クリスマスイブの昨日は、

ひさしぶりにお腹パンパンになるまで食べたんですが、

胃が重すぎて寝つきが悪かったです。

 

今年の春にニット数枚を断捨離したので、

1枚買い足そうと服屋さんに立ち寄りました。

今年は暖冬だからセールが早いし、値引き率も大きいですよね。

 

ライトグレーのセーターを手に取り、

レジに行こうと振り返ると、1枚のセーターに目が釘付け。

 

「かわいい!」

暖色ミックスカラーのボーダー柄。

オーバーサイズだから、手長族の私でも十分いける。

色がとてもかわいい、イエベ春の私にぴったりじゃないか。

胸に当ててみると、とにかくテンション上がる。

 

ここから数分、葛藤ですよ。

 

2枚もニット要る?

プチプラとはいえ、2枚買うのはどうよ?

仕事してるならともかく、ほとんど家にいるし。

無駄遣いじゃないのか、物を安易に増やしていいのか。

グレーは着回しが効くよね。

ボーダーは年齢にしたらカジュアル過ぎない?

 

結局、「年齢相応の服装」という思考が勝って、

グレーのセーターを購入したんです。

 

でも気になる。

帰宅してからも、ネットでそのセーターを眺めまくる。

やっぱり可愛いよなぁ。

でも私の年齢だとイタイのかな、どうだろう。

もう1回見に行こうかな。

 

息子には「自分が着てテンションあがるものを買いなさい」って、

いつも言ってるのに、これでは説得力ないわねぇ。

 

 

こんな時はハイヤーに聞いてみようと、

ライトランゲージでおたずね。

 

「気分上がるなら買ったら?

お金じゃない」

 

ハイヤーはお好きなようにって感じだったのですが、

「・・・こども」と言ってくる。

 

こども?

 

「ちいさいこども」

 

女の子のビジョンが視えます。

あ、インナーチャイルドってこと?

私の中にいる小さい私が欲しがってる?

 

「そうそう、そういうこと」

 

そこからずいぶん早口なライトランゲージが降りて来たのだけど、

私には翻訳できなくてね。

途中から涙が出てきたので、

インナーチャイルドの私が喜んでるんだろうと思いました。

 

そっか、チビッコの私が着たいんだね。

とってもカラフルだもんね。

 

社会人になるまで、母が選んだ洋服しか着れなかったんですよ。

自分ではほとんど選べなかったんです。

小学生の頃は髪型も無理矢理、研ナオコさんみたいなショートにされて、

ほんと嫌で嫌でたまらなかった。

それまでサラサラのロングヘアだったのに。

切ったことでひどいくせ毛になったのです。

私は母の人形でした。

 

母が選ぶ服は全然私の好みじゃないし、

私に似合う色形ではありませんでした。

数年前に骨格とカラー診断受けて納得したけど、

自分にフィットしないものばかり押し付けられてたんですね。

 

なのに「あんたは何着ても似合わない」とか、

「おっさんみたいwww」と嘲笑されて、

ずいぶんひどい扱いを受けました。

だからファッションやメイクを忌み嫌ってましたね。

罪悪感なく心から楽しめるようになったのは、再婚してからです。

 

よし、買いに行こう!

チビッコの私、今から行こう!

 

開店直後のお店にダッシュして、

まっすぐあのセーターを目指しました。

 

念のため試着してみたけど、

「くー、やっぱカワイイーデレデレ

試着室の中でテンションあがりまくり。

もちろん購入しましたよ。

チビッコの私へのクリスマスプレゼントとして。

 

あなたが着てみたい服は、私が買ってあげる。

私があなたをかわいくしてみせる。