真夏の猛暑の頃、体温を下げる為に手の平を冷やすと良い、という熱中症対策を伝えるニュースを最近よく見かける様になりましたよね。

 

詳しくは、手の平にあるAVA血管を冷やすと効率的に体温を下げる事が出来て、熱中症の予防になるとう事です。

 

AVA血管は、四肢抹消部の無毛部皮膚や唇、鼻、耳介など顔面の一部の皮膚にのみ存在する動静脈吻合部の事です。(動静脈吻合の体力医学的意義 論文より) 

この血管が人の恒常性維持、特に体温調節に重要な役割を果たしている事がわかってきました。

体温調節に重要な鼻を覆うマスクもコロナの影響で夏場にも付けなければいけませんでしたから、熱中症のリスクは高まったと思います。

 

今年は脚からからだを強化して行きたいと年始に思ったのも、昨年から脚部の違和感や冷えを感じる様になったからで、昨年末から脚の冷えがどうなるかを見ながらある運動をしていました。

 

それが「毛管運動」です。この運動法を知ったのは、甲田光雄という小食や玄米菜食、断食等で知られる医師の本を同僚に勧められた時です。

甲田氏は独自の食養生を提唱するのと同時に、西式健康法の運動も勧めておられたのですが、その中の一つが毛管運動。

 

床に寝て手足を垂直に上げて小刻みに震わせる。

ネットで検索するとその様子を書いたイラストがいくつか出てきますが、いくつかは女性がレオタードを着たものでちょっと古めかしいのですが、甲田氏がもう随分と前からこの運動を紹介されていたのが分かります。

 

この運動では手足にあるAVA血管(甲田氏はフランス語のグローミューという名称で書かれています)を発達させるのが目的です。

AVA血管は毛細血管の少し手前に位置していて、体温が奪われない様に毛細血管を収縮してそれを防ぐ際に、バイパスとして開き、血液を迂回させる道になるのですが、(体温を放散する時は閉じる)微小な為に、白砂糖の取り過ぎやお酒の飲みすぎ、食べすぎ等によって簡単に消滅し、機能不全になってしまいます。(甲田式健康道決定版 マキノ出版より)

 

手足の末端が特に冷える人はこのAVA血管が機能不全に陥っている可能性があります。AVA血管が猛暑時や寒冷時に正しく開閉して機能を果たしてくれてうまく体温調節が出来ますが、それが出来ないと手足の冷えを常に感じるのです。

 

この運動は手足を震わせ重力を利用して血流を一旦心臓に戻してきて、手足の血流を一時的に遮断して、終わったらまた血流が戻るという事をして血管を刺激します。刺激して鍛えるのです。

 

ニュースでAVA血管を冷やしましょうと対処法を伝えても、AVA血管自体が機能不全になっていたら元も子もないのですよね。

良い対処法も無効になってしまいます。

 

脚を強化する為に、血管を強化してみようと始めた毛管運動。

実話コロナ禍のお家時間にやっていた時期があるのですが、すっかり止めてしまっていました。

まだ始めたばかりだし少しずつ気温が高くなってきて、効果の程は次の冬に確認できそうでしょうか。

その前に夏の猛暑時にも体温調節がしっかり出来れば、暑さが大の苦手ですが、少し楽に夏を過ごせるのでしょうか?継続してからだの変化を観察しようと思います。

 

筋トレの様に外側からは見えませんが、血管を鍛えるって面白いし、鍛えられた時の効能は計り知れないだろうと思うとやりがいを感じます。

 

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