美容院のリタッチで想定外の黒髪になったんですが、
事前に「赤みを抜くと黒くなるよ」と説明がなかったのも含めて、どうにも納得できなくてね。
プロが言うなら仕方ないのかなぁと半泣きで帰宅したけど、
段々腹が立ってきておさまらない。
シャンプー5回やってみたけど、色が抜けたのはわずか。
翌朝「クレーマーと思われるかなぁ」と思いつつ、美容院に電話したんです。
結局来月する予定だった「ブリーチとヘアカラーの中間」で解決することになって、その日のうちに施術してもらいました。
事前の説明さえきちんとしてくれてたら、お互い二度手間にならなくてすんだのですけど。
今回は蓄積してた白髪染めがだいぶ抜くことができたので、希望に近いカラーで仕上がりました。
鏡を見て、「黒くない」ことに心底ほっとしました。
今までの自分だったら、仕上がりが不満でも「いい人」でいたくて、泣き寝入りしてたはずです。
プロが言うのだから、そういうものなのだろうと引き下がったはず。
それで1か月悶々と過ごして、毎日イライラして鏡を見てたと思う。
それを考えると、ずいぶん変わったなぁ。
自分の気持ちに蓋をしなかったし、結果がどうなろうと「嫌だ」と伝えることができた。
「可愛くてごめん」って歌があるんですが、私、あの歌大好きなんです。
初めて聞いた時、胸がきゅっと痛くなった。
自分の味方は自分でありたい
一番大切にしてあげたい
理不尽な我慢をさせたくない
って歌詞が、この年齢になっても刺さる。
子どもの頃から全然できてなくて、今だって課題の真っ最中。
「我慢するな」じゃないんですよね。
「理不尽な」我慢はさせないってところがミソですよね。
私、事あるごとに言うんですが、
努力も「する必要のある努力」と「する必要の無い努力」があると思ってるんです。
問題の切り分けができないと、他人の課題まで背負ってしまうからね。
これはうつ病になってから意識的にするようになりました。
我慢も同じで、「理不尽な我慢」はする必要がないんですよ。
だって潜在意識の自分は納得してないから。
納得してないから、怒りを引き起こすような事態がどんどん起こってしまう。
「私、ほんとは怒ってるよ。気づいて」って。
スピなことしてたって、心がぐるんぐるん揺れる時はもちろんあります。
そんな時こそ「可愛くてごめん」を聴くんです。
自分に理不尽な我慢をさせてないか。
それは自分が本当に望んでることなのか。
若い人の曲だと思わず、同年代の方にもぜひ聴いてみてほしい。