皆さん、こんにちは。
今日は雨の一日ですね。
暑さも一旦落ち着いて、ある意味涼しく過ごせる、落ち着いた恵みの雨の日と言えるのではないでしょうか。
水不足の田畑が潤うといいですね。
それでは、本日は 【丑】 をお伝えいたします。
2. 丑 (-) 「己」
☆ 丑は 陰(-)の土質で、北方の土質 黄色、無風(土用)、自我などの意味があります。
ちなみに土用は春夏秋冬、各季節をつなぐ役割があることから 4つ(丑・辰・未・戌)あります。
丑の土質は春の雪解け水を多量に含んだ湿土で、じっと春を待つ忍耐強さと季節(環境)に従う従順さを持っています。自然の形としては『田園の土』です。
丑は糸偏を付けると『紐』になります。
真っすぐに伸びきれず、紐のように巻き付いた状態ですが、育ち始めた種が大きくなろうと力を蓄えていることを表します。
① 日柱に丑がある場合
丑はちょうど季節の変わり目の場所で、冬の気(亥・子)が終わり閉じられる場所です。
表向きは柔軟ですが、内面的には強いものがあり、自我心が蓄積されます。
争いごとを好まない平和主義で、動乱期でも自分を見失うことはありません。
② 月柱に丑がある場合
月支は家系の流れの場所で、ここに丑があると春の陽気が強くなり始めるため、表面的には冷たく感じても内部では徐々に暖かみが増してきます。
丑の土質(泥土)の中では、植物の種や生き物の幼虫などが春に備えて動き出しています。
そのため、内面的な性格は生き物を育む暖かみを持った人となります。
③ 年柱に丑がある場合
特に『柳岸』(岸辺に生えている柳)と言います。
他の干支(特に日干支)に 「己」や「未」 の土質が多くあると 『月照柳梢』 という格に入り、丑年生まれの最上格になります。
※月照柳梢は、「富と名誉」の両方が得られるという丑の最上格です。
次回は、 【寅】 をお伝えいたします。