昔、私がまだ学生だった頃の話

 

軟式テニスの試合中での出来事。

 

 

 

パーーーーン!!!

 

 

 

とほっぺたをひっぱたく音がコート中に響き、

周囲は一瞬にして凍りつきました。

 

 

 

続いて

 

 

「何やってんだ!!

あんな奴ら相手にグズグズした試合しやがって!」

 

 

 

と監督?コーチ?の怒鳴り声。

 

 


 

ゲンコツ、ビンタ、怒鳴る・・・

が当たり前の指導だったスポーツの強豪校。


 

今なら大問題。

考えられないことですが、昭和の時代は 

珍しい光景ではありませんでした。

 


 

やむを得ません。

強くなるためにはそうしたスパルタ式の

指導法が当たり前だと

 

選手も指導者自身も思い込まされてた

部分がありましたから。

 

 

 

世はスポ根アニメとドラマが全盛時代。

巨人の星、エースを狙え、アタックナンバーワン・・・などなど

 

 

星一徹や宗方コーチ、本郷コーチや猪熊コーチ・・

 

 

 

熱血鬼コーチは選手の尊敬と憧れの対象でも

あったのです。

もちろん全員とは言いませんが。

 


 

「コ、コーチ・・もう無理です」

「何を言ってるんだ!立て!立つんだ!」

 

 

と言いながら選手にボールを当て続ける・・・

 

 

なーんて、昔のスポーツ女子は

アタックナンバーワンごっこ

をして遊んだりもしてました。

 

 

 

そんな熱血鬼コーチに指導されてみたいと

思う人も少なからずいたのではないかと思います。

 

 

 

アニメやドラマの鬼コーチと選手との関係が、

そのまま指導のお手本みたいになってしまってた

部分もあるかもしれません。

 

 

 

今でもそうした指導方法は根強く残っている

ように見受けられますが、

 

選手の能力を引き出すためには、

必ずしもスパルタ式や怒鳴りつける方法が

有効であるとは限りません。

 

 

 

オンリンピック特集や選手のコメントなどから、

新しいコーチの在り方が見受けられるように

なってきました。

 

 

 

今回BNPパリバオープンで優勝した

大阪なおみ選手のコーチ

サーシャ・ベイジン(バジン)コーチも

良い例です。

 

 

 

選手の目線にポジションをとり、

 

「何が気になってるんだ?」

「相手のことは気にしなくていい。」

 

「君は自分の気持ちに集中するんだ」

「君はよくやっているよ」

 

「完璧だ」

「君なら必ずできる」

 

 

そんな言葉かけで彼女のメンタルをサポートをし、

見事 優勝に導きました。

 

 

海外ではこういったコーチは数多くいますが、

日本ではまだまだ少数派です。

 

 

選手一人一人の個性と特性を活かし、

チーム力をあげるコミュニケーションのとり方が

今後スポーツ指導者にも求められてきます。

 

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一般社団法人スポーツコーチング協会の

スポーツコミュニケーションアドバイザー&コーチ

選手一人一人に合わせたコミュニケーションの取り方と

コーチングをアドバイスしています。

 

一般社団法人スポーツコーチング協会については

こちら。→ http://sportscoaching.jp/

 

 

スポーツコミュニケーションアドバイザー&コーチ

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