例えば、私が男の子だったら。

      たくましい腕で大切な人を抱きしめてあげたいな。


例えば、私が犬だったら。

      飼い主さんといつまでもラブラブしていたいな。


例えば、私がお花だったら。

      太陽の光を浴びて大きく深呼吸したいな。


例えば、私がガムテープだったら。

      力の続く限りへばりついていたいな。



一人でいることがわりと好きだった私は、そんな「例えば」遊びをよくしていました。

今いる現実の世界から抜け出し、未知なる想像の世界へと旅立つのです。

もちろん頭の中で思い描いている場所だということは分かっているのですが、

それでも自分の書いたシナリオ通りに、本気で悲しんだり、喜んだり。


相手の立場にたって物事を考えなさい。

よくそう教えられるじゃないですか。

私はその教えをよく守りすぎて、一歩も二歩も先へと進んでしまっているのです。



ん~、だから今のお仕事が好きなのかな・・・?





ではもうひとつ。

例えば、私がこのブログの読者だったら。

      ・・・こっ、こわい!!

        ガムテープって何!?




大丈夫。

私はまだ、大丈夫。

自分は怖いと認められる私は、まだまだ大丈夫。

うん、大丈夫。