主砲で天体撮影 | 星見の道具をカバンに詰めて

星見の道具をカバンに詰めて

さあ出かけよう、ナイフ・ランプ、カバンに詰め込んで(天空の城ラピュタより)

~星猫ブルーの星綴り~

休日だったので明るいうちから赤道儀の準備を始めました。
極軸合わせは先日調べておいた数値をセットします。


結果を先に言ってしまうと、
ファインダー内への導入は果すことが出来ました。

仰角は合わせ易いのですが方位角の調整に難があります。
改善案として、極軸望遠鏡の対物側に31.7の穴が開いているので
そこに樹脂かアルミの筒を差し込んでその先に方位磁石を取り付ければ磁場干渉を受けずに済みそうです。要は柄杓の形ですね。
名付けて 「Charles's Wain to  Polar Axis」(極軸の北斗七星(柄杓))

今回は極軸周りの精度テストということで写真の仕上りには重点を置きません。いえ、決してにげてるんじゃないですよ。決して...
撮影用のカメラはTネジで装着するのでなく眼視のアイピースと入換が出来るように拡大アダプターを使います。
バローレンズを挟み込むのも簡単です。


空は明るいですが天頂に月が白く見えていますので導入してみます。
これはバローをかましたもの。でかすぎますね。

結好いい位置に導入出来てます。バローをはずしセンターに持ってきて「パシャリ」


西の空は明るくて何も見えませんが金星を試しに自動導入してみます
おっ、ちゃんとファインダーの中にみえるじゃないですか。
せっかく空が明るいので惑星撮影の好機と考え撮影しておきます。
まずは携帯でコリメート

確かに金星ではあるようです

カメラでの撮影はバローをかましてデジタル4Xです


木星も同様。本星の縞は確認出来ませんがガリレオ衛星はバッチリです。


そろそろ暗くなって来てシリウスが見えてきました。
シリウスを使ってアライメントを行ってみると...
導入精度が少し上がりました。ちょっとですけど

そろそろ本日の本題【M48】散開星団の撮影に入ります
街の迷光と天頂の月明かりで眼視では全く確認できません。
ISOを上げて撮影すること数回。やっと見つけました。


極軸合わせが完璧でないのでやっぱり流れますね。
空が暗ければもっと浮かび上がった姿が見れるのでしょう。
画像を編集してたら人工衛星の軌跡が写ってました。


もっと綺麗で、美しくて、鮮やかな天体写真を撮りたいものです。
数をこなして腕をあげなければ。

暖かくなってきたし、これはやっぱり遠征するしかないですね。