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新婚の頃、夫に美味しい夕食を…と、腕によりをかけてビーフシチューを作った私。
ワインに一晩漬け込んだ材料を、丹念にアク取りしながら気長にコトコト煮込む。
手間を惜しまない分、柔らかく雑味のない深い味わいを引き出せます。
味見するたびに浮かぶのは、夫の喜ぶ顔。
「何時間も煮込んで作ってみたの。」
いそいそと食卓を用意する私に
理系アスペルガーの夫がかけた言葉は
「ガス代の無駄。」
「ファミレスも牛丼屋もあるし、弁当も惣菜もどこでも売ってて、食べるのには困らない。
Pちゃんのやってることは無意味なんだよ。」
そんな
心を削られるような
理系アスペルガーの夫との暮らしは
次第に身体までも蝕んで
まもなく私はカサンドラに陥りました。
そして、現在。
休日の朝も、平日とほぼ変わらない時刻に起床する夫は、別室で眠っている私を起こしに来ます。
「おはよう、Pちゃん。朝ごはん作ってー。」
しかし、たまの休日は朝寝坊を決め込む私。週末の朝食作りは私の担当ではないので、基本そのままほっといてOK
「眠い、無理ー。自分でいつものシリアル食べて。」
「えー。
Kくんは、Pちゃんの手料理が食べたいの!!」
そうまでリクエストされれば、私とて鬼ではない。
意識のある日にはエイヤと起き上がり、キッチンへ向かいます。
そして数分後、
出来上がった朝食を、食卓の夫のもとに運ぶと
「いただきまーす!
Pちゃん、ありがとう!」
待ち構えていた理系アスペルガーの夫は満足気に、妻お手製の
永○園のお茶漬けをかき込む。日本の食卓のベストセラー✨←湯は夫が沸かしておく
そして妻が二度寝する間にゴミ出しをする。
えらいぞ夫!