惑星集中
ホロスコープにおいて
惑星が入っているハウスというのは
「そこのテーマに意識がある」
ということになります。
特にダシャーの時期は
その意識がメインテーマとなることが多いようです。
もし惑星が
3つや4つ一つのハウスに集中しているとしたら
意識は引き寄せますから
人生においてそのハウスのテーマのウエイトが大きくなります。
一見惑星が集中していなくとも
あるハウスに惑星が他方からアスペクト集中している場合も当てはまります。
その場合は在住の惑星含めて4つ以上が目安となるでしょうか。
例えば
1室に惑星が集中していれば
自分自身のこと
健康や、自己主張や、自分らしさ、自己の成長などの
意識が強いということになりますね。
マハトマガンジーは
天秤座1室に3つ惑星(水星・金星・火星)が入り7室から木星がアスペクトしていますので、1室に惑星集中ということになります。
ガンジーは
自分の人生を真理の探究という目的に捧げ、自分の失敗や自分自身を使った実験などから学ぶことを通して、この目的の達成を試みたそうです。
なにか1室に通じているような気がしますね。
ちなみに1室に惑星集中ということは必然的に7室にアスペクトしますので7室への意識も強くなります。
そしてケンドラハウス(1・4・7・10室)の惑星集中は『影響力の強さ』を表します。
アドルフヒトラーは
牡羊座7室に太陽、水星、火星、金星が入り惑星集中しています。
かつ木星と土星が7室にアスペクトし
6つもの惑星が7室に影響を与えています。
牡羊座7室に極端な惑星集中です。すごいですね。
7室の意味としては
結婚やパートナー、人間関係といった意味がメジャーですが
ヴェーディック占星術では
7室は欲望のカーマハウスのひとつとされています。
もしかしたら何か『欲望』といったものが
人生においてテーマとなっていたのでしょうか。
それは火星の星座、牡羊座の性質で。。
惑星集中だけではその人の全てを見ることは難しいですが
一つの判断材料にはなります。
出生図というのは
あくまでも「こういう風な人生になりやすいよ」
っていう人生のクセみたいなものです。
ですから心がけ、意識の持ち方次第で変えることは可能なのです。
さてさて皆さんはどうでしょうか。
惑星集中はありますか?