ペンタクル5
わかりにくい小アルカナタロットを楽しく覚えよう~
今日はペンタクルの5です。
降りしきる雪の中、見るからに辛そうな人が二人描かれています。
ぼろぼろの服を着て、片方の人は靴さえ履いていなければ、もう片方の人は松葉杖をついて歩いています。
「ツライよ~痛いよ~寒いよ~…」
そんな声が聞こえてきそうですが、その後ろをご覧ください。
教会なのか、どこかのお宅なのかはわかりませんが、ステンドグラスの窓が見えています。
二人はその光に気付かずに通り過ぎています。
これはどんな状況を意味しているのか
こんな様子のペンタクルの5から読み取れることは
《ペンタクルの5から読めること》
●心も体もツライ
●助けを求めたい
●失ったものが大きい
●自分には何もないと思っている
●不幸・貧乏
●幸せに気付けない
いわゆる超ボンビーカードです
あまりにも心も体も変わり果てて、前向きに物事を見れなくなっている状態。
現に助けを求めようものなら、目の前に教会があるのに。
そのことにも気付けないくらい身も心もボロボロになっているのです。
だいぶメンタルやられている時に出てきたりもします。
正位置で出てきたら…
●心からのSOSに気付こう
●周りを見てみると、必ず助けてくれる人がいる
●精神的、肉体的疲労
●困難な状況が続く
●今の不幸な状態から抜け出せない
●路頭に迷ってしまう
逆位置で出たら…
●救済者と出会う
●心の拠り所を見つける
●素直に助けを求めることが出来る
●人の温かさに触れる
●自分だけじゃないと気付く
●身も心も安定する
ペンタクルの5は自分の中の手放せないネガティブな思いが増幅しちゃって、もう限界をこえてしまうような状態です。
ペンタクルの5の前のカードはペンタクルの4。
4の特徴である「自分のことばかりで、周りが見えなくなる」という状態を手放さなければならなかった。
それが上手く開放されなくて、負の気持ちを抱え過ぎた結果がこの5の状態。
けっこうハードな状態であるには違いないです。
自分一人で抱えるには限界が来ているのです。
ペンタクルの5が出てきたら、ちょっと周りを見渡してみてください。
カードの絵にある教会は自分を救ってくれる場所や人がそこにいることを表しています
あなたは一人じゃないんです。
きっと寄り添ってくれる人がそばにいますから。
身も心もボロボロになってしまったのには、理由があるはず。
自分だけが不幸ではないし、誰しもが通過する地点だったりします。
そして、このボロボロになった経験が誰かの力になる日が来ることも意味しています。
たとえ明日が見えなくても、手を差し伸べてくれる人がいます。
どん底から抜け出せた日には、今度はあなたが誰かを救ってあげる番。
そんな日がきっと来るよってメッセージをこのカードは伝えています
落ち込んだ時こそ、ぐっと視野をひろーく見てるとすぐそこに幸せになる方法はころがってたりするもんですよ