西洋占星術では、
月は、無意識、感情、思い癖、自分がこの世界をどのように捉えているか、過去世、トラウマ、母親、などといったことを表します。
自分の月の状態を知ると、自分が無意識に、どんな眼鏡をかけてこの世界を捉えているのかの参考になります。
例えば私は、蠍座6ハウスの月で、ベスタ(奉仕)と天王星(左脳、電気ショック、トラウマ)が月に合なので、
・人と一緒に何かしたいし、でも信頼した人としか関われない。
・真実を見抜きたい。本物しか見たくない。
・真面目。人の役に立ちたい。
・細かさと神経質さがある。
・人間関係の大きなトラウマがある。
・性質が激しい。感情的な人間。
などなどといった性質があることが一目で分かります。(ここには、合以外の天体のアスペクトの情報は入れていません。)
そして私は月を知ることで、自分が潜在意識の中で人をひどく恐れていることに気付けたので、
無意識下の自分のこの世界を見る時の眼鏡を変えて、
違う現実を体験することを決め、
“私の世界はやさしい”に設定をしました。
その後、何か怖い現実が起こってきた時、
“怖い怖い怖い怖い。やっぱり現実は怖いところなんだ・・・。”と、
私の月は自動的に“怖い。怖い。”を発動してしまうのだけれども、
その怖い気持ちをしっかり感じて、たくさん泣いたり怒ったりした後に、
“いや、今世は、私はやさしい世界を生きてみたい”と思い直して、
自分への優しい気持ちといたわりの気持ちの中で過ごすことを意識しました。
その時周りにあったたくさんのものに感謝して、私に与えられているものを慈しんで、
たくさんたくさん自分を甘やかす。自分が幸せだなあと感じることをする。
起こる現実に呑み込まれないで、
自分が決めた設定をその都度確認しなおして、自分にやさしくやさしくしていると、
時間差で、ある時本当に現実は“私にやさしい世界”になっていました。
後で知ったことなのですが、
自分に今与えられているものを慈しむ「感謝の気持ち」と「設定を忘れてしまう」
という2つのことが、どうやら現実を変えるポイントのようです。
月は、ものすごい才能でもあるけれども、気づいていないと知らない間にしがらみのようなものを作ってしまうこともあるので、
なぜか自分の世界がこんがらがっていくような時には、
自分の月を知ることは、とても参考になると思います。