2019年1月:

2018年の12月にふたたび腫瘍マーカーが上がってきた私は、もう一度四ツ谷にPET-CTの検査を受けに行った。

 

一週間くらいで検査結果が聞けるということで、その一週間は色々なことを考えて過ごした。

子供の頃のことや、学生時代のこと、会社勤めをしたころのことも思い出したりした。

 

今まで、出来たこと、出来なかったこと、不義理してしまったことや、後悔したこと、反省したこと、あやまりたかった人、やり直したいとしたら、何をやり直したいかなど、考えが浮かんでは消え、浮かんでは消える。

 

 

そんな一週間を過ごした後、私と母は婦人科の診察へ行きました。

いつものようにM先生がやさしく、けれどしっかりと、「やはり前回とまったく同じところに再発です。他にもすぐそばのリンパ節にも転移したがんがあります」と仰いました。

 

先生はすぐに「治療は続けたいですか?」と聞いてくれました。私は一週間の間に再発した時のことを考えていたので、「もう一度だけ、治療を受けたいです。がんばってみたいです」と言いました。

 

がんになると、標準治療というものの中に、放射線や抗癌剤治療が含まれていると思います。それは副作用があるため、決して楽な治療ではなく、(私は副作用があっても、元気に過ごせたのではと思いますが)治療の中止を選択する方も多いとのこと。

私も、抗癌剤の点滴のことを思い出して考えた後「もう一度だけやってみよう」と思った。

 

 

そして、M先生はすぐに最短の治療スケジュールを準備してくださり、1月から抗癌剤をスタートすることになりました。

 

今回の治療はCPT-11という治療で、<イリノテカン>という治療薬です。

薬代は3割負担で約10000円。

この抗癌剤を、一週間に一度打ち、3週間続けて打って1週間休み、次の週にまたスタートというスケジュールです。

 

1月に入ってお正月休みが終わってから、すぐに治療がはじまりました。今回も外来治療センターで日帰りでの抗癌剤治療でした。

 

※今回の治療では、毎週抗癌剤を打つため、白血球を増やす注射のジーラスターは使えないとのこと。なので、白血球が下がってきたら、治療をスキップしていくとのことでした。

(その週の抗癌剤治療はお休みになり、翌週に白血球が増えたら抗癌剤を打つ、というイメージ)

 

今日も読んでいただいてありがとうございました。