今日の昼ごろ、1か月半後のラボ内での発表のネタがどれだけ揃っているか把握するために、これまでの研究の流れを再確認していました。

誰しも感じるトレードオフ(拮抗)関係に今回は焦点を当てて考えてみようと思います。

・丁寧に書いて、後で見やすくすべきか? 必要な情報だけに抜粋するか?
・雑に書いて、書く手間を省くべきか? 思いついたことは何でも書くか?


僕は割とノートは雑に書くタイプです。綺麗に書くのは苦手な性格なのですが、それで問題なく復習などに活用できていたつもりです。

ただ、「自分が探したい情報がすぐに探せる」ということは重要だと思っていて、☆とか□みたいな記号やアンダーライン・蛍光マーカーを多用しています。

自分の中でルールを決めて、対応関係を付けるようにしています。今回チェックしたノートも、最低限その原則は守られています。


今日気づいた反省ポイントは、定期的に「今の状況(特に成果と課題)・短期的な目標」というシンプルな構成でのフィードバックをまとめて、普段のノートとは別にファイリングすべきだったということです。

もちろん、これらの項目は常に意識していることで、普段は書かなくてもそれなりに明確な課題・目的を持って、短期的な目標を立てています。


ただし!!それは、数か月後には忘れてしまうものだということに気づいたのです。だから、それもノートにしてしまうべきだった。

別に忘れてもいいやん。と一瞬思ったのですが、よくよく考えてみると、

①達成できなかった目標や、失敗さえも忘れてしまう。つまり、同じ失敗を繰り返すハメになる。

②人事評価に問題あり。将来社会人になった時に、年に数回はある人事との面接の際に自分を正確に評価してもらう際に、新入社員は自分の成長性をアピールすることになると思います。つまり、日々の努力をアピールすることになる。PDCA(*)みたいな形で分かりやすく、日々成長していますと話されれば、人事も納得ということになるのでは・・・。と考えてみたり。

現在の僕にとっての人事評価みたいな場として、1か月半後の研究進歩発表があるわけですが、そこでも各段階で自分がどういう成果を出して、どう考えてきたのか伝えることが求められます。

今日は【各月の成果と課題、目標】だけを復習したかったのですが、余計な情報の多いこと。。。

いつ種をまいたとか、試薬を混ぜる際のちょっとしたミスとか、実験で行った作業は全て記録するのが鉄則です。それは仕方ないとして、今日のように各時期の状況を全体的に眺めて、それから細部をチェックしたいという目的に合ったノートのまとめ方もしておくべきでした。

実験に限らない一般的な教訓としては、

・ノートを最も効率的に利用したいと考えるシーンを想定して、
・その時に欲しい情報がすぐに探せるような構成のノートを作成する


というのが大事かなと思っています。ただし、ノートのフォーマットにこだわり過ぎると、それを考えるのに時間を浪費してしまうのと、せっかく浮かんだアイデアをすぐに書き留められなくなるという弊害が出てきます。

殴り書きノートと清書ノートみたいにノートの使い分けというのも一つの手だし。

構成(制約)は出来る限りシンプルにして、項目は2・3個で、空白の欄に自由に書き込むタイプにするのも手です。


ノートの使い分けは便利なようで、下手に使い分けるとノートの管理が難しくなり、収拾がつかなくなるという失敗をしたことがあります。皆さんもそういう経験ありませんか?一つの科目に複数のノートを作ってしまって、そのノートが使われなくなったり…。結局、お蔵入りになったノートは復習されない運命です。

就活では後者のタイプを採用しようかと考えていますが、またそれは別の話。。。
生まれて初めてかな、三谷幸喜作品を映画館で観ました。

今まで、あれはDVDで家でのんびり観るものだと思ってました。

だって、笑うものだし。

コンビニでピューっと吹くジャガーを読むのと似たような、恥じらいが僕にありました。


でも、違いました。皆で笑うものなんですね。


最初は頑張って笑わないようにしてたのですが、不意に出てくる彼独特のユーモアに会場は爆笑に包まれていました。僕も自然体で笑いました。

なんか、その空間に自分もいさせて頂けることが幸せでした。


幽霊が裁判の証人になるという無茶な設定なのですが、色んなことの本質を突いている発言もあるのですが、真剣に考えようとすると、また笑わせてくる。

設定がむちゃくちゃなんですよ。

そして、その中に人の悲しみというか、そういうネガティブな感情もちゃんと入れて、でも幸せにしてくれる。

三谷幸喜の作品は、安定感がありますね。


最後にエンドロールに色んな関係者の名前が出ていましたが、あそこに自分の名前が入っていたら、一生誇りに思えるなぁと思ったり。

制作側に入ってみたいな。。。
ちょっと前まで僕の研究に対するモチベーションは底まで落ちた状態でした。


これはアカンと思いつつも、面白い結果も出ないし、いつまでこの実験を続ければいいのかも分からないし、就活の方が自分にとっては収穫が大きいし、そもそも何のために研究をしているのかも分からない。

そんな心の内の中で、モチベーションなんて上がるはずがないのですが、僕には大学院に上がった時点で、研究成果を出して卒業するという課題が与えられています。自分を取り巻く環境を嘆いて、今すべきことをやらないままでは、次の舞台でも活躍できないのではないか。

色んな葛藤を経て、やっぱりモチベーションを上げていく努力をしようと思いました。堂々巡りの議論かもしれませんが、モチベーションはモチベーションを上げることによってしか上がらないと思います。

逆に言えば、モチベーションが上がらないから、モチベーションが上がらない。


おいっ!何言ってんねん! それじゃあ、何も解決しないだろう!


そう思った方、いえ解決策はあります。

小さな行動を積み重ねていって、小さな達成感を得て、小さなモチベーションを積み上げていくのです。


いきなり大きな目標を立てても、それができないから苦しんでいる。ならば、その目標を達成するまでのプロセスをまずは書き連ねていく。

そうすると、目標から伸びてきたプロセスの最初の方は、意外と簡単なことかもしれません。


勉強しよう!→勉強する環境を整えよう!→参考書などを準備しよう!→机を片付けよう!→とりあえず机の上の物をかき集めて分類しよう→机を片付けたら自分に与えるご褒美を用意しよう!

そんな感じで、やってみると意外と勉強ができるようになるかも。

そんな話。

雑誌『ブレーン』のタイポグラフィー特集の中で特に印象に残った作品を紹介します。


Missing Children Europe: Billy

たくさんあるアルファベットの羅列の中にある「Billy」を探そうというもの。

Missing Children Europe: Billy


下の方の記述を日本語に直すと以下のような感じです。



『失踪児童を見つけるのは、現実の世界ではずいぶん難しい』



世界中で毎年8百万人の子供が失踪している。


彼らの親や子供たちはあなたの助けを頼りにしている。


手がかりや有益な情報はありませんか?


あるいは、失踪について報告したくはありませんか?


ヨーロッパの当局の電話番号116000へお電話ください。



この広告は、全く関係のない人々に当事者の気持ち・苦しみを追体験させることで、より効果的に問題提起をすることに成功しています。皆さんも、Billyを探すことに絶望を感じてしまいませんでしたか?



もう一個、紹介します。今度は音楽です。

近所のTタヤというレンタルショップで、吉野家などで聴いて気になっていた「MINMI」というアーティストのアルバムを借りました。

色んなアーティストの曲をアレンジしたものが揃っているのですが、僕のお目当ては「想い出がいっぱい」という曲でした。でも、アルバム3曲目の『糸』(中島みゆき)の詞が心に残って、何度も聴いてます。

あまり詞を勝手に引用しない方がいいけど、ブログということで一部抜粋で。


縦の糸はあなた 横の糸は私

織りなす布は いつか誰かを

暖めうるかもしれない


なぜ 生きていくのかを

迷った日の跡の ささくれ

夢追いかけ走って

ころんだ日の跡の ささくれ


誰かと出会い、つらいことも、嬉しいことも共に経験し、生きていくことの素晴らしさ、その決意を短い詞の中に凝縮させて、のどかなリズムにマッチさせている名曲です。


今回紹介した2つの作品を含め、多くのアートが人の心の琴線に触れてきました。その結果として生まれた行動はどれくらいあるのでしょうか?


広告・販促の業界では、AIDMAモデルとかAISASモデルというのが提唱されています。それぞれ

A・・・Attention(注意)
I・・・Interest(関心)
D・・・Desire(欲求)
M・・・Memory(記憶)
A・・・Action(行動)

A・・・Attention(注意)
I・・・Interest(関心)
S・・・Search(検索)
A・・・Action(行動、購入)
S・・・Share(共有、SNSでつぶやく)

というように頭文字をとっています。このように、消費者が広告・販促に接触してから続く一連の流れがあります。

良い広告・販促というのは、消費者を次のステップに円滑に誘導する仕組みが整備されているものと考えられています。

アートは作り手の思い(意図)が一つの形に構成されたものですが、多くの場合、その解釈は受け手に委ねられます。

受け手がアートに触れた後の行動まで考えるのは、アーティストの領域を超えているのかもしれません。


それは科学の仕事なのではないか。


アートで世界を変えようと思った時、マスメディアでなく双方向コミュニケーションが主流になりつつあることも考えれば、アートの受け手の行動を科学的に見つめ、次の作品作りにフィードバックするのが重要なのかなと思います。
今週は実験のスケジュールがパンパンに詰まっていて、体力的にも精神的にも消耗した1週間でした。これからはもう少し時間の使い方を工夫して、同じパフォーマンスを余裕を持ってできるようにしたいなと思う次第です。

自分の健康管理、スケジュール管理がうまくいっていないために、指導教官に迷惑をかけてしまったのですが、それはまた話を整理してから日記に綴っていこうと思います。



先輩の日記で紹介してあったサイトが面白かったので、敏感に便乗してみました。

文体が似ている作家(著名人)を調べるというもの。

文体診断(ロゴーン)
http://logoon.org/

この診断結果には、ちゃんとwikipediaへのリンクが貼ってあり、便利です。
さらに、amazonへのリンクまで貼っているという丁寧さ。何か戦略的なものも感じずにはいられませんが。




結果はCSV形式なのか(詳しくないから分からない)、Excelにコピペするとセル区画で入力ができ、入力の手間がほとんどありませんでした。

エクセルの >データ>並べ替え をした後、平均値を出して、
平均値順で並べ替えて出したのが以下のランキングです。

上位にいる人ほど、自分に似た文体のはずですが、一致した回数にも注目したいところです。阿刀田、海野十三、松本幸四郎、松たか子、あたりが似ているということですかね。

僕は、mixiとこのブログに書いてあった最新9個のブログの結果を使ってみました。mixiとこのブログでは、少し結果の傾向が違ったのが興味深かったです。ただ、出てきた著名人のことをほとんど知らないことが多く、解釈が難しいのも事実。

どうやって結果を叩き出してきたのかも気になるところ。

【類似度でランキング】
類似度 一致する著名人 一致した回数
84   森鴎外  1
80   阿刀田  5
80   海野十三   4
80   小田実 1

79   井上ひさし 1
79   松本幸四郎 5
78   松たか子 3
77   宮沢賢治 1

77   佐高信 3
75   大宅壮一 6
74   小林多喜二 4
74   石原莞爾 2

73   太宰治 2
73   浅田次郎 4
72   野間清治 5
71   遠藤周作 3
62   猪瀬直樹 1