理系アスペルガーの夫が体調を崩したことがあります。
近所の病院で検査しても、特に異常なし。
しかし、日常生活に支障をきたす症状は悪化する一方で、夫は日々、かなりのストレスを抱えていました。
ネットで調べてみると、どうやら難治性のものらしい⁈
せっかちで、何かと結論を急ぐ夫は、
「はい、もう治らない。終わりー。」投げ出すの早っ⁈
だがしかし、
あきらめの悪さは天下一品の妻の私。だからこそのカサンドラ…
なんとか治療してくれそうな病院を探し当て、
「そんな遠くまで行くのは、時間の無駄!」どーせ治らないし!
と、渋る夫を説得し、付き添ったわけですが。
診察時、理系アスペルガーの夫の、トラウマと謎のこだわりが炸裂します。
「狭いのコワイから、MRI検査は受けない!」
「注射は絶対イヤーっ!」
手を焼く主治医と看護師に私から頼みこみ、
ひとまず投薬で様子をみることに。
幸運なことに、一日三回、服薬を続けたところ、次第に症状が緩和。
しかし、夫の表情が明るくなっていったのも束の間、再度悪化してしまう。
「薬に体が慣れて効かなくなっちゃったのかな。
Kくん、ちゃんと毎食後に飲んでるよね?」
念のため、理系アスペルガーの夫に確認したところ
「一日一回しか飲んでない。」
「は⁈ なっなんで⁈」
すると、理系アスペルガーの夫は、
「だって、この薬、高いんだもん。」
アスペルガーはケチ?↓
もはや常軌を逸した守銭奴、
理系アスペルガーの夫を、白目むきながら説得する私。あんたホントに理系⁈
私「減らして効かなきゃ、薬代むしろムダになるでしょーがっ!」
夫「…なるほど。」
その後、夫は薬を正しく服用、
体調も無事改善していったのでした。
この一件後、
理系アスペルガーの夫の私に対する信頼は、確固としたものになった気がします。
妻の言うこと聞けばマチガイないかも…
薬は(ケチらず)正しく服用しましょう。