お久しぶりです。和胡桃中心作家のわかなです。
男はともかく、女が離婚をすると、名字が元に戻ったりもするわけです。引っ越しや手続きなどに追われているうちに体調も少し悪くなり、ブログを3日ほどお休みさせていただきました。ようやく一段落終えたので、ブログを再開しようと思います。
さて、今回はスカートの選び方の紹介・・・の前に、お洋服のコストパフォーマンスについてお話したいと思います。
なぜこの話題を先にするかというと、必要最低限必要、お洋服の説明をしたので、次は実際にお洋服を買うときに参考になりそうなことをお話ししたいと思ったからです。
決してスカートが苦手という訳ではありません。これでも、フリフリお洋服のショップで働いていたのです(メンズ服は扱っていませんでしたが、私個人の好みにより調べつくしております)。スカート編も楽しみにしていてください。もちろん、ワンピース編も。
このお話をする前に、大前提としてお洋服は消耗品であることをよく覚えておいてください。
お洋服は、着ていくうちに劣化するものです。劣化したものを着続けていると、見た目の印象に響きます。きちんと見られるには、穴が開いていたり、毛玉やしわだらけの服を着る訳にはいきません。かといって、別段高級な服を着なくちゃいけない訳ではありませんよね。
印象良く見られたい・・・でも、お洋服、どれを選んだらいいか分からない。
お洋服のお手入れとか面倒だなぁ。楽だけどちゃんとしたのがいい。
お洋服にあまりお金をかけたくないけど、おしゃれに見せたい。
という方は、この記事を読むことを強くおすすめします。
これまで沢山の方のワードローブ事情について伺ってきたのですが、お洋服を上手に買う人は、大体下の2タイプに分かれてると私は感じています。
①安い服を買って、かなりの頻度で着て、状態が悪くなってきたら(こういうタイプはだいたい1シーズンで)売ったり処分する
このタイプは流行をしっかり追うタイプが多いです。
②高くて質の良い服を大事に大事に何年も着る
このタイプはブランド重視で服を選ぶ傾向があります。
さて、どちらの方が得でしょうか?
一見、②の方がお得なようにも見えますが、お洋服を洗濯機に放り込むだけのお手入れなら、①の方がきちんと見せられます。ただし、服を定期的に処分する必要がありますし、処分を怠ると家が服だらけになります。
②は、比較的きちんと見せやすいことが多いですが、何年も着ようと思うとホームクリーニング剤(おしゃれ着用洗剤)を使ったり、場合によってはクリーニングに出すことになります。
何枚も買って、着る頻度を減らす方法もありますが、場所をとるし、管理を怠れば、元を取るまでに虫に食べられるなどのリスクもあります。
私はどうかというと、お財布に響かない程度に長持ちしそうな服を何年も着るタイプです。
そうです。コストパフォーマンスを気にしてお洋服を選ぶなら、値段ではなく、長持ちする素材を選ぶ必要があるのです!!
値段が高くても、デザインが好きでも、長持ちしないのであれば私はあまり選びません。逆に、気に入ったデザインで長持ちするなら、値段が少し高めでも買う、ということです。
もちろん、お洋服の手入れ次第ではどんな服も長持ちするのですが、少なくとも手入れのずぼらな私にとっては、お洋服を長持ちさせる最大のコツは、生地を選ぶことにあります。
とあるお高めなお洋服を取りそろえた洋服店の店長(男性でした)は、「お洋服選びは、生地選びが第一」と言っていたのを覚えています。そのくらい、お洋服は生地が命なのです。
では、どんな記事を選べばいいのでしょうか。一先ず、よく使われている生地の中から、長持ちしない生地の代表(ただし安いことが多い)をご紹介します。
●綿とポリエステルの混紡
着心地はそこそこ良いし、しわが寄りにくいのが魅力ですが、1シーズンも着ると毛玉だらけになってしまいます。場合によっては一回着ただけで毛玉が目立つように・・・。
●ポリウレタンが高い割合で含まれるストレッチ素材
ストレッチ素材は着ていくうちに伸びたままになるという宿命を負っています。ネットに入れて洗濯すると多少長持ちします。
●アクリルとポリエステルの混紡
基本、混紡だとお値段がお安いことが多いですが、毛玉ができやすいです。アクリル100%もアクリル/ポリの混紡よりはましですが、やはり毛玉ができやすいです。
●レーヨンとポリエステルの混紡
やっぱり毛玉ができやすいです。綿とポリエステルの混紡より、手触りが良いです。
例外はあるものの、ポリエステルと異素材の混紡は毛玉ができやすいと覚えておけば間違いないです。
次に、しわが寄りやすくて手入れに手間がかかる素材を紹介します。
●麻と綿の混紡
普通に洗うとあっという間にしわだらけになるので要注意な生地です。脱水をしないで陰干しすればある程度は大丈夫です。
●レーヨン100%、キュプラ100%、他、高級な薄くて柔らかいてろてろな素材
おしゃれ着用洗剤で優しく洗わないと、取り返しのつかないことになります。心配ならクリーニングへ。
こんなところでしょうか。
では、お金をあまりかけすぎずに、でもおしゃれに、でもでもお手入れ簡単で長持ちもするという無茶ぶりの条件の中で、私が選んだ素材はこちらになります。お洋服の種類別にご紹介しますね。
・襟シャツ
スーツ用には、しわが寄りにくいという表記のものを素直に選んでいます。この場合は綿ポリ混紡でも気にしない。
白を着るとき、汗染みが気になる場合は値段の手ごろなシャツを買います。いっそ黒しか着ない!という知り合いもいます。
普段用、お出かけ用は綿が中心です。厚手のものを選ぶと、比較的しわが寄りにくいです。暖かくなってきたら7分丈や5分丈を着ます。また、アウトドア用(登山用)のシャツは機能も充実していておすすめです。最近の登山服はおしゃれなものも多いので、たまにアウトレットショップを見に行きます。
いずれも干すときは手で伸ばしながら。
・Tシャツ、インナー
ほぼ綿100%しか持っていません。
白Tシャツ(なんとなくさわやかに見せられるお手軽アイテム。変な外国語のロゴに注意)は汚れのリスクが高いので、安いので済ませます。冬用インナーとしてほぼ毎日着ているタートルネックは、全てフリース(ポリエステル100%)です。
・ニット
真冬用であろうと、綿100%を着ます。毛玉が一番できにくいです。しかも静電気が起きにくくなります。ただ、綿100%の厚手ニットはあまり売っていません・・・。あと、綿100%は少し縮むことがあるので、少し大きめのものを。手入れ次第では伸びることもありますが・・・。
たまに毛も着ます。毛は綿より暖かいです。毛のニットは毛玉が出来ても手入れできれいになりやすいです。毛のニットは毎日着ないこと。着たら生き物を愛でるように、専用ブラシで梳いてあげるとなおよし。
・ワンピース、スカート
だいたい綿100%か、麻100%か、ポリエステル100%の3択です。
綿麻混紡だとうるさく感じるしわも、麻100%だと、しわの入り方が美しいと感じます。綿、麻ともに、生地がしっかりしているのを選びます。
ポリエステル100%は光沢があって美しいものを、ドレスコードとして持っています。
・ズボン
綿100%とポリエステル100%が中心です。綿は頑丈、ポリエステルはしわがよりにくい。
コーデュロイ(コール天)パンツ、デニムパンツ、ワークパンツはしわをあまり気にしなくても大丈夫なので楽ちんです。
という訳で、大体着ている服は、
・綿100%(普段とお出掛け)
・麻100%(ほぼ普段着)
・ポリエステル100%(主にきちんとしたい服。ジャケットとか)
が中心です。費用対効果を考えた、私の中での最終結論なので、大いに参考にしてください。
ただし、あくまで庶民感覚での費用対効果なところをお忘れなく!
・番外編
耐久性だけ考えてお洋服を選ぶなら、スポーツ店に行くのが一番良いと思います。あとホームセンター。ただし、おしゃれジャージでも街中は歩きづらいですし、普通のお洋服と組み合わせると難易度が跳ね上がります。その点、登山服は普通っぽく見せやすい服もありますので、ありだと思います。ただし、上も下も登山服にすると、やっぱり登山する人に見えるので要注意です。
今回はここまで。