紫源二の啓示版 -58ページ目

なんか読んでくれてるみたいだから

きっと


読むってことは


想像してるんだろう


ぼくの


知性を


秤にかけているんだろう


もし


あなたが女性なら


ぼくは あなたを


想像する


声から 顔を 想像するように


言語から 精神を 創造する


歌声から からだを 想像するように


文字から あれ を


あれ から これ を


結合させる


それが


男 と 女 というもの


だから


きみ


いつか


なべでもつつこうよ


ぼくは


魚介類がいい


とくに


イカがいい


泳いでいれば


なおいい


海の光


蛍光色の夜


イカは泳ぐ


泳ぐ 泳ぐよ


夜の海を


夜の宇宙


星が輝き


ぼく と あなたは


服を脱ぎ


泳ぎ 泳ぐよ


夜の海


聞こえてくるのは


遠い遠い昔の歌声


100万光年彼方からの


子守唄


ぼくがまだ


きみとひとつだったころ


それは


父と母がひとつだった唄


だから


きみは きれい


きみのからだは


きれい


だから


ぼくは


しあわせ


きみ と ぼく


宇宙のチリとなって


輝く 輝く


泳ぎ 泳ぐよ


宇宙の彼方まで






たまにはこうして

ソリッド・ステイト・サバイバー


そんなYMOの音楽が流行ったとき


ぼくは日本にいなかった


UCバークレイのキャンパスを歩いていた


ティモシー・リアリーの言い出した


ソリッド・ステイト・生命体


つまり、


今のCPU全盛のシリコン社会が始まったのは


たかだかここ数十年のことで、


それは、


ソリッド・ステイト・生命体の仕業なのだと


ハーバード大学の元教授は本気でのたまわった。


なんのメタファーでもなく


ほんとうに宇宙人のしわざなのだと・・・


つまり、CPUの電気信号の中にのみ生きられる


ソリッド・ステート・生命体がこの宇宙に生息していて


それがこの地球に侵略してきたのだと


つまり、彼らの生きる環境を


彼らはこの地球を IC 化することで実現しようとしているのだと・・・


我々地球人が火星に生息できるように、まず火星の大気に酸素を増やそうとするように


彼らソリッド・ステイト・生命体は、この地球をコンピュータ化しようと企んだ。


ところで、


かのマッド・サインティスト ティモシー・リアリーは本気でそんなことを言ったのだが、


実は、その説は彼のオリジナルではない。


すでにこのコンピュータ化社会、つまりシリコン化社会、別名ソリッド・ステート社会を予言していた人物がいる。


それは、なにを隠そう、あの山師グルジェフだ。


(山師という称号を与えたのは、僕の発案だが・・・)


かの有名な「ベルゼバブの孫への話」の中で、ナメクジのような人間社会をはるかに凌駕する知的生命体


ソリッド・ステート・生命体のことが書かれている。


SFに登場する、金属製のロボットのような宇宙人。


彼らによって、我々有機的人間のナメクジ社会は、


金属的、半導体的生命体に侵略されつつある。


つまり、利己的な遺伝子(ドーキンス)が個体を越えて、


永遠の生命を獲得したように、


奴らは、CPUまたはメモリの電気パルスの中に


永遠の生命を拡大しようと


この地球に侵略してきたのだ。



さて、たまにはこうして


第三者に監視されながら、


この啓示 版を書くのもいいだろう。


ふだんは、液晶ディスプレイと向かいあって


一人称でキーボードを叩いている 閉じた世界だから、


必然的に書いている言葉が 詩的 になる


しかし、


こうして第三者に監視されながら書いていると


必然的に書いている言語が


客観的


すなわち


科学的になってくる


そして、


”科学的”というとき


それはテクノロジーを発達させ


ひいてはエレクトロニクス


そして現代ではそれがシリコン半導体を発達させたという意味で


ソリッド・ステート・生命体と同意語なのだ。


つまり、左脳的 サヴァン症候群的


数字の記憶 と 素数


2の累乗によって成り立つ


論理演算の客観言語



だから僕は


それに真っ向から対立する


”個人言語”を志向しているから


このような啓示を書いている



つまり


また明日からは


私ひとりの


私的な言語を


ディスプレイとにらめっこしながら


書くことになるだろう。





最近つまらない

なんか面白いことない?


お願いだから、連れてって。


海に


なんだか


つまらなくて、


自己嫌悪


これってウツ?


それにしては凶暴。


かなりアブナイ?


夢をみたい。


夜見る夢を。


ねむりたい。


お願いだから


教えて


アドレスを


あそこへ行くアドレス


そこへ通じている汽車の時刻表


でも


海を泳いで渡ってもいい


きっと


途中で流されるかも


でも、


海岸には


売店があった


そこで


時刻表を見たような気がする


海を泳いで渡るなんてアブナイと言ったのに


命がけでやることが大切らしい


どおせ命はいつか尽きるのだから


いつ尽きても同じらしい


この世に遺すものは


なんの意味もないらしい


人間が作った文化


その中で一番価値あるものは


たぶん


原爆


それよりも強力なのが


太陽


太陽光線は人間のためのもじゃない


生物のためのものだ


だから


無言の風景に人間はいらない


ちょっと眠って


それから


土曜


街に出よう。


近くの商店街を散歩して


夕方の寺に行く


そこに小さな公園があって


そこの石造りの滑り台が好きだ


それを見ているとなぜか癒される


そして


コーヒーを飲んで帰る


夕方


銭湯に行けるといいのに


そして


夕日が沈むのを見ながらうとうとする


ぼくは生物で


この地上に生きているから


本当は何もしないで


ただ生きていられていいはずだ


ただ


食って、死ぬまで生きる


ただの生物のように


人間である必要なない。




自動書記のようにドアをノック

ハロー!

えぶりばでぃ


目に映る言語を

詩人のように


浮かんでくる言葉を

フリークのように


それで

本当は


あんまり頭まわってなくて


使わなくて


使わなくなって


そんな頭で


ぼくはキーボード叩いてる


いいじゃないか



どぅゆ びりーぶ み?


もしぼくが言ったとしたら


きみのことを好きだと


それでもきみは


しらを切るつもり?


OK


おーらい


もしぼくがきみを


好きだと言っても


きみはしらをきるつもり


OK


わかったよ!


男を鼻であしらって


街を通り過ぎる女


きみはそんないかした女


でも


思い出してよ


きみが若かったころ


ぼくがそばにいたことを


そして


愛した


愛し合った


あの頃


風は熱く吹いていたね


空は高く澄んでいたね



きみの目に


涙浮かべ


ぬぐった


笑った


歌った


おどった



OK



おーらい



きみの目



見て



ぼくの目



おーらい



きみがいるだけで




そのとき



歌った



おーらい



おどった



そして



別れた






書きたくないこと

誰も読んでないだろうから

書きなたくないことを書くのもいいかもしれない

たとえば・・

”日常”について


私の日常は

たぶんきみのとはちがう

なにがちがうって

きみはありふれてるからね

でも私はありふれていない


たとえば

サルバドール・ダリ

ジョン・レノンのように

ぼくはありふれていない


たとえば

地球にはえた

宇宙の塵のように

ぼくはありふれていない


たとえば

たとえようもないくらい

頭脳が明晰で

昨日たべたおかずすら覚えている


昨日食べたのは

そうだな

ナスの豆板醤炒めだ

私がつくった

かなりうまかった


ブタこまを炒めるとき

唐辛子をすでに入れて辛くした

それにおろしたにんにく

そして豆板醤

黒コショウ


でも本当は

忘れていた

ナスを入れるのを

きみを忘れたように


だから最後に入れた

そして酒をたっぷりふりかけて

炒めた


まるで

昨日のネコように

道を通りすがった際

私の目を見た

そのびくつきのように

辛い

ナス炒め


ところで私はよく屋上に出る

屋上からの眺めは

遠く山々が霞むから好きだ


その山に行きたいのだが

そこに辿り着けばそこにもまた

人間がいる

ひしめいてさえいる


だから

行かない


きみを捜さないように


私は

金を使わない


そして思い出すように

眠る


昨日


食べた


今日


食べた


今日はそば屋のカレー

カツ丼のカツが乗っかっている


柔らかい肉は

ブタの肉

オスだかメスだかわからない

でもきっと

メスだったのだろうと思う

彼女は私に食べられてた

食べられるために生まれてきた

そして

死んだ


明日


食べる


酒も


飲む


いや


飲まない


酒を飲んで思い出すことは


なんだかうらわびれているから


明日


太陽を見る


光を


それが


たのしみ



今日


太陽が躰に入ってきた


そして


啓示を受けた!


受けたのだ!


最高の啓示を!


それは頭から入ってきて


ぼくを満たした


近い将来


ぼくはありふれていなくなる


ありふれていなくなる


とてつもなく


ありふれていなくなる






あけおめ、ことよろ

あけおめ、ことよろ と

まいとしいいつつ


きょねんはさいあく

ことしは、さまざま よてい すでにあり


よのなか

だいとうりょうがどうした

けいきがどうしたいろいろあれど


されどわれ

そのたおおぜいのうちの

わんおぶぜむの

ちきゅうにはっせいした

きせいちゅうのうちのいっぴきとして


それでも

いっこのじがあるこじん

あいでんてぃてぃいとして

さまざま すでに よていあり


やがておいて

いな

おいずしても

しすべき

そのたおおぜいの

わんのぶぜむ としても


なぜだか

さまざまなものせおい


すでに しんねんにして

おおみそかまでにする

よていあり


かなしきことなり





サイコのきみ!

OK


I’M 詩人 だから


おかしなコメントも

 

詩にしてあげる


OK?



また 和傘 さした海兵隊


クリスマスケーキ持って


キリスト教の各信徒が集まるマーケットに


まるで行進するように


きみ!


きみだよ!


TEAR の CEL だよ!

■の場所


「同性愛」は


夢見る が失敗


今回だけでも


なんて


駄々こねるんじゃねーよ!


最高裁による判断で


日々暮らし


楽にならず


じっと手を見る


スワットの出動


きみ!


サイコのきみ!


きみのことだよ!




Hello EveryNobody

I'm a nobody living dead in Tokyo


Today I was living .. like used to be


Tomorrow maybe I'm going to living .. so on


Mightbe I'm only one .. I think .. I must be unique


But maybe I'm the same as the other


I'm Nobody


Maybe I'm the same as EveryNobody


I do not talk


I do not sing


I do not hope


Because


There is no hope in this world


Just


I


say


to you


byebye


This


GLOVAL


W.W.W


trush box


Mybe


TOmorrow


I see the sun


in my eyes


and


my eyes become the sun


when I will see this world with this eyeballs


all become imidiatery burn out


so I say byebye


byebye this W.W.W trush


politics


money


america








あと一週間たったら 昨日だったら

今日ぼくは


時間切れ


薬を飲んで


歌を歌い


こんな歌


月を見ていたい


せめても今日だけは


月を見ていたい


そして、


気がふれてしまったのかもしれない


もしかしたらもう


気がふれているのかもしれない


それでもいいけど


お月様


連れて行ってよ


あの世の世界に


なんて


こんな歌


いいんじゃない?


って


だれもいない


だれもいない


だれもいない



テレビみてたら


いいこと言ってたけど


言ってるだけ


ありきたりの言葉


みんなに通じるから


ありきたりの言葉



土曜日に


ギターヒーローとジャムることになった


たぶん、


今世紀の初頭の10年で


最高の音が出てくると思うけど


それを聴いているのも


ぼくと彼だけ



ごめんね


美っていうものは


決してたどりつけないイデアだと言ったのは


ネオ・プラトニストのプロティノスだったけど


彼は生涯に


幾たびかその美に到達した


もちろん


言葉では表現できないから


つまり


言語とは


一般化することだから


特殊なものは


特殊なまま


一回限り


跡形もなく


時間の彼方に過ぎ去って行く


でも、


それを体験したという言説だけは残る


そして


それを聞き、


それを信じた夢想家が


神秘の扉を開く


真っ暗な深淵がポッカリ開いているカオスを


まるごと体験しようとして


自分を破壊していく


知性を破壊していく


そして


そして


無意味な言語を紡ぐ







ぼくはこれを書いているのが好き

ぼくはこれを書いているのが好き


だから


きみ


さっき


雪の中で倒れていたね


アメリカ陸軍情報部将校付秘書の制服を着て


ストッキングの破けた


ふとももから


大量の血を流して


失神していたね


でも


きみは昏睡していた


失神しているのではなく


昏睡していた


太ももの銃弾は


アパッチ・ヘリから機銃掃射された麻酔弾だった


なぜ


ぼくのアパートに


こんな吹雪の日に


わざわざ武装して


アメリカ情報局から


手の込んだ陰謀まがいの偽装工作までして


訪ねてきたんだろう


血だらけの下着を脱がせたら


ぼくはガマンできなくなって


入れてしまったよ


そこに


射精までしてしまった


あなたは


美人のヨーロッパ系アーリア人の身体をしていたし


陰毛も薄かったから


それになぜか


ポケットにはドル札が束になって入っていた


そして


GPS付の無線機


きっと


情報局の本部では


ぼくのアパートのありかを


きみを使って捜していたのだろうと思う


なぜなら


今、世界で


最もシビアな降霊会を催しているのは


このぼくだということが


きっとESPたちを使ったCIAの情報収集で判明したからにちがいない


だから


美人の


ドイツ出身の


女スパイを日本に送ったのだろう


それが


こんな雪の降る5月


ぼくの安アパートに来るなんて


KGBだって予想しやしない


ノーボスチ通信社には


すでに連絡済


彼女が優秀な二重スパイだったとしても


こんなぼくが


買収されるはずもないのに


いや


誘惑され


陰謀に巻き込まれ


情報を漏らし


失脚するはずもないのに


ぼくは


すでに


射精した


それで


降霊した神は


たぶん


だれも名前を知らない


秘密結社の頭領でさえ


名前を知らない神だから


古代の


太古の


強力


強大な


神だから


きっと


占星術師が恐れたんだね


あまりにも


おそろしい計画が進んでいるらしいことを


エスパーたちが


かぎつけたんだね


でも


その秘密は


地上にアストラル界を作れないように


いや、そうめったには作れないように


簡単には明らかにはされないから


ぼくは


死につつある


境界をこえつつある


だから


彼女とこれからしばらく


奇妙な共同生活をしながら


逆陰謀を巡らし


秘密結社の頭領を操るのも悪くない


そう思いながら


ぼくは夕食でも食べに


夜の街に出ようかと思う


この時間でもまだ空いている


あのきたないラーメン屋


今日は5月8日だというのに


日中は27度にもなった


それなのに、ぼくは


凍えながら


アストラル・ボディーを


毛布でくるんで


本当に


心拍数を下げて


寝ていた、否


見ていた


見ていたというとちょっと違う


ヴューイングしていた


そうすると


全身から力が吸い取られるように抜けていき


あの世との敷居が低くなり


この世の強大な力を意識せざるを得なかった


それはやはり


軍事力だったのだ


それを支える膨大なインテリジェンスだったのだ


それが


膨大な暴力をささえている


そして


それに対峙するように


心霊の世界が


詩的なプロットを芸術のように編み出していた


そして、そのプロットにそって演じる役者を


世界規模で捜していた


ちなみに


ぼくはその役を演じるひとりになるのかもしれない


かのじょは


インテリジェンスの世界から


その演劇が演じられる舞台をリサーチしている


かつてギリシャで演じられた神秘劇が


今、どこで演じられているのか


ハリウッドでも


ワシントンでも


リサーチしている


それはどこでもなく


うらぶれた


住宅地の中の


安アパートの一室だということは


誰にもわからない