平成を振り返ると、

辛かったぁ 
という言葉が出てくる。
 
でも、なんだろ、
一つ一つの出来事が、
濃く鮮明だった。
 
ちょうど今朝、
昭和終盤の名作
『北の国から』を観終え、
あの激しく心が動く感覚を
味わっていた。
 
あの感覚って、
昭和ならではだと思う。
 
わたしは、
ギリギリ昭和に生まれ、
平成の年数と自分の年齢が
同じ世代だった。
 
だからなのか、
まだなんとか
昭和のあの泥臭い
現実味帯びた感じが
わからなくない。
 
目の前で起こる出来事
ひとつひとつに一喜一憂し、
真正面から向き合うしかない時代。
 
そりゃもう心も激しく動く。
人と人とも生身でぶつかり合っていた。
 
正直わたしは、
北の国からを観るのが苦手だった。
 
だって、心が動きすぎて疲れるから。
何もわざわざ
そんな想いしなくてもって
思っていた。
 
わざわざお金払って
ジェットコースターに乗らなくても
ってのと同じな感じ。
 
だけど、
人はそういった刺激のあるものを
観たいし体感したいわけで。
 
今回、
最終回まで観てみて、
やっぱり素晴らしい名作だと思った。
 
これほどまでに心を動かせ、
自然の素晴らしさを伝え、
宇宙の存在まで知らしめるだなんて‼︎
 
全部じゃん‼︎
って思った。
 
 
さて、平成。
わたしは、
ゆとり世代と呼ばれる
ドンピシャの世代。
 
わたし達からしてみたら、
これしか知らないので、
ゆとられたのかなんなのか
わからないけれど、
なんとなくずっと辛かった。
 
ちょうど中学生位で
ケータイが普及しだし、
高校生になれば、
自分のケータイを買ってもらえる
という感じ。
 
だからまだ、
子ども時代に
家電だとか手紙は
していた。
 
本当に色々あったけど、
なんだろ、
いつもどこかみんな、
仮面で生きてるようにみえた。
 
体裁悪いことは裏に隠して
表面上では上手くやってます
みたいな。
 
いろんなことが、
隠しやすくなったのかなぁ。
 
今のSNSなんて顕著だと思うけど、
でもそれって、
自分の心がわからなくなっちゃうし、
自分が可愛そう。
 
でも本人が隠すから、
周りも良かれと思って
そのことに触れないし、
確信つかないの。
 
昭和の時代って、
隠しようがないから
すぐバレるんだけど、
そんな弱い部分も
みんなでネタにしたり、
分かち合えたり
出来たんだろうなぁって、
北の国から観て思った。
 
平成は、
みんなが仮面を被り出した時代に思える。
 
でも、
もうそれにも限界が来たと思う。
 
令和の時代。
みんなが仮面を脱ぎ捨て、
本当の自分の姿で、
心のままに生きていく時代になる
とわたしは思っている。
 
自分の心に素直に。
 
昭和のあの泥臭さと、
平成のデリケートさの、
良い所を兼ね合わせた時代!
 
純粋な心でぶつかり合い、
みんなで高め合う。
 
それぞれが
本来の力神様から与えられたり自分で決めてきたりした力や令)を発揮し、
自分のやりたいことをやって
生きていく。
 
そうすることで、
この世の中が調和し、
みんなで楽しく
生きていける世界。
 
そんな時代になると思う。
 
平成で学んだこと、
それはどれもかけがえのない
宝物だと今は思う。
 
平成あってこその令和。
 
平成さん、ありがとうピンクハート
令和さん、ようこそ虹乙女のトキメキ