわらず出席してきた。

我が組はご多分にもれず限界集落の域に達しており、56歳の私が最若手のようであとは大半が70歳以上。小さな子どもはとっくの昔にいなくなったため夏の地蔵盆もやめて久しく、またcovid-19の影響で溝掃除も4年やっていない。
そんなわけで町内全世帯が話し合った結果、今年度をもって組は解散。本来徴収すべき年会費は徴収せず、本部への上納金は今の預金の中から支払い、来春の解散時点で預金を全世帯均等割りで戻す、という話になっている。

私の関心事は解散の仕方、すなわち手続きについてであり、これについては所定の用紙を来春に本部に提出すればよい事がわかった。
しかし改めて思うのだが、この令和6年、2024年になっても町内会という組織は昭和で止まっている。
まず、配られたレジュメを見て唖然とした。
そこには固定電話の緊急電話連絡網が未だに記してあるのだ。
私はもちろんだが、83歳の母親ですらも絶対に固定電話には出ない。勧誘か詐欺と相場が決まっているからだ。
こんなものはとっくの昔に一斉メール、いやLINEグループにしてしまうべきではないのか。

そして、回覧板をどうするかについても議論がなされた。
回覧板には、緊急性のある情報は一切ない。それこそLINEグループにPDFを載せればシマイで、脚の悪いお年寄りが雨の中をお隣さんのポストに回覧板を入れに行く方がしんどい。

ところがそれらの議論で、出席者が
「年寄りにメールだ、LINEだと言われても分からない。年寄りはパソコンもスマホもないし、触れない」
と平然と言ってのけたのにはまたしても唖然とした。
今日び、小学校でもタブレットを使った授業が行われている。私の母親も何年も前から老人スマホを使い、私が買ったiPadで三山ひろしの動画をアホみたいに観ている。

2024年においてはモバイルデバイスの使用が大前提で、固定電話の緊急電話連絡網や回覧板の方がむしろあり得ない。
極言すれば、指一本で何でも出来るモバイルデバイスこそお年寄りのためにある。
宇治市の行政のひどさは今に始まった事ではないが、もしこのブログを宇治市職員が見てくれたなら一刻も早く老人世帯のDX化に予算と人員を割いてほしいものである…