グルテンフリー生活を始めてからの気付きや小麦まみれだった頃のことを思い浮かんだ順に書いていくシリーズ(になる予定)。



数年前、私が約半年の小麦まみれの食生活に陥ったきっかけは

コンビニのおにぎりを食べて胸焼けしちゃったことからです。

一般的なサイズの日高昆布のおにぎりだったと思います。

半分食べきったあたりから胸焼けが始まって、食べ終えたら苦しくてぐったりしちゃったのです。
 
その時、「白米って体質に合わなくなってきたのかも……」と思い、
玄米とか五分づき米とか十六穀米とか古代米(赤米、黒米など)試したんですが症状に多少の差はあっても、もれなく胸焼けしてしまいました。

そこで「お米類が食べられなくても別にいいや。麺類やパンがあるから大丈夫。」って、そこから小麦まみれの食生活が始まったのです。



もともとパンが大好き。  

特にクロワッサンのようなバターたっぷりとかパイ生地にフルーツとカスタードクリームたっぷりの菓子パン。

甘いのを食べたら焼きそばパンとかホットドッグとか惣菜パン。

休みの日などおいしいパン屋を見つけるはしごをしたり。


パンに飽きたらピザやパスタ。

ラーメン屋に入れば必ずギョウザもオーダー。


もちろん、おうどんも。夏にはソーメン、おそば(小麦配合のもの)……


お菓子も大好き。

ケーキ、パイ、クッキー、バームクーヘン等々……


この頃はお米が苦手と思っていたから米粉を使う和菓子は食べてませんでした。



主食というか食べ物のほとんどが小麦製品になっても、この頃はそれが原因とは思いませんから心身ともの不調は老化と更年期のせいだろうとおもっていたのです。


▪顔汗が滝のように出てずっと止まらない

▪毎朝起きると左目がかゆくて涙が止まらない

▪慢性的な下痢がいっそうひどくなった

▪三十年も前のくるぶしの打ち身が痛む

▪膝がむくんで階段の昇降がつらい

▪髪の毛が怖いくらい抜ける

▪白髪が増えて髪がやせる

▪赤ら顔になる、赤ら顔なのに全体的に青黒く見える顔色

▪皮膚が乾く

▪爪がどんどん割れる

▪白内障が始まる

▪食べても食べても食欲が収まらない

▪悪い方にしか考えが向かない、被害妄想がひどい

等々……

と言った状態です。


そして寝床から起き上がるのも辛くなった頃、友人が誕生日のお祝いにとレストランで食事をご馳走してくれました。

その時です。

洋食のフルコースでステーキを食べている時、飲み込めなくて喉に詰まらせてしまったのです。

飲み込めないうちに息が苦しくなって、言葉も出ません。

私の様子がおかしいことに気がついた友人が
「大丈夫?!何?喉につまったの?」と聞いてくれて辛うじてうなづくと


良い友達がいるって有り難いですね。

その友人は両手の平を私の前に出して
「ここに出しな!」と言ってくれたのです。

私は恥ずかしいし、友人の手を汚すのもイヤだなと躊躇しましたが視界が白っぽくなって「このままだと死んでしまうかも」と思って、なんとか喉に詰まったものをはきだしたのです。


その後、危うく救急車を呼ばれそうになるのを止めてもらうことができるくらいになったし、今では笑って終わらせられる話ですが、この時老いたなぁと思ったものです。


その数日後、何かに導かれるように入った本屋で
「小麦を食べるな!」
に出会って太ってながらも乾きと痛みのない体を取り戻して行くのです。