本当のことを言ったら、小さな幸せが返ってきました。



先日、タクシーに乗った時の事。



ふと足元を見たら千円札が一枚。

「これ落ちていました。」

と運転手さんに渡しました。

「さっきお札を数えていたからきっとそれが落ちたのだろう。」

そして、

「これでコーヒーでも買いな。」

と200円を私に。

そして話し始めました。

「この間若い女の子二人を乗せたんだよ。

 一人はすぐに乗ったんだけど、もう一人がなかなか乗らなくてさ。

 どうしたんだろうとサイドミラーを覗いてたら、どうやらお財布を拾ったみたいで。

 その後、後ろの座席ではしゃいじゃっててね。

 ありゃ、あのまま猫糞だな。

 持ち主が困っているよって言いたかったけど、口挟むわけにいかないだろ。

 お客さんみたいな人は少ないんだよなぁ。」


ですって。



世の中捨てたもんじゃないと思ってくれたみたいです。

で、嬉しくておこずかいをくれたみたいです。




その言葉通り、降りてからすぐ缶コーヒーを買わせていただきました。


そしてまた誰かがちょっと喜んでくれるようにお釣り受けの所に10円置いてきました。



何で10円!?

置いてくるなら全部でいいじゃん!!

せめて50円置けよ!!


そんな自分がおかしくて、ニコニコしながら家に入りました。



星野のちょっといい話(?)、でした♪