皆さん、こんにちは。
本日は、『気図法』の一番数値が高い五行より、体調維持の仕方や、体調を崩した際の対処法などをお伝えいたします。
まず、気図法で一番高い点数の五行は、その人の特徴であり、肉体の五臓六腑の五行別の疾患例から見て、その疾患が起こりやすかったり、そこに弱点があると見ることができます。
以下、五臓六腑の五行別の疾患例を記します。
【五臓六腑の五行】
北(水質) 【腎臓】→膀胱→耳→〈冷え性〉
※疾患例…耳鳴り、膀胱炎、水虫、下肢神経痛、精力減退(腎虚)、子宮諸疾患、尿失禁、
肩こり、夜尿症、腰痛、歯槽膿漏、冷え性、仮性近視、腎臓結石
東(木質) 【肝臓】→胆嚢→目→〈湿潤〉
※疾患例…慢性頭痛、蕁麻疹(じんましん)、痔、肩こり(特に右肩)、夜盲症、かすみ目、めまい、つわり
南(火質) 【心臓】→小腸→舌→〈のぼせ〉
※疾患例…血液循環障害、不眠、動悸、息切れ、手足の震え、味覚障害、心臓衰弱
天の中央【三焦】→自律神経→ホルモンバランス
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中央(土質) 【脾臓】→胃腸→口→〈全体のバランス〉
※疾患例…食欲不振、胃下垂、肩こり(特に左肩)、下痢、低血圧、糖尿病
西(金質) 【肺臓】→大腸→鼻→〈乾燥〉
※疾患例…鼻づまり、呼吸器困難、喘息、皮膚病、扁桃腺炎、風邪、蓄膿症、脱腸
【体調治療の五行】
気図法の五行で一番高い点数の個所の治療法で体調維持を図ると良いでしょう。
そして、体調を崩した際は上記の疾患例を参考にして、その五行を剋す位置の五行が示す治療法で対処をすると良いでしょう。
北(水質)
水行(滝行、禊、水に親しむ)
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西 鍼(はり) ―中央(土質) 指圧 ― 東 薬草(漢方) (木質t)
(金質) |
南 お灸 (火質)
※上記は北が中央の上、南が中央の下としてご覧ください。
上記より
東方疾患の場合→金剋木で西方の鍼治療
西方疾患の場合→火剋金で南方のお灸
中央疾患の場合→木剋土で薬草治療(漢方)
南方疾患の場合→水剋火で水行
北方疾患の場合→土剋水で指圧・マッサージ
と、いった具合です。
ちなみに、先日の例題命式から、一番高い気図法の五行は北方の90点ですから、例題のAさんの場合は腎臓に注意が必要で、冷え性や膀胱炎、子宮疾患や腰痛、肩こり、腎臓結石などになります。
体調の維持は水行で、対処法(治療法)は指圧などですが、本当に具合が悪い時はお医者様にかかる事をお勧めします。
次回は、食物と食味、野菜や果物の五行(高い数値の五行の食べ物を好む傾向)についてお伝えいたします。